ヴィレッジ
2004年9月20日ここのところなんだかいろいろ用事が入っていて、休日に劇場に行く時間がなかった。今日は久しぶりに劇場に。しかも2本はしごしちゃった。
シャマラン監督作品を観るのはこれが四作目か。私が初めて観た「シックス・センス」の出来がよくて、そのあと「アンブレイカブル」、「サイン」がいまひとつだったんだけど、今回のこの作品は素晴らしい。そうだな〜「シックス・センス」は、ストーリーもどんでん返しがあってかなりおもしろかったんだけど、観終わった後ちょっと悲しい気持ちに。だけどこの作品は、観終わった後も、なんだか希望がある感じですごくよかった。そして、何よりストーリーが秀逸。誰がこんなストーリーを予想しただろうかという感じ。
そうだ!そういえば、この作品のCMはネタばれしてないよ。久しぶりにCMのネタばれなしに作品を楽しめたかもしれない。少なくとも、CMを見ていても、私自身はこの作品のストーリは全然読めなかった。しかしほんとに面白いストーリー考えたよな〜
この作品にはエイドリアン・ブロディが出演している。彼を前回観たのはアカデミー主演男優賞をとった「戦場のピアニスト」だったんだけど、あの悲しくてギリギリの演技とはうって変わって、今回は少し知恵遅れの若者を演じている。でも、物語の中でキーになる人物。ある意味今回の作品でも悲しい役を演じている。
あと、ルシアス・ハント役で出演しているホアキン・フェニックス。観ているときは、何で観たっけな〜誰だったっけな〜と思いながら観てたけど、シャマラン監督の前作、「サイン」に出てたのね。それは結構すぐに思い出したんだけど、調べてみると「グラディエーター」の、ラッセル・クロウを妬んで家族を殺させる王子様役だった。今回後半はずっとセリフがないんだけど、結構感動的なシーンを演じています。
さらに、今回主役のアイヴィー役を演じているブライス・ダラス・ハワードは、この作品以前はほとんど注目されない女優さんだったみたい。インターネットで調べてみても、「アポロ13」とかに出ていたらしいけど、おそらくエキストラでの出演だったみたいで名前も出てこない。今回の作品では盲目の女性を演じていて、純粋で勇気のある一本芯の通った女性の役にぴったりだった。
物語の中では、ホラームービーにつきもののあのいやーな緊張感がずっと続く。「あ〜、何か出る。何か来る。あ〜やだやだ!!」って、小心者の私はビクビクしながら観るんだけど、それが、最後の最後に解放されるんだよね。「やれやれ」って感じ。でもその解放されるストーリーの流れが素晴らしいんだよな〜。
今回の作品でもシャマラン監督自身もちょい役で出演している。すんごく地味に、しかも「その出方は計算しすぎでしょ」という感じで出てくる。私は好きなんだけどね。
前作、前々作はやや低調だったけど、この作品でまたしても私の中のシャマラン監督株は急上昇!これからもこんな風に、「まさかこんな展開とは!」って予想もつかない面白い作品を作り続けて欲しいものだ。
シャマラン監督作品を観るのはこれが四作目か。私が初めて観た「シックス・センス」の出来がよくて、そのあと「アンブレイカブル」、「サイン」がいまひとつだったんだけど、今回のこの作品は素晴らしい。そうだな〜「シックス・センス」は、ストーリーもどんでん返しがあってかなりおもしろかったんだけど、観終わった後ちょっと悲しい気持ちに。だけどこの作品は、観終わった後も、なんだか希望がある感じですごくよかった。そして、何よりストーリーが秀逸。誰がこんなストーリーを予想しただろうかという感じ。
そうだ!そういえば、この作品のCMはネタばれしてないよ。久しぶりにCMのネタばれなしに作品を楽しめたかもしれない。少なくとも、CMを見ていても、私自身はこの作品のストーリは全然読めなかった。しかしほんとに面白いストーリー考えたよな〜
この作品にはエイドリアン・ブロディが出演している。彼を前回観たのはアカデミー主演男優賞をとった「戦場のピアニスト」だったんだけど、あの悲しくてギリギリの演技とはうって変わって、今回は少し知恵遅れの若者を演じている。でも、物語の中でキーになる人物。ある意味今回の作品でも悲しい役を演じている。
あと、ルシアス・ハント役で出演しているホアキン・フェニックス。観ているときは、何で観たっけな〜誰だったっけな〜と思いながら観てたけど、シャマラン監督の前作、「サイン」に出てたのね。それは結構すぐに思い出したんだけど、調べてみると「グラディエーター」の、ラッセル・クロウを妬んで家族を殺させる王子様役だった。今回後半はずっとセリフがないんだけど、結構感動的なシーンを演じています。
さらに、今回主役のアイヴィー役を演じているブライス・ダラス・ハワードは、この作品以前はほとんど注目されない女優さんだったみたい。インターネットで調べてみても、「アポロ13」とかに出ていたらしいけど、おそらくエキストラでの出演だったみたいで名前も出てこない。今回の作品では盲目の女性を演じていて、純粋で勇気のある一本芯の通った女性の役にぴったりだった。
物語の中では、ホラームービーにつきもののあのいやーな緊張感がずっと続く。「あ〜、何か出る。何か来る。あ〜やだやだ!!」って、小心者の私はビクビクしながら観るんだけど、それが、最後の最後に解放されるんだよね。「やれやれ」って感じ。でもその解放されるストーリーの流れが素晴らしいんだよな〜。
今回の作品でもシャマラン監督自身もちょい役で出演している。すんごく地味に、しかも「その出方は計算しすぎでしょ」という感じで出てくる。私は好きなんだけどね。
前作、前々作はやや低調だったけど、この作品でまたしても私の中のシャマラン監督株は急上昇!これからもこんな風に、「まさかこんな展開とは!」って予想もつかない面白い作品を作り続けて欲しいものだ。
ブラッド・ワーク
2004年9月19日クリント・イーストウッド主演監督作品なんだけど、いや〜いい作品だった。派手さはない。だけど、全然なんだかわからないパズルが、主人公の頭の中でひとつひとつつながっていくのを、観客の側も一緒に体験することが出来る。「そうだったのか!」「そういうことか!」ってね。作品の中でクリント・イーストウッドは、病気で退職した元腕利きのFBIプロファイラーを演じている。その中で、「自分が現役で一番調子の良かった頃は何もかもが"connected"だった。」というシーンがある。そう。私たちはこの"connected"をこの映画の中で体感することが出来るのだ。
話は少し変わるけど、少し前のやはりクリント・イーストウッド主演監督作品だった「トゥルー・クライム」っていう作品がある。これも、地味だけど最後まで引き込まれて一気に観られるいい作品だった。クリント・イーストウッドには監督としての才能もあるんだな〜
クリント・イーストウッド自身は、やっぱり年をとったなという感じは隠せないかな。身体はそんなに衰えているとは思えないけど、顔のしわがね〜。ただ、今回の「元FBI」という設定にはぴったり合うかもしれない。前にも書いたけど、ロバート・レッドフォードが同じ皺だらけの顔で「30年前のCIAエージェント」を演じていた「スパイ・ゲーム」にはかなり無理がありました。あれを観て「この自分がそのまま30年前の自分を演じるのは無理があるだろ」ってロバート・レッドフォード自身も思ったに違いない。クリント・イーストウッドは同じ過ちは犯さないね。自分で自分のことはちゃんとわかってんだね〜
敢えて、敢えて、私自身がこの作品で唯一感じた「違和感」をあげるとすると、クリント・イーストウッドと、彼に調査を依頼した女性が結ばれることかな。いや、別にいいんだけどね、人それぞれだからさ。だけど、結構お年を召したクリント・イーストウッドのラブ・シーンとかってちょっと違和感があったんだよ、私にはね。それくらいかな。
そんなことはさておき、ストーリー全体は本当に良くできている。これから観る人のために、ストーリーのことは一切かかないけど、この作品は絶対にオススメ。観た人にだけわかる、あの「つながっていく」感覚を是非是非味わってもらいたい。
話は少し変わるけど、少し前のやはりクリント・イーストウッド主演監督作品だった「トゥルー・クライム」っていう作品がある。これも、地味だけど最後まで引き込まれて一気に観られるいい作品だった。クリント・イーストウッドには監督としての才能もあるんだな〜
クリント・イーストウッド自身は、やっぱり年をとったなという感じは隠せないかな。身体はそんなに衰えているとは思えないけど、顔のしわがね〜。ただ、今回の「元FBI」という設定にはぴったり合うかもしれない。前にも書いたけど、ロバート・レッドフォードが同じ皺だらけの顔で「30年前のCIAエージェント」を演じていた「スパイ・ゲーム」にはかなり無理がありました。あれを観て「この自分がそのまま30年前の自分を演じるのは無理があるだろ」ってロバート・レッドフォード自身も思ったに違いない。クリント・イーストウッドは同じ過ちは犯さないね。自分で自分のことはちゃんとわかってんだね〜
敢えて、敢えて、私自身がこの作品で唯一感じた「違和感」をあげるとすると、クリント・イーストウッドと、彼に調査を依頼した女性が結ばれることかな。いや、別にいいんだけどね、人それぞれだからさ。だけど、結構お年を召したクリント・イーストウッドのラブ・シーンとかってちょっと違和感があったんだよ、私にはね。それくらいかな。
そんなことはさておき、ストーリー全体は本当に良くできている。これから観る人のために、ストーリーのことは一切かかないけど、この作品は絶対にオススメ。観た人にだけわかる、あの「つながっていく」感覚を是非是非味わってもらいたい。
ドラゴン・ハート
2004年9月8日う〜ん、この作品もなんだろうな。どんなことが描きたかったのか、いまいち中途半端になっちゃったんじゃなかろうか。それとも、何か欧米人なら誰でも知っているような有名なお話がテーマになっているのかしら?作品の中でもアーサー王が眠る場所「アヴァロン」という場所が出てきたりするんだけど、そういうのも、アーサー王のことを小さな頃からお話として耳にしている人達にとっては当たり前の知識なのかもしれないけど、私は初耳だったので、この作品ももしかしたら有名なお話なのかもって推測したんだよね。ま、おとぎ話のようにとらえればいいのかもしれない。
主演はデニス・クエイド。飛行機の中で観た「デイ・アフター・トゥモロー」でも主演だったので、今週はデニス・クエイド・ウィークだったかも。先日はヴィン・ディーゼル・ウィークがあったよね。
昔ながらの騎士の掟を忠実に守っていたんだけど、残虐な王様の息子のやっぱり悪そうな王子様に使えたのが運の尽きだったわけだね。この王子様が悪い心を持っていることなんて、顔を見た瞬間わかったよ。どう見たって「良き王」になるタイプの顔じゃないもの。案の定、デニス・クエイド演じる主人公は王子に失望してドラゴン・スレイターとしてあちこちでドラゴンを退治しては金貨を稼ぐという生活を送る羽目に。
そこで一匹のドラゴンに出会い、闘いの末仲良くなってしまう。
ふたりでグルになって村人達をだましてお金を稼いだりするようになるんだけど、この作品のみそはやっぱりこのドラゴンかな。とてもユーモラスで、動きもいいし、かわいいとは決して言えないけど、それなりに描けているんじゃなかろうか。
ただ、どうしても中途半端さを拭いきれないのはどうしてなんだろう。たぶん、「で、結局何が一番描きたかったテーマなの?」というのがわかりにくかったからだろうか。たぶん主人公とドラゴンの友情が一番のテーマなのかなと思うけど、圧政に耐えかねて蜂起し、悪い王に立ち向かう村人達の姿も入れてみたり、主人公と王子との闘いを描いてみたり、なんだかすっきりしないんだよね。別に泣けるわけでもないしな〜
この中途半端ぶりは、やっぱり何かもとになるお話があって、それを比較的忠実に映画化した証拠じゃなかろうか?そう思わずにはいられない。
この映画に主人公の味方として、詩が大好きの僧侶が出てくる。この俳優さんの本名、Pete Postlethwaiiteっていうらしいんだけど、なんて発音するのかわかんないよね〜彼は脇役としていろんな作品に出演していて、覚えているところだと「ユージュアル・サスペクツ」っていう作品とか「クライム・タイム」っていう作品とか。顔に特徴があるから結構覚えやすいんだけど、それ以外にもっともっとたくさん出ているみたい。この映画の中でもなかなかいい味出している。
そんなわけで、ちょっと中途半端な感があって私の評価としてはそれほどでもなかったよ。ドラゴンの動きとかは結構いい感じではあったけど。これは1996年の作品なんだけど、この8年間の間には映像技術が革新的に進歩したので、当時としてはもしかしたら映像の中にドラゴンが自然に描かれているのが新鮮だったのかもしれないんだけど、その時評価の高かったその部分が、今となっては当たり前になってしまっているのでこんな評価になっちゃったかもしれない。当時観てればもっと評価高かったのかも、という作品。
主演はデニス・クエイド。飛行機の中で観た「デイ・アフター・トゥモロー」でも主演だったので、今週はデニス・クエイド・ウィークだったかも。先日はヴィン・ディーゼル・ウィークがあったよね。
昔ながらの騎士の掟を忠実に守っていたんだけど、残虐な王様の息子のやっぱり悪そうな王子様に使えたのが運の尽きだったわけだね。この王子様が悪い心を持っていることなんて、顔を見た瞬間わかったよ。どう見たって「良き王」になるタイプの顔じゃないもの。案の定、デニス・クエイド演じる主人公は王子に失望してドラゴン・スレイターとしてあちこちでドラゴンを退治しては金貨を稼ぐという生活を送る羽目に。
そこで一匹のドラゴンに出会い、闘いの末仲良くなってしまう。
ふたりでグルになって村人達をだましてお金を稼いだりするようになるんだけど、この作品のみそはやっぱりこのドラゴンかな。とてもユーモラスで、動きもいいし、かわいいとは決して言えないけど、それなりに描けているんじゃなかろうか。
ただ、どうしても中途半端さを拭いきれないのはどうしてなんだろう。たぶん、「で、結局何が一番描きたかったテーマなの?」というのがわかりにくかったからだろうか。たぶん主人公とドラゴンの友情が一番のテーマなのかなと思うけど、圧政に耐えかねて蜂起し、悪い王に立ち向かう村人達の姿も入れてみたり、主人公と王子との闘いを描いてみたり、なんだかすっきりしないんだよね。別に泣けるわけでもないしな〜
この中途半端ぶりは、やっぱり何かもとになるお話があって、それを比較的忠実に映画化した証拠じゃなかろうか?そう思わずにはいられない。
この映画に主人公の味方として、詩が大好きの僧侶が出てくる。この俳優さんの本名、Pete Postlethwaiiteっていうらしいんだけど、なんて発音するのかわかんないよね〜彼は脇役としていろんな作品に出演していて、覚えているところだと「ユージュアル・サスペクツ」っていう作品とか「クライム・タイム」っていう作品とか。顔に特徴があるから結構覚えやすいんだけど、それ以外にもっともっとたくさん出ているみたい。この映画の中でもなかなかいい味出している。
そんなわけで、ちょっと中途半端な感があって私の評価としてはそれほどでもなかったよ。ドラゴンの動きとかは結構いい感じではあったけど。これは1996年の作品なんだけど、この8年間の間には映像技術が革新的に進歩したので、当時としてはもしかしたら映像の中にドラゴンが自然に描かれているのが新鮮だったのかもしれないんだけど、その時評価の高かったその部分が、今となっては当たり前になってしまっているのでこんな評価になっちゃったかもしれない。当時観てればもっと評価高かったのかも、という作品。
名探偵再登場
2004年9月7日つい先日観た「名探偵登場」ってやつが人気だったのか、その続編らしい。まあ独特の雰囲気を持つ作品なので、気軽に聞き流すというか「観流す」っていう感じでしょうか。深く考えて観てはいけない。
作品全体を覆う「ばかばかしさ」というか「滑稽さ」は相変わらず。冒頭のシーンでは6,7人の人が殺されているんだけど、その殺され方が滑稽で笑える。あり得ないんだけど、この作品だからまあ許されるか。
前作では次から次へと探偵が現れたんだけど、今回は次から次へと女性が現れる。で、主人公に絡むんだけど、私から観ればこの主人公の探偵、全然かっこよくもないただのおじさんだし、しかもなんか声が軽いというか安っぽい感じだし、ケチだし、どうしてこんなに女性が次から次へと彼に興味を持つのか全く不明。これも、この映画特有の「あり得ない」設定なのかな?
あとおかしいのが、主人公の探偵が引き出しを開けると、まるでドラエもんのポケットであるかのごとく、ブランディー(?)とか、マティーニとか、オレンジジュースとか、そこにその形で入ってるってことはあり得ないでしょっ!ってつっこみたくなるシーンがたびたび。ま、これは作者がわかっててやっているわけだからいいんだけどね。
あと、この作品を観て生まれて初めて気が付いたことがある。みなさんはアルセーヌ・ルパン(あの、モンキーパンチのルパン三世をイメージしてはいけないよ)みたいに、片方の目だけにレンズをつけるのを観て不思議に思ったことはないだろうか?あれってさ〜どこにも引っかかってないんだよね。普通のめがねみたいにフレームが耳にかかっている訳じゃない。ただ単に目のくぼみに挟み込んでるだけだったんだ〜!!!今更気づいた私も私だけど、日本人みたいにのっぺりした顔じゃ絶対出来ないよね??どうしてあそこにレンズが固定できるの?不思議だわ〜そしてどの程度の動きまであそこに留まっていられるのか、片目だけでみてバランス悪くないのか、いろいろ聞いてみたい。最近の人があのようなめがねをしているのは見かけないけどさ。
そんなわけで、ジョークのきいた軽い作品に仕上がっている模様。ちょっと変わった作品を観てみたいわという方には、前作とセットでオススメするよ。ただし、あまり気合いを入れて観たら空回りしちゃうと思うから、「ながら観」で十分だと思うけどね〜
作品全体を覆う「ばかばかしさ」というか「滑稽さ」は相変わらず。冒頭のシーンでは6,7人の人が殺されているんだけど、その殺され方が滑稽で笑える。あり得ないんだけど、この作品だからまあ許されるか。
前作では次から次へと探偵が現れたんだけど、今回は次から次へと女性が現れる。で、主人公に絡むんだけど、私から観ればこの主人公の探偵、全然かっこよくもないただのおじさんだし、しかもなんか声が軽いというか安っぽい感じだし、ケチだし、どうしてこんなに女性が次から次へと彼に興味を持つのか全く不明。これも、この映画特有の「あり得ない」設定なのかな?
あとおかしいのが、主人公の探偵が引き出しを開けると、まるでドラエもんのポケットであるかのごとく、ブランディー(?)とか、マティーニとか、オレンジジュースとか、そこにその形で入ってるってことはあり得ないでしょっ!ってつっこみたくなるシーンがたびたび。ま、これは作者がわかっててやっているわけだからいいんだけどね。
あと、この作品を観て生まれて初めて気が付いたことがある。みなさんはアルセーヌ・ルパン(あの、モンキーパンチのルパン三世をイメージしてはいけないよ)みたいに、片方の目だけにレンズをつけるのを観て不思議に思ったことはないだろうか?あれってさ〜どこにも引っかかってないんだよね。普通のめがねみたいにフレームが耳にかかっている訳じゃない。ただ単に目のくぼみに挟み込んでるだけだったんだ〜!!!今更気づいた私も私だけど、日本人みたいにのっぺりした顔じゃ絶対出来ないよね??どうしてあそこにレンズが固定できるの?不思議だわ〜そしてどの程度の動きまであそこに留まっていられるのか、片目だけでみてバランス悪くないのか、いろいろ聞いてみたい。最近の人があのようなめがねをしているのは見かけないけどさ。
そんなわけで、ジョークのきいた軽い作品に仕上がっている模様。ちょっと変わった作品を観てみたいわという方には、前作とセットでオススメするよ。ただし、あまり気合いを入れて観たら空回りしちゃうと思うから、「ながら観」で十分だと思うけどね〜
マイ・ボディーガード
2004年9月6日デンゼル・ワシントン主演のこの映画。これも飛行機の中で観たんだけど、日本では10月の下旬に公開されるとのこと。原題はMan of Fireというタイトルで、80年代のA.J.クイネルという人が書いた小説が原作となっている。この作品だけの単発作品じゃなくてクリーシーシリーズとして続くらしい。
この作品を作った監督が「スパイ・ゲーム」っていうブラッド・ピットとクリント・イーストウッドが共演した作品の監督だって聞いたときは、「あ、でもこの作品は、『スパイ・ゲーム』よりはよいできだったかな〜」と思った。あれは近年まれに見る手抜き作品で、クリント・イーストウッドもブラッド・ピットも真っ青のB級作品だったと思う。この作品も、「スパイ・ゲーム」よりはましとはいえ、B級になりがちな方向に原作を変更している向きはあったんだけどさ。こんなことを私が申し上げる立場には到底ないことはわきまえているつもりだけど、敢えて言わせてもらいましょう。「あなた、万人受けするヒット作品にすることだけを念頭に映画作ってません?」
まだ公開されていないってことだからストーリーのことはあまり書けないなぁ。
作品全体に暗い影というか緊張感があるのは、やはり原作の中で作り出されたこのクリーシー自身につきまとう影のようだ。これまでの暗殺任務で心が疲れ果ててしまったクリーシーと、そのクリーシーが気乗りしないけどボディーガードを引き受けてピタの無邪気な様子との対比がこの映画の前半部分の軸。「アイ・アム・サム」に出ていたダコタ・ファニングは、見た目も無邪気な感じでこの役にぴったりと思った。
どうやら映画の方は原作のストーリーとは途中から180度かわっちゃったみたいだな〜
原作も読んだ訳じゃないんだけど、ネットで書評とか読んでるとそう思える。原作通りだと暗すぎるからかしら。
ストーリー的には別に大画面で観なくても楽しめるから、どうしても劇場に観に行って欲しいというわけではないかな。でも、デンゼル・ワシントンも雰囲気出てるし、それなりにまとまった作品ではあると思うので、劇場まではちょっとという人でも、DVDでは楽しんで欲しいな。私も原作のクリーシーシリーズも読んでみようかな。
この作品を作った監督が「スパイ・ゲーム」っていうブラッド・ピットとクリント・イーストウッドが共演した作品の監督だって聞いたときは、「あ、でもこの作品は、『スパイ・ゲーム』よりはよいできだったかな〜」と思った。あれは近年まれに見る手抜き作品で、クリント・イーストウッドもブラッド・ピットも真っ青のB級作品だったと思う。この作品も、「スパイ・ゲーム」よりはましとはいえ、B級になりがちな方向に原作を変更している向きはあったんだけどさ。こんなことを私が申し上げる立場には到底ないことはわきまえているつもりだけど、敢えて言わせてもらいましょう。「あなた、万人受けするヒット作品にすることだけを念頭に映画作ってません?」
まだ公開されていないってことだからストーリーのことはあまり書けないなぁ。
作品全体に暗い影というか緊張感があるのは、やはり原作の中で作り出されたこのクリーシー自身につきまとう影のようだ。これまでの暗殺任務で心が疲れ果ててしまったクリーシーと、そのクリーシーが気乗りしないけどボディーガードを引き受けてピタの無邪気な様子との対比がこの映画の前半部分の軸。「アイ・アム・サム」に出ていたダコタ・ファニングは、見た目も無邪気な感じでこの役にぴったりと思った。
どうやら映画の方は原作のストーリーとは途中から180度かわっちゃったみたいだな〜
原作も読んだ訳じゃないんだけど、ネットで書評とか読んでるとそう思える。原作通りだと暗すぎるからかしら。
ストーリー的には別に大画面で観なくても楽しめるから、どうしても劇場に観に行って欲しいというわけではないかな。でも、デンゼル・ワシントンも雰囲気出てるし、それなりにまとまった作品ではあると思うので、劇場まではちょっとという人でも、DVDでは楽しんで欲しいな。私も原作のクリーシーシリーズも読んでみようかな。
デイ・アフター・トゥモロー
2004年9月5日これは飛行機の中で観た作品。DVDももう出るんじゃないかな。もう出たかな?宇宙人が攻めてきて、みんなでそれに立ち向かうっていう「インディペンデンス・デイ」の監督さんが作った作品。この事実を確認するために、「デイ・アフター・トゥモロー」の公式サイトにいってみたんだけどさ、「20世紀最大最高の作品である『インディペンデンス・デイ』のローランド・エメリッヒ監督が・・・」って書いてあった。いくらなんでも「20世紀最大最高の作品」っていうのは言い過ぎだろう!!エンターテイメント作品としてそれなりに楽しめたのは事実だけど、あの宇宙人映画のどこが最大・最高なんだ!!そんなことを臆面もなく公式サイトに書いているなんて、これを書いた人、あんたほんとに心からそう思ってるんだろうね?せめて「大ヒット作品」くらいにしておけばいいものを・・・・
怒りのあまり話がそれました。
で、こっちは宇宙人が攻めてくる話でも、隕石が降ってくる話でもなくて、原因は地球人自身の環境に対する無関心ぶりという設定。今みたいになんにも考えずに「今が良ければいいや」的に資源を使いまくって地球を汚している地球人への警告って言う意味では、「インディペンデンス・デイ」よりも意義がありそう。特に、アメリカは京都議定書にも自分の国の経済のことだけを優先して調印しなかったし、そんなアメリカ政府の姿勢を少し批判しているともいえるのかな。とはいえ私も、あまり環境問題に対して敏感というわけでもなく、日々の生活ではやはり便利さを優先しているところがあるんだけど。
「インディペンデンス・デイ」でもそうだったかもしれないけど、ここでも、いわゆる「未曾有の大災害」に巻き込まれたときの家族の愛情、友情なんかがストーリーの軸として描かれている。日常の生活の中では気づかないけど、こういう大災害に見舞われて、もう死んでしまうかもしれないという事態になると、人は自分にとってその家族や友人がどれほど大切だったのかと言うことを思い出すらしい。
そうそう、私は断言する。ロバート・エメリッヒ監督とその他のこの映画のスタッフ達は、絶対に日本に来たことがないと思う。来たことがあるとしたら、昭和40年代とか50年代とか、あるいはもっと古い時代に訪れて以来日本には来てなくて、現在の日本を知らないよね。この映画の中で、「東京・千代田区」っていう設定で、そこに突然大きな固まりの雹が降ってきて被害が出るっていうシーンが描かれている。そこでは、普通にスーツを着たサラリーマンが家族に携帯で電話をしているんだけど、そのサラリーマンと携帯は現在のもの。だけど、雹にめっためたにやられる千代田区の町並みって、「おいおいこれっていつの千代田区だよ・・・」って思うくらいレトロな千代田区なのだ。「今時そんな古くさいネオンサインないよ」っていうような看板が雹でバリバリやられたり、建物とかも、高層ビルとかって描かれていなくて、なんだか古くさーい町並み。そうだな〜、新横浜にあるラーメン博物館をご存じの方だったら、あの町の中に携帯電話を持った現在のサラリーマンだけを置けばいいって感じかな。千代田区って一応日本の中心だからさ、もう少しリサーチすれば良かったんじゃないのかな〜
あと、この作品には「ロード・オブ・ザ・リング」でビルボ・バギンズの役をやっていたイアン・ホルムが出ている。でも、ビルボのインパクトが強すぎて、私ったら映画を観ているときには全然気が付かなくて、映画を見終わった後に「あ、あれがイアン・ホルムだったんだ〜」って気づいたくらい。
作品全体としては、まあそれなりに楽しめる作品。というか、安心してみていられるかな。だいたい結末は観る前にわかってるし、その過程がどうかっていうところだけを観ていればいいわけで。それなりの作品ってことで。
怒りのあまり話がそれました。
で、こっちは宇宙人が攻めてくる話でも、隕石が降ってくる話でもなくて、原因は地球人自身の環境に対する無関心ぶりという設定。今みたいになんにも考えずに「今が良ければいいや」的に資源を使いまくって地球を汚している地球人への警告って言う意味では、「インディペンデンス・デイ」よりも意義がありそう。特に、アメリカは京都議定書にも自分の国の経済のことだけを優先して調印しなかったし、そんなアメリカ政府の姿勢を少し批判しているともいえるのかな。とはいえ私も、あまり環境問題に対して敏感というわけでもなく、日々の生活ではやはり便利さを優先しているところがあるんだけど。
「インディペンデンス・デイ」でもそうだったかもしれないけど、ここでも、いわゆる「未曾有の大災害」に巻き込まれたときの家族の愛情、友情なんかがストーリーの軸として描かれている。日常の生活の中では気づかないけど、こういう大災害に見舞われて、もう死んでしまうかもしれないという事態になると、人は自分にとってその家族や友人がどれほど大切だったのかと言うことを思い出すらしい。
そうそう、私は断言する。ロバート・エメリッヒ監督とその他のこの映画のスタッフ達は、絶対に日本に来たことがないと思う。来たことがあるとしたら、昭和40年代とか50年代とか、あるいはもっと古い時代に訪れて以来日本には来てなくて、現在の日本を知らないよね。この映画の中で、「東京・千代田区」っていう設定で、そこに突然大きな固まりの雹が降ってきて被害が出るっていうシーンが描かれている。そこでは、普通にスーツを着たサラリーマンが家族に携帯で電話をしているんだけど、そのサラリーマンと携帯は現在のもの。だけど、雹にめっためたにやられる千代田区の町並みって、「おいおいこれっていつの千代田区だよ・・・」って思うくらいレトロな千代田区なのだ。「今時そんな古くさいネオンサインないよ」っていうような看板が雹でバリバリやられたり、建物とかも、高層ビルとかって描かれていなくて、なんだか古くさーい町並み。そうだな〜、新横浜にあるラーメン博物館をご存じの方だったら、あの町の中に携帯電話を持った現在のサラリーマンだけを置けばいいって感じかな。千代田区って一応日本の中心だからさ、もう少しリサーチすれば良かったんじゃないのかな〜
あと、この作品には「ロード・オブ・ザ・リング」でビルボ・バギンズの役をやっていたイアン・ホルムが出ている。でも、ビルボのインパクトが強すぎて、私ったら映画を観ているときには全然気が付かなくて、映画を見終わった後に「あ、あれがイアン・ホルムだったんだ〜」って気づいたくらい。
作品全体としては、まあそれなりに楽しめる作品。というか、安心してみていられるかな。だいたい結末は観る前にわかってるし、その過程がどうかっていうところだけを観ていればいいわけで。それなりの作品ってことで。
モンスター
2004年9月4日シャーリーズ・セロンがアカデミー賞を受賞したこの作品。ラッキーなことに試写会に当選したので一足先に見てきた。
一言で言うと、シャーリーズ・セロンの演技がすごい。アカデミー賞もうなずける。ほんとに。実在の連続殺人犯を描いた作品で、彼女がどうしてそんな殺人犯になっちゃったのかということも描いているのかもしれないんだけど、その殺人犯の人生よりも、シャーリーズ・セロンの演技それこそがこの映画の全てじゃないのかと思ってしまうくらい。
彼女は、実在の連続殺人犯を演じているのだけど、最初スクリーンに映ったときは、まさかのその主人公をシャーリーズ・セロンが演じているとはちょっとわからない。それくらい、正直言うと「ブス」になっているのだ。ちょっと出っ歯になるように「つけ歯」をして、撮影の時はメイクで顔一杯のそばかすを描き、体重を10kg以上増やして役作りをしたらしい。
幼い頃から不遇の時代を過ごし、売春婦になるしかなかった主人公。もう自殺してしまおうかと思ったその日、少しだけ手元に残っていた現金を余らせるのがいやで、バーに立ち寄ってビールを飲んだときに、彼女の運命を変えるような出会いが。
そして彼女のことを初めて愛してくれた人のために、人を殺し続けちゃう羽目になっちゃうんだよね。
実在の人物で、しかも殺人犯を映画にしちゃったわけだけど、彼女に殺された被害者の家族たちっていうのは、この映画のことはどう考えるんだろう?映画の中では、主人公は、自分のことを初めて愛してくれた(と、彼女は思っている)人と、生活を続けていくために人を殺す。殺す相手が、彼女のことを売春婦として蔑んでいたり、ひどい扱いをした場合は躊躇なく殺す。だけど、殺された被害者の家族としては、自分の夫が売春してたってことも衝撃だし、しかもこの映画の中では、ほとんどの被害者が彼女を蔑んだり酷い扱いをしたりして、その結果躊躇なく殺されていくように描かれている。彼女は「仕方なく」人を殺したというように描かれている。家族としてはツライだろうね・・・
もちろん、based on true storyということだから、いろいろ脚色はされているんだと思うけどね。
万人受けする映画じゃないな〜だけど、観る価値はあると思う。
映画の中ではやっぱりストーリーとかそういうところに気をとられてしまって、俳優、女優の役作りや演技って言うのはある意味「上手くてあたりまえ」という感じで観てしまうんだけど、久しぶりに「この演技、すごすぎるでしょう」と思えるような演技を観たよ。見終わった後は、シャーリーズ・セロンの演技に圧倒されて、ちょっと疲れました。映画を観て楽しい気分になりたいという人にはおすすめできないけれど、観る価値はあると思うな〜
一言で言うと、シャーリーズ・セロンの演技がすごい。アカデミー賞もうなずける。ほんとに。実在の連続殺人犯を描いた作品で、彼女がどうしてそんな殺人犯になっちゃったのかということも描いているのかもしれないんだけど、その殺人犯の人生よりも、シャーリーズ・セロンの演技それこそがこの映画の全てじゃないのかと思ってしまうくらい。
彼女は、実在の連続殺人犯を演じているのだけど、最初スクリーンに映ったときは、まさかのその主人公をシャーリーズ・セロンが演じているとはちょっとわからない。それくらい、正直言うと「ブス」になっているのだ。ちょっと出っ歯になるように「つけ歯」をして、撮影の時はメイクで顔一杯のそばかすを描き、体重を10kg以上増やして役作りをしたらしい。
幼い頃から不遇の時代を過ごし、売春婦になるしかなかった主人公。もう自殺してしまおうかと思ったその日、少しだけ手元に残っていた現金を余らせるのがいやで、バーに立ち寄ってビールを飲んだときに、彼女の運命を変えるような出会いが。
そして彼女のことを初めて愛してくれた人のために、人を殺し続けちゃう羽目になっちゃうんだよね。
実在の人物で、しかも殺人犯を映画にしちゃったわけだけど、彼女に殺された被害者の家族たちっていうのは、この映画のことはどう考えるんだろう?映画の中では、主人公は、自分のことを初めて愛してくれた(と、彼女は思っている)人と、生活を続けていくために人を殺す。殺す相手が、彼女のことを売春婦として蔑んでいたり、ひどい扱いをした場合は躊躇なく殺す。だけど、殺された被害者の家族としては、自分の夫が売春してたってことも衝撃だし、しかもこの映画の中では、ほとんどの被害者が彼女を蔑んだり酷い扱いをしたりして、その結果躊躇なく殺されていくように描かれている。彼女は「仕方なく」人を殺したというように描かれている。家族としてはツライだろうね・・・
もちろん、based on true storyということだから、いろいろ脚色はされているんだと思うけどね。
万人受けする映画じゃないな〜だけど、観る価値はあると思う。
映画の中ではやっぱりストーリーとかそういうところに気をとられてしまって、俳優、女優の役作りや演技って言うのはある意味「上手くてあたりまえ」という感じで観てしまうんだけど、久しぶりに「この演技、すごすぎるでしょう」と思えるような演技を観たよ。見終わった後は、シャーリーズ・セロンの演技に圧倒されて、ちょっと疲れました。映画を観て楽しい気分になりたいという人にはおすすめできないけれど、観る価値はあると思うな〜
リディック
2004年8月12日この作品には「ピッチ・ブラック」という前作があるということを、おすぎとピーコもちゃんと知ってるだろうか?前作はとにかく地味だったの。ヴィン・ディーゼル以外にはメジャーな俳優さんはほとんど出ていなかったはず。しかも当時のヴィン・ディーゼルも、それほど名前が売れていた訳じゃないと思う。それなのに、意外にきれいにまとまっていて、作品としての質は高かったと思うんだけど、観るからに「低予算」映画だった。
しかし、今回の作品は、大々的に宣伝を打っただけのことはある。前作に比べると遙かにお金がかかっているし、音も映像も断然迫力を増して、まさに「大作」に仕上がってたね。いやいや驚いた。前作の地味っぷりからは想像も出来ないくらい出世したって感じ。あ、でも、前作を観ていなくても十分楽しめる。前作のストーリーと今回のお話は、一応つながっているけど、そんなに関係してない。登場人物が数人、前作とかぶってるくらい。「ピッチ・ブラック」を観ていない人も、とりあえずリディックは劇場に観に行った方がいい。今回の迫力はやっぱり劇場で楽しむべきだと思うしね。
作品についてじゃないんだけど、最近映画を劇場に観に行くと、「あ、このシーンね」って、印象的なシーンはほとんどCMで見覚えがあるような感じになってしまっている。ちょっと残念。見に来て欲しいから、おもしろそうなシーンをCMで流してしまうんだと思うんだけど、ネタばれ気味で楽しみが減ってしまうような・・・前にも書いたんだけど、「マッチスティック・メン」っていう作品は、CMのせいでストーリのラストがよめてしまって、おかげで楽しみ半減!!!ってこともあったんだよね〜
さてさてリディック。
最初に宇宙船が出てくるんだけど、この宇宙船が趣味悪いんだよね〜そういう意味では、今回出てくる侵略者達の文化って、かなり悪趣味。なんていったらいいかな・・・・宇宙船は、鬼瓦を3つつけた感じのものが長くなって飛んでくるって感じ。まあ不気味だし、侵略する星の人たちを怖がらせるには効果絶大かもしんない。宇宙船の中とかも、不気味な彫刻目白押しだし。
あと、前作では、「低予算で宇宙物」っていうB級映画の要素を兼ね備えながらもなんとかB級の手前で踏みとどまったのは、比較的「おかしいよ!それっ!!」っていう部分が少なかったこと。でも今回は、話を大きくしすぎた分、「それはおかしいだろっ!」っていうシーンがいくつか見受けられたんだよね。これはちょっと残念だったかな。
ラストシーンは結構意外な展開。「そうきますか・・・」って感じ。なんでも、今作を第1部として、このリディックを3部作にする計画らしいんだけど、まあ2作目にはつながったよ。つながったけど、このラストシーンから次にどうするのかは結構興味深い。「どっちに展開するつもり?」って感じ。リディックの過去って、今回ほとんど語られないんだけど、もしかしたら次回作ではそのあたりのことに触れる予定なのかも。だけど、この作品を3部作にして、しかも駄作にしないためには相当の努力が必要だな。
夏休み作品の中では、結構いい作品だと思う。私としてはぜひ劇場に観に行って欲しいわ。
しかし、今回の作品は、大々的に宣伝を打っただけのことはある。前作に比べると遙かにお金がかかっているし、音も映像も断然迫力を増して、まさに「大作」に仕上がってたね。いやいや驚いた。前作の地味っぷりからは想像も出来ないくらい出世したって感じ。あ、でも、前作を観ていなくても十分楽しめる。前作のストーリーと今回のお話は、一応つながっているけど、そんなに関係してない。登場人物が数人、前作とかぶってるくらい。「ピッチ・ブラック」を観ていない人も、とりあえずリディックは劇場に観に行った方がいい。今回の迫力はやっぱり劇場で楽しむべきだと思うしね。
作品についてじゃないんだけど、最近映画を劇場に観に行くと、「あ、このシーンね」って、印象的なシーンはほとんどCMで見覚えがあるような感じになってしまっている。ちょっと残念。見に来て欲しいから、おもしろそうなシーンをCMで流してしまうんだと思うんだけど、ネタばれ気味で楽しみが減ってしまうような・・・前にも書いたんだけど、「マッチスティック・メン」っていう作品は、CMのせいでストーリのラストがよめてしまって、おかげで楽しみ半減!!!ってこともあったんだよね〜
さてさてリディック。
最初に宇宙船が出てくるんだけど、この宇宙船が趣味悪いんだよね〜そういう意味では、今回出てくる侵略者達の文化って、かなり悪趣味。なんていったらいいかな・・・・宇宙船は、鬼瓦を3つつけた感じのものが長くなって飛んでくるって感じ。まあ不気味だし、侵略する星の人たちを怖がらせるには効果絶大かもしんない。宇宙船の中とかも、不気味な彫刻目白押しだし。
あと、前作では、「低予算で宇宙物」っていうB級映画の要素を兼ね備えながらもなんとかB級の手前で踏みとどまったのは、比較的「おかしいよ!それっ!!」っていう部分が少なかったこと。でも今回は、話を大きくしすぎた分、「それはおかしいだろっ!」っていうシーンがいくつか見受けられたんだよね。これはちょっと残念だったかな。
ラストシーンは結構意外な展開。「そうきますか・・・」って感じ。なんでも、今作を第1部として、このリディックを3部作にする計画らしいんだけど、まあ2作目にはつながったよ。つながったけど、このラストシーンから次にどうするのかは結構興味深い。「どっちに展開するつもり?」って感じ。リディックの過去って、今回ほとんど語られないんだけど、もしかしたら次回作ではそのあたりのことに触れる予定なのかも。だけど、この作品を3部作にして、しかも駄作にしないためには相当の努力が必要だな。
夏休み作品の中では、結構いい作品だと思う。私としてはぜひ劇場に観に行って欲しいわ。
サンダーバード
2004年8月11日今週は夏休みということもあって、映画を観まくっている。2日間で4本というハイペース。ちょうど映画館で貯めているポイントがたまって一本無料だったので、「無料なら」と、サンダーバードを観てみた。
オリジナルを知っている人はどう感じるんだろう?
なじみのメカとかには懐かしさを覚える人も多いかもしれない。サンダーバードが現代風に、かつ夏休み向けに子供を主役にして実写でリメイクしてみたという感じ。私自身は全然オリジナルを知らないので、「え?サンダーバードの隊員って、みんな親子だったの?」って感じだし、「レディ・ペネロープってオリジナルにもいるの?」という疑問も。
この映画は是非とも子供と一緒に見に行ってもらいたい。悪者も子供だまし系ワルなので、お子様の精神的な発育に悪影響を与えることもなさそうだし、チームワークとか、勇気を持ってやってみるとか、まあそういった、教訓めいた物もきっちり盛り込まれていて、他のアニメとかもそうなのかもしれないけど、私としては「親子で観る夏休みの映画」にかなり力を入れて推薦したいと思うくらい。
この映画のオープニングが、色鮮やかなアニメーションで描かれていて、しかも結構凝っている。コミカルな動きをカラフルに描いていて私はかなりお気に入り。こういうところは大人でも楽しめたりするかも。
あと、レディ・ペネロープって味方がいて、持ち物ほとんどすべてがピンク色というお方。最初に登場するときに乗っている車もピンクだし、しかもその車飛ぶし、普段はお城のようなおうちに住んでいて、優雅にピンクの花びらを浮かべたバブルバスでくつろいでいたりする。いつも運転手のパーシーと一緒で、パーシーはとっても礼儀正しくレディに従順な運転手。決して強くはないんだけど(仮に本当は強いとしても、とてもそんな風には見えない)、レディとともにがんばって戦うし、レディとの息はぴったり。
ペネロープも一応諜報員だというだけあって、戦うとそれなりにがんばるんだけど、その戦い方が結構笑えるのよ。体操競技並みにくるくる側転してみたかと思うと、優雅に蹴りをきめてみたり。でもこのノリって、ゴレンジャーとかっていう戦隊物と同じノリ。だから絶対、この映画は子供には喜ばれると思うんだよね〜 ま、この映画に戦闘シーンの迫力を求めている人はいないと思うので、これもまたよしとしよう。お子様に悪影響を与えるようなえぐいシーンはもちろんありません。
この映画自体はまあそれでよいとして、私はこれを観たら、オリジナルの方が観てみたくなっちゃった。
う〜ん、別に大人には「劇場へ是非」という程にはオススメしないけど、「ねぇねぇどこか連れてって」とせがむ子供を連れて行くにはいいんじゃないでしょうか。
オリジナルを知っている人はどう感じるんだろう?
なじみのメカとかには懐かしさを覚える人も多いかもしれない。サンダーバードが現代風に、かつ夏休み向けに子供を主役にして実写でリメイクしてみたという感じ。私自身は全然オリジナルを知らないので、「え?サンダーバードの隊員って、みんな親子だったの?」って感じだし、「レディ・ペネロープってオリジナルにもいるの?」という疑問も。
この映画は是非とも子供と一緒に見に行ってもらいたい。悪者も子供だまし系ワルなので、お子様の精神的な発育に悪影響を与えることもなさそうだし、チームワークとか、勇気を持ってやってみるとか、まあそういった、教訓めいた物もきっちり盛り込まれていて、他のアニメとかもそうなのかもしれないけど、私としては「親子で観る夏休みの映画」にかなり力を入れて推薦したいと思うくらい。
この映画のオープニングが、色鮮やかなアニメーションで描かれていて、しかも結構凝っている。コミカルな動きをカラフルに描いていて私はかなりお気に入り。こういうところは大人でも楽しめたりするかも。
あと、レディ・ペネロープって味方がいて、持ち物ほとんどすべてがピンク色というお方。最初に登場するときに乗っている車もピンクだし、しかもその車飛ぶし、普段はお城のようなおうちに住んでいて、優雅にピンクの花びらを浮かべたバブルバスでくつろいでいたりする。いつも運転手のパーシーと一緒で、パーシーはとっても礼儀正しくレディに従順な運転手。決して強くはないんだけど(仮に本当は強いとしても、とてもそんな風には見えない)、レディとともにがんばって戦うし、レディとの息はぴったり。
ペネロープも一応諜報員だというだけあって、戦うとそれなりにがんばるんだけど、その戦い方が結構笑えるのよ。体操競技並みにくるくる側転してみたかと思うと、優雅に蹴りをきめてみたり。でもこのノリって、ゴレンジャーとかっていう戦隊物と同じノリ。だから絶対、この映画は子供には喜ばれると思うんだよね〜 ま、この映画に戦闘シーンの迫力を求めている人はいないと思うので、これもまたよしとしよう。お子様に悪影響を与えるようなえぐいシーンはもちろんありません。
この映画自体はまあそれでよいとして、私はこれを観たら、オリジナルの方が観てみたくなっちゃった。
う〜ん、別に大人には「劇場へ是非」という程にはオススメしないけど、「ねぇねぇどこか連れてって」とせがむ子供を連れて行くにはいいんじゃないでしょうか。
ハリー・ポッター とアズガバンの囚人
2004年8月10日これも公開されてからずいぶんと時間が経ってしまったけど、ようやく観に行ったよ。うちの近所の映画館は子供向けの上映作品が多いので、ハリー・ポッターはかなり長い間やっててくれるみたい。
ハリー・ポッターに関しては、私は全然原作を読んでないんだけど、やっぱり原作に比べるとストーリーが荒くなっちゃうのかな?たぶん原作を読んでいればもっとわかったこととかもあったかもしれない。でも、映画だけでも結構面白かった!
前作もそれほど鮮明に覚えているわけではないけれど、でも前作とも結構違っているところがあるような気がする。ハグリットのおうちはあんな感じじゃなかったような気がするし、ロンのお兄さん達もあんな風じゃなかった気がするし。あとは、ずいぶんとハリーが大人になったなって感じがしたな〜 見た目ももちろんそうなんだけど、映画の中での性格も少し違ってきた気がする。最初の頃は、意地悪なダーズリー家で惨めな生活を送っていたせいで、なんかいつも小さくなって息苦しそうで、かつ「いい子にしてなくちゃ」って感じだったけど、だんだん魔法の力も強くなってきて自信がついたせいなのか、冒頭のダーズリー家でのシーンのハリーは、今までになく「自分」っていうものをはっきりと主張するように描かれている気がする。
ダニエル・ラドクリフ君は、今回の作品を最後にすると言っていたみたいだけど、結局は最後まですべてハリーを演じることを決めたと最近聞いたな。でも、それって彼にとってはどうなんだろう? ハリー・ポッターのイメージを壊さないようにするために、たぶん他の作品とかには出られないんじゃないのかな?あとは、撮影をもっともっとスピードアップしないと、彼の方がどんどん大人になってしまって、最後には作品的にちょっとおかしくなったりしないだろうか?ちょっと心配。あ、でも本当に急ピッチで撮影は進められるみたい。すでに4作目の撮影は今年の4月から始まっていて、2005年終わり頃公開の予定だって。この3作目の制作時期とかぶったのでわざわざ別の監督さんで撮ったりしているくらいだから、ワーナーも「言われなくても急いでますよ!」という感じなんだろうね。
今回の作品も、「どうしてこんなにいろんなアイディアが次々に生まれてくるんだろう!」って感心することしきり。原作者はホントにすごいと思う。私が今回好きだったのはやっぱりあの地図かな〜 映画の中ではそんなことは出てこなかったんだけど(たぶん原作には書いてあるんだろうな)、あの地図は、ハリーのお父さんと、シリアス・ブラック、ルーピン先生ともう一人のお友達が作ったんだって。そんなエピソードも結構面白いと思うし。こんなものを思いついちゃうこと自体がすごいんだよね。ハリー・ポッターのお話が、世界中で子供達だけじゃなくて大人までをも虜のしているのは、この豊かな空想力というか、そういう物のおかげに違いない。
同じファンタジー物でも、ロード・オブ・ザ・リングとは違って、あまり重たい感じがしないのも、ある意味ではこの作品のいいところなのかもしれない。もちろん、ハリーは悲しい過去を背負っている訳なんだけど、それでもロード・オブ・ザ・リングのあの重苦しいほどの雰囲気に比べると、全然気軽。心から楽しめるような感じがするよ。そういう意味では、ハリー・ポッターは子供向けだね。ロード・オブ・ザ・リングは、子供にはちょっと重すぎるように思うな。
この作品も、最後のエンドクレジットの部分が結構凝ってた。そこでも今回のお話の鍵になる地図がモチーフになっているんだけど、上手く作ったよね。
全体的に観て、なかなか良くできた作品なんじゃないかな。実は同じ日にシュレック2とこのハリー・ポッターとアズガバンの囚人をはしごして観ちゃったんだけど、そうだな〜、おもしろさというか、私のツボにはまって笑いまくったのはシュレック2。でも、ハリー・ポッターも十分おもしろかった!「こんなにおもしろそうなんだったら、私もホグワーツに通う魔法使いになりたい!」って思っちゃうような、楽しい空想の世界に拍手〜
ハリー・ポッターに関しては、私は全然原作を読んでないんだけど、やっぱり原作に比べるとストーリーが荒くなっちゃうのかな?たぶん原作を読んでいればもっとわかったこととかもあったかもしれない。でも、映画だけでも結構面白かった!
前作もそれほど鮮明に覚えているわけではないけれど、でも前作とも結構違っているところがあるような気がする。ハグリットのおうちはあんな感じじゃなかったような気がするし、ロンのお兄さん達もあんな風じゃなかった気がするし。あとは、ずいぶんとハリーが大人になったなって感じがしたな〜 見た目ももちろんそうなんだけど、映画の中での性格も少し違ってきた気がする。最初の頃は、意地悪なダーズリー家で惨めな生活を送っていたせいで、なんかいつも小さくなって息苦しそうで、かつ「いい子にしてなくちゃ」って感じだったけど、だんだん魔法の力も強くなってきて自信がついたせいなのか、冒頭のダーズリー家でのシーンのハリーは、今までになく「自分」っていうものをはっきりと主張するように描かれている気がする。
ダニエル・ラドクリフ君は、今回の作品を最後にすると言っていたみたいだけど、結局は最後まですべてハリーを演じることを決めたと最近聞いたな。でも、それって彼にとってはどうなんだろう? ハリー・ポッターのイメージを壊さないようにするために、たぶん他の作品とかには出られないんじゃないのかな?あとは、撮影をもっともっとスピードアップしないと、彼の方がどんどん大人になってしまって、最後には作品的にちょっとおかしくなったりしないだろうか?ちょっと心配。あ、でも本当に急ピッチで撮影は進められるみたい。すでに4作目の撮影は今年の4月から始まっていて、2005年終わり頃公開の予定だって。この3作目の制作時期とかぶったのでわざわざ別の監督さんで撮ったりしているくらいだから、ワーナーも「言われなくても急いでますよ!」という感じなんだろうね。
今回の作品も、「どうしてこんなにいろんなアイディアが次々に生まれてくるんだろう!」って感心することしきり。原作者はホントにすごいと思う。私が今回好きだったのはやっぱりあの地図かな〜 映画の中ではそんなことは出てこなかったんだけど(たぶん原作には書いてあるんだろうな)、あの地図は、ハリーのお父さんと、シリアス・ブラック、ルーピン先生ともう一人のお友達が作ったんだって。そんなエピソードも結構面白いと思うし。こんなものを思いついちゃうこと自体がすごいんだよね。ハリー・ポッターのお話が、世界中で子供達だけじゃなくて大人までをも虜のしているのは、この豊かな空想力というか、そういう物のおかげに違いない。
同じファンタジー物でも、ロード・オブ・ザ・リングとは違って、あまり重たい感じがしないのも、ある意味ではこの作品のいいところなのかもしれない。もちろん、ハリーは悲しい過去を背負っている訳なんだけど、それでもロード・オブ・ザ・リングのあの重苦しいほどの雰囲気に比べると、全然気軽。心から楽しめるような感じがするよ。そういう意味では、ハリー・ポッターは子供向けだね。ロード・オブ・ザ・リングは、子供にはちょっと重すぎるように思うな。
この作品も、最後のエンドクレジットの部分が結構凝ってた。そこでも今回のお話の鍵になる地図がモチーフになっているんだけど、上手く作ったよね。
全体的に観て、なかなか良くできた作品なんじゃないかな。実は同じ日にシュレック2とこのハリー・ポッターとアズガバンの囚人をはしごして観ちゃったんだけど、そうだな〜、おもしろさというか、私のツボにはまって笑いまくったのはシュレック2。でも、ハリー・ポッターも十分おもしろかった!「こんなにおもしろそうなんだったら、私もホグワーツに通う魔法使いになりたい!」って思っちゃうような、楽しい空想の世界に拍手〜
シュレック2
2004年8月9日前作のシュレックも思いっきり楽しませてもらっていたので、今回も楽しみにしてたの。公開されてからずいぶんたっちゃったけど、ようやく観に行ってきた。
仕上がりはすばらしい!今回も相当笑わせてもらったし、とても楽しかった。
今更オススメされてもぼちぼち劇場から消えてしまうところもあるかもしんないけど、まだ観に行ってない人は絶対観に行って欲しい。
まずは感心するのが、よくもここまでおとぎ話から映画まで、古い映画もあれば新しい映画まで、あれこれパロって盛り込んだものだってこと。ロード・オブ・ザ・リングあり、マトリックス風の動きあり、ミッション・インポッシブル、エイリアンなどなど。プリンスチャーミングとか、ピノキオとか、おとぎ話の定番キャラだけじゃなく、新旧の映画まで入れちゃうなんてね〜。あと、「遠い遠い国」がハリウッドとかロデオ・ドライブ、ビバリー・ヒルズをイメージしているのも、この新旧映画パロディのイメージによく合っている。
この作品を作っているスタッフも、絶対おもしろがりながら作っているに違いない。
例えば、特にパロディーを盛り込んでいなかったような部分を、スタッフの一人が徹夜でこつこつ一人で作業したりしていて、仲間に、「ね、ね、ちょっとみてくんない?」とかってパロディーシーンを見せる。で、仲間達には大ウケ!それをみた仲間達がまたみんなに「傑作なんだよ!」なんて広めているうちに、だんだんみんな新旧映画のパロディーシーンを競ってアイディアだしてきて、どんどん作品に取り込んだんじゃなかろうかね?
絶対楽しいだろうな〜 またしても勝手な推測だけどね。
それから、私にはお気に入りのシーンがもうひとつあって、それは最後のエンドクレジット。各役割にあわせて、シュレックをうまくとりこんだ、中世風の絵がついている。例えば、「モデリング」なんていう役割の人を紹介するときには、小さいながらもシュレックのモデルを粘土で作っているような絵なんだよね。各役割にあわせて一つずつ絵を考えていくのだからおもしろい。ただ、「この役割、どうやって絵に表せばいいんだ?!」なんて、悩んだに違いない苦肉の策っぽい絵もあったけどね。こんな細かいところにまで凝りまくっているなんて、好きじゃなくちゃできないよ!
今回はフィオナ姫のママの役をジュリー・アンドリュースがやっていたり、長靴履いたネコをアントニオ・バンデラスがやっていたり、最初からしってたら「ふーん」だったかもしれないけど、知らなくて、最後にわかったら「へー!そうだったんだ」っていう感じだった。長靴履いたネコとアントニオ・バンデラスのイメージは結構あってたな〜
そんなわけで、今回も大満足のシュレック。
シュレック3なんてどうかな?別にどんなふうにでも続けられるようなお話だから、これだけおもしろかったら、次も次もって期待してしまう。だけど、どうなんだろう。これまでのおもしろさも保ちながら、マンネリ感を出さずにシリーズ物を作るって結構大変なことだからな。
シリーズが続けば続くほど、おもしろさはうせちゃうのかもしれない。
そうはいっても、とにかくシュレック2は面白い!これはアニメーションだけど子供が観ても全然面白くないよ。大人が、しかも映画好きの大人が観たら絶対受けること間違いなしの作品。オススメオススメオススメ〜!!!
仕上がりはすばらしい!今回も相当笑わせてもらったし、とても楽しかった。
今更オススメされてもぼちぼち劇場から消えてしまうところもあるかもしんないけど、まだ観に行ってない人は絶対観に行って欲しい。
まずは感心するのが、よくもここまでおとぎ話から映画まで、古い映画もあれば新しい映画まで、あれこれパロって盛り込んだものだってこと。ロード・オブ・ザ・リングあり、マトリックス風の動きあり、ミッション・インポッシブル、エイリアンなどなど。プリンスチャーミングとか、ピノキオとか、おとぎ話の定番キャラだけじゃなく、新旧の映画まで入れちゃうなんてね〜。あと、「遠い遠い国」がハリウッドとかロデオ・ドライブ、ビバリー・ヒルズをイメージしているのも、この新旧映画パロディのイメージによく合っている。
この作品を作っているスタッフも、絶対おもしろがりながら作っているに違いない。
例えば、特にパロディーを盛り込んでいなかったような部分を、スタッフの一人が徹夜でこつこつ一人で作業したりしていて、仲間に、「ね、ね、ちょっとみてくんない?」とかってパロディーシーンを見せる。で、仲間達には大ウケ!それをみた仲間達がまたみんなに「傑作なんだよ!」なんて広めているうちに、だんだんみんな新旧映画のパロディーシーンを競ってアイディアだしてきて、どんどん作品に取り込んだんじゃなかろうかね?
絶対楽しいだろうな〜 またしても勝手な推測だけどね。
それから、私にはお気に入りのシーンがもうひとつあって、それは最後のエンドクレジット。各役割にあわせて、シュレックをうまくとりこんだ、中世風の絵がついている。例えば、「モデリング」なんていう役割の人を紹介するときには、小さいながらもシュレックのモデルを粘土で作っているような絵なんだよね。各役割にあわせて一つずつ絵を考えていくのだからおもしろい。ただ、「この役割、どうやって絵に表せばいいんだ?!」なんて、悩んだに違いない苦肉の策っぽい絵もあったけどね。こんな細かいところにまで凝りまくっているなんて、好きじゃなくちゃできないよ!
今回はフィオナ姫のママの役をジュリー・アンドリュースがやっていたり、長靴履いたネコをアントニオ・バンデラスがやっていたり、最初からしってたら「ふーん」だったかもしれないけど、知らなくて、最後にわかったら「へー!そうだったんだ」っていう感じだった。長靴履いたネコとアントニオ・バンデラスのイメージは結構あってたな〜
そんなわけで、今回も大満足のシュレック。
シュレック3なんてどうかな?別にどんなふうにでも続けられるようなお話だから、これだけおもしろかったら、次も次もって期待してしまう。だけど、どうなんだろう。これまでのおもしろさも保ちながら、マンネリ感を出さずにシリーズ物を作るって結構大変なことだからな。
シリーズが続けば続くほど、おもしろさはうせちゃうのかもしれない。
そうはいっても、とにかくシュレック2は面白い!これはアニメーションだけど子供が観ても全然面白くないよ。大人が、しかも映画好きの大人が観たら絶対受けること間違いなしの作品。オススメオススメオススメ〜!!!
ブルドッグ
2004年8月7日日本語のタイトル、どうしてこんなタイトルにしたんだろう?全然内容とも関係ないし、全然イメージも違うし。原題はA MAN APARTというんだけどね。大切な妻を亡くしてしまって、とてつもない喪失感を抱えながら妻を殺した黒幕を追いつめていく主人公をヴィン・ディーゼルが演じている。あまりに大切な物をなくしたために、時に我を忘れて捜査をめちゃくちゃにしちゃったりするんだけど、そんな男を描いた映画を「ブルドッグ」とはね〜 センスないにも程がある。
日本語のタイトルはともかくとして、これまでヴィン・ディーゼルの作品は、結構チャラ系の役どころか、人間以外の生物の役(それがリディックなんだけどね。その時の映画のタイトルはピッチ・ブラック)の物しか観たことなかったけど、この作品ではこれまでになくシリアスな役どころを演じている。彼に関してもっとも印象的だったのは、髭を生やした方が格好いいってことかな。普段はつるっとしていて「若くてピチピチ」なイメージなんだけど、髭を生やすと渋みが出てなかなかいい感じ。実際は思っていたよりも年食ってた。1967年生まれというから、30代半ばか。もっと若いと思ってたんだけどね。
作品は、ラストがなんか中途半端。
この作品は妻を殺されてしまうという悲劇のシーンからずっと暗いタッチで緊迫した捜査のシーンとか、銃撃戦とかが描かれているんだけど、最後は「え?なに?そんなおわりなの?」という感じで終わってしまうんだよね。ま、意外といえば意外だったんだけどさ、「これまでひっぱってきたあの雰囲気はいったいどうなっちゃったのよ!」って思わずにはいられなかった。
トリプルXみたいなド派手なアクションはないけど、ラストの???以外はまあまあで、観て損はないんじゃないでしょうか。
あと、奥さんが死んじゃった後のヴィン・ディーゼルが、もうそれはそれはかわいそうで、観ているこちらまで悲しくなるくらい。ロスの海沿いの素敵な感じのところに家があるんだけど、悲しすぎて事件の後はおうちにも入れず、窓に銃撃の後は残っているし、警察の立ち入り禁止のテープもそのままで、ヴィン・ディーゼルは、外に座って海を見つめるばかり。かわいそうすぎる。
この映画ではこんな悲しい役どころだったヴィン・ディーゼルの映画、「リディック」が公開される。一作目は地味でたぶん低予算ながらも結構良くできていて評価高かったので、今回はどんな仕上がり具合なのかさっそく観てチェックしなくちゃ〜!
日本語のタイトルはともかくとして、これまでヴィン・ディーゼルの作品は、結構チャラ系の役どころか、人間以外の生物の役(それがリディックなんだけどね。その時の映画のタイトルはピッチ・ブラック)の物しか観たことなかったけど、この作品ではこれまでになくシリアスな役どころを演じている。彼に関してもっとも印象的だったのは、髭を生やした方が格好いいってことかな。普段はつるっとしていて「若くてピチピチ」なイメージなんだけど、髭を生やすと渋みが出てなかなかいい感じ。実際は思っていたよりも年食ってた。1967年生まれというから、30代半ばか。もっと若いと思ってたんだけどね。
作品は、ラストがなんか中途半端。
この作品は妻を殺されてしまうという悲劇のシーンからずっと暗いタッチで緊迫した捜査のシーンとか、銃撃戦とかが描かれているんだけど、最後は「え?なに?そんなおわりなの?」という感じで終わってしまうんだよね。ま、意外といえば意外だったんだけどさ、「これまでひっぱってきたあの雰囲気はいったいどうなっちゃったのよ!」って思わずにはいられなかった。
トリプルXみたいなド派手なアクションはないけど、ラストの???以外はまあまあで、観て損はないんじゃないでしょうか。
あと、奥さんが死んじゃった後のヴィン・ディーゼルが、もうそれはそれはかわいそうで、観ているこちらまで悲しくなるくらい。ロスの海沿いの素敵な感じのところに家があるんだけど、悲しすぎて事件の後はおうちにも入れず、窓に銃撃の後は残っているし、警察の立ち入り禁止のテープもそのままで、ヴィン・ディーゼルは、外に座って海を見つめるばかり。かわいそうすぎる。
この映画ではこんな悲しい役どころだったヴィン・ディーゼルの映画、「リディック」が公開される。一作目は地味でたぶん低予算ながらも結構良くできていて評価高かったので、今回はどんな仕上がり具合なのかさっそく観てチェックしなくちゃ〜!
スカイハイ
2004年8月4日夜11時くらいからテレビでやっていたときに、結構好きでみてたので、映画も観てみた。テレビ朝日45周年記念制作ってことになってたんだけど、まぁ映画としてはB級の枠を超えることはない。
でも、スカイハイっていうドラマ自体が同じようなインチキ臭さっていうか、まあそういう雰囲気で、それをそのまま映画にしたってだけなので驚くことはないね。ドラマも好きだったから、私は当初聞いていた程はひどいとは思わなかったんだど・・・最初から期待してないし。
しかし、最近やたら刀を振り回す映画にお目にかかる気がするけど、やっぱり流行なのかな?去年の夏、実は修羅雪姫っていう同じく釈由美子の映画をビデオで見たけど、これも刀。ハリウッドでも、キル・ビルとかラスト・サムライとか、去年一昨年くらいから刀が目立つような気がする。ま、確かに刀で戦うのは日本人が見てもかっこいいと思うし、それが欧米人にとって見ればエキゾチックでかっこよく映るものなのかも。じゃ、刀が流行しているから時代劇が流行るかっていうと、流行んないんだな。時代劇おもしろいのにな。冬ソナブームみたいに、女性の老いも若きもみんな水戸黄門に夢中なんて時代がいつか訪れないかな。
その場合は、私はかなり得意げに語れると思う。
おっと、話がそれちゃった。ブームにはのったのかもしれないけど・・・・この映画に関しては、その刀での戦闘シーンについても、中途半端でね・・・
最後の方のシーンで刀で女性同士戦うシーンとかあるけど、どう考えても早送りしてるっていうのがわかるシーンがあるし、変に火花とかあとから処理してつけてるから安っぽくなっちゃってるし、早送りは仕方ないにしても、火花とかってさ、そんなお金かけて無理して安っぽくしなくってもいいのにと思わずにいられない。
あと、大沢たかおが、これまた極端にエキセントリックな役柄で、彼も演じながら小恥ずかしかったんじゃあるまいかと同情しちゃったよ。
あ、もっとも安っぽくしちゃったな〜っていうのが、最後に恨みの門の向こう側におそらく悪魔?と思われるものがちらりと見え隠れする瞬間。その見え隠れする物があまりにちゃちすぎるぞ!それこそ、適当に炎とかもやもやーんとした色とかでごまかしておけば良かったものを、なんだか目のような物をリアルに作っちゃったばっかりに、「ぷぷぷ」な悪魔に仕上がってしまいました。だってさ、あれだったら別に門が開いて「ばーん」と出てきても怖くなさそうだったもん。刀に安っぽい火花つけてないで、そっちのほうにお金と時間かければよかったのにねー
とはいえ、よくこの内容で2時間引っ張ったものだ。逆に引っ張りすぎだよということかもしれないけど。
ま、もともと期待してなかったという点において期待どおりだった作品ということで、夏休みで外に出るのも暑くてね〜という人が時間つぶしに観る作品としてはいいんじゃないかな。テレビでスカイハイが好きだった人にとっては、それなりに楽しめると思うけどね。
でも、スカイハイっていうドラマ自体が同じようなインチキ臭さっていうか、まあそういう雰囲気で、それをそのまま映画にしたってだけなので驚くことはないね。ドラマも好きだったから、私は当初聞いていた程はひどいとは思わなかったんだど・・・最初から期待してないし。
しかし、最近やたら刀を振り回す映画にお目にかかる気がするけど、やっぱり流行なのかな?去年の夏、実は修羅雪姫っていう同じく釈由美子の映画をビデオで見たけど、これも刀。ハリウッドでも、キル・ビルとかラスト・サムライとか、去年一昨年くらいから刀が目立つような気がする。ま、確かに刀で戦うのは日本人が見てもかっこいいと思うし、それが欧米人にとって見ればエキゾチックでかっこよく映るものなのかも。じゃ、刀が流行しているから時代劇が流行るかっていうと、流行んないんだな。時代劇おもしろいのにな。冬ソナブームみたいに、女性の老いも若きもみんな水戸黄門に夢中なんて時代がいつか訪れないかな。
その場合は、私はかなり得意げに語れると思う。
おっと、話がそれちゃった。ブームにはのったのかもしれないけど・・・・この映画に関しては、その刀での戦闘シーンについても、中途半端でね・・・
最後の方のシーンで刀で女性同士戦うシーンとかあるけど、どう考えても早送りしてるっていうのがわかるシーンがあるし、変に火花とかあとから処理してつけてるから安っぽくなっちゃってるし、早送りは仕方ないにしても、火花とかってさ、そんなお金かけて無理して安っぽくしなくってもいいのにと思わずにいられない。
あと、大沢たかおが、これまた極端にエキセントリックな役柄で、彼も演じながら小恥ずかしかったんじゃあるまいかと同情しちゃったよ。
あ、もっとも安っぽくしちゃったな〜っていうのが、最後に恨みの門の向こう側におそらく悪魔?と思われるものがちらりと見え隠れする瞬間。その見え隠れする物があまりにちゃちすぎるぞ!それこそ、適当に炎とかもやもやーんとした色とかでごまかしておけば良かったものを、なんだか目のような物をリアルに作っちゃったばっかりに、「ぷぷぷ」な悪魔に仕上がってしまいました。だってさ、あれだったら別に門が開いて「ばーん」と出てきても怖くなさそうだったもん。刀に安っぽい火花つけてないで、そっちのほうにお金と時間かければよかったのにねー
とはいえ、よくこの内容で2時間引っ張ったものだ。逆に引っ張りすぎだよということかもしれないけど。
ま、もともと期待してなかったという点において期待どおりだった作品ということで、夏休みで外に出るのも暑くてね〜という人が時間つぶしに観る作品としてはいいんじゃないかな。テレビでスカイハイが好きだった人にとっては、それなりに楽しめると思うけどね。
リーグ・オブ・レジェンド
2004年7月28日いろんなお話の主人公が集って世界戦争をたくらむ悪い奴らをやっつけるというのが、まあ簡単にいえばこのお話のストーリーかと。
クォーターメインという冒険家に、透明人間になっちゃった泥棒、大人になったトム・ソーヤー、吸血鬼のミナ、ジギル氏とハイド博士の男、海底20000マイルのニモ船長に、絵の方ばかりが年を取って本人は全く不死身で年も取らない不思議な男。出てくる人はみんな、お話の主人公っていう設定。Mと呼ばれる人が出てくるんだけど、これはもしかして「007」シリーズのM?あっちは女性だけどね。ファントムっていうやつは、オペラ座の怪人だよね、きっと。
いろいろ取りそろえてみましたけど、やはり映画としてはB級感がぷんぷんと漂う作品に仕上がってしまったのじゃないでしょうかね。ストーリーの斬新さというか奇抜さも特にないし、出てくるメカとかも、外観とかものすごく凝っててるものの、内部は普通のお船だったりして、一応時代設定が気になってしまったらしく、最新式になりきれない部分もあったりしてね。こちらも中途半端。登場人物が、ぞれぞれの得意というか特異体質というか、まあそういうものを利用して戦うシーンも、予想が付きやすいだけにねぇ・・・
透明人間とか吸血鬼とかは知ってたんだけど、海底20000マイルのニモ船長はあまり知らなかったし、冒険家のクォーターメインは全然初耳だし、絵が年をとるから自分は不死身っていう登場人物も初耳。もう少しこういう人たちのことを知っていたら、もう少し楽しめたかもしれないんだけど、残念でした。この映画、公開当時は「劇場に観に行くリスト」に入っていたんだけど、「だめだめらしい」という評判を聞いて行かなかったんだ。行かなくてよかったよ。
うーん、いまいちな作品でございました。
惜しいねぇ、結構お金もかかっているだろうに、おもしろさ的にはマッハ!!!!!!!にぬかれちゃう感じだな。
映画ってふしぎだよな〜お金かければいいってもんじゃないし、お金をかけなくても「言い作品だったな〜」と思えるものたくさんあるし。お金をかけたんじゃないかなと思うんだけど、この作品はいまいちだったということで。
クォーターメインという冒険家に、透明人間になっちゃった泥棒、大人になったトム・ソーヤー、吸血鬼のミナ、ジギル氏とハイド博士の男、海底20000マイルのニモ船長に、絵の方ばかりが年を取って本人は全く不死身で年も取らない不思議な男。出てくる人はみんな、お話の主人公っていう設定。Mと呼ばれる人が出てくるんだけど、これはもしかして「007」シリーズのM?あっちは女性だけどね。ファントムっていうやつは、オペラ座の怪人だよね、きっと。
いろいろ取りそろえてみましたけど、やはり映画としてはB級感がぷんぷんと漂う作品に仕上がってしまったのじゃないでしょうかね。ストーリーの斬新さというか奇抜さも特にないし、出てくるメカとかも、外観とかものすごく凝っててるものの、内部は普通のお船だったりして、一応時代設定が気になってしまったらしく、最新式になりきれない部分もあったりしてね。こちらも中途半端。登場人物が、ぞれぞれの得意というか特異体質というか、まあそういうものを利用して戦うシーンも、予想が付きやすいだけにねぇ・・・
透明人間とか吸血鬼とかは知ってたんだけど、海底20000マイルのニモ船長はあまり知らなかったし、冒険家のクォーターメインは全然初耳だし、絵が年をとるから自分は不死身っていう登場人物も初耳。もう少しこういう人たちのことを知っていたら、もう少し楽しめたかもしれないんだけど、残念でした。この映画、公開当時は「劇場に観に行くリスト」に入っていたんだけど、「だめだめらしい」という評判を聞いて行かなかったんだ。行かなくてよかったよ。
うーん、いまいちな作品でございました。
惜しいねぇ、結構お金もかかっているだろうに、おもしろさ的にはマッハ!!!!!!!にぬかれちゃう感じだな。
映画ってふしぎだよな〜お金かければいいってもんじゃないし、お金をかけなくても「言い作品だったな〜」と思えるものたくさんあるし。お金をかけたんじゃないかなと思うんだけど、この作品はいまいちだったということで。
不思議惑星キン・ザ・ザ
2004年7月27日訳わかんないタイトルだと思ったでしょう?
これはロシアの映画で、すっごく古いのかと思いながらみていたら、意外に新しくて1986年の作品。
なんだかな〜
独特の雰囲気があって、途中わけわかんなくてちょっとイライラするところもあったんだけど、その訳わかんなさが、ふとした拍子に別の惑星に来てしまった主人公と、なぜか道連れになってしまった青年とのとまどいを表現しているような感じなのかな。
いや、個性的な作品でした。
まず最初に驚くのは、80年代にしてはあまりにちゃちな飛行船の姿。
お寺の釣り鐘みたいな形のものに、ヘリコプターのプロペラの、羽をもっともっと短くしたようなものがただくるくる回っているような感じ。
しかも、飛んでくるときに「ぷーぺーぷーぺー」みたいな、チャルメラのラッパを情けない感じにしたような音を出しながら飛んでくる。
いきなりどすんと着陸したかと思うと、ドアがほんとにバタンと開いて・・・「???」な登場をするのですよ。せっかくだから、観たいと思ってしまった人のために詳しくはいいませんが。
この「???」っていうのは、絶対観客も、主人公と道連れ青年も、同じだと思うんだよね〜
とにかく、そこは異星なもんだから、地球上での価値観というのはまったく通用しないわけ。
牛ほど大きくないけど、お鼻に鈴をつけられたりとか、妙な格好でご挨拶しなくちゃいけないとか、理不尽な階級制度とか。あと、お金以外のもので、地球ではどうってことないような物に異常に執着したりね。
しかも、キン・ザ・ザには「良心」というものがかけらもないのかというくらい、みんな隙あればだましたり、権力振りかざして弱い者いじめしてみたり、「その惑星の存在自体が不幸」といわれるのもいたしかたないくらい。
そんな中で、主人公も道連れ青年も大変な苦労をするのだよ。
そして、いろいろ迷惑かけられたり、だまされたり、まあそういうこともあったのだけれど、キン・ザ・ザで行動をともにしていた仲間とも、いざ離れるとなると義理を感じたりする。
この映画の中で特筆すべき点といえば、幕間(なんと幕間があったのだ!80年代の作品にしては珍しい!!)にキン・ザ・ザ語のボキャブラリー紹介があることと、そして映画の最後のシーンかな。
うちではしばらくキン・ザ・ザ語がはやってます。簡単だから誰でもすぐ覚えられるね。
う〜ん、おすすめかといわれれば・・・・それほどでもないんだけど、ま、お時間余っていて、ちょっと変わった刺激を欲しているあなたにはまあいいんじゃないでしょうかね。
これはロシアの映画で、すっごく古いのかと思いながらみていたら、意外に新しくて1986年の作品。
なんだかな〜
独特の雰囲気があって、途中わけわかんなくてちょっとイライラするところもあったんだけど、その訳わかんなさが、ふとした拍子に別の惑星に来てしまった主人公と、なぜか道連れになってしまった青年とのとまどいを表現しているような感じなのかな。
いや、個性的な作品でした。
まず最初に驚くのは、80年代にしてはあまりにちゃちな飛行船の姿。
お寺の釣り鐘みたいな形のものに、ヘリコプターのプロペラの、羽をもっともっと短くしたようなものがただくるくる回っているような感じ。
しかも、飛んでくるときに「ぷーぺーぷーぺー」みたいな、チャルメラのラッパを情けない感じにしたような音を出しながら飛んでくる。
いきなりどすんと着陸したかと思うと、ドアがほんとにバタンと開いて・・・「???」な登場をするのですよ。せっかくだから、観たいと思ってしまった人のために詳しくはいいませんが。
この「???」っていうのは、絶対観客も、主人公と道連れ青年も、同じだと思うんだよね〜
とにかく、そこは異星なもんだから、地球上での価値観というのはまったく通用しないわけ。
牛ほど大きくないけど、お鼻に鈴をつけられたりとか、妙な格好でご挨拶しなくちゃいけないとか、理不尽な階級制度とか。あと、お金以外のもので、地球ではどうってことないような物に異常に執着したりね。
しかも、キン・ザ・ザには「良心」というものがかけらもないのかというくらい、みんな隙あればだましたり、権力振りかざして弱い者いじめしてみたり、「その惑星の存在自体が不幸」といわれるのもいたしかたないくらい。
そんな中で、主人公も道連れ青年も大変な苦労をするのだよ。
そして、いろいろ迷惑かけられたり、だまされたり、まあそういうこともあったのだけれど、キン・ザ・ザで行動をともにしていた仲間とも、いざ離れるとなると義理を感じたりする。
この映画の中で特筆すべき点といえば、幕間(なんと幕間があったのだ!80年代の作品にしては珍しい!!)にキン・ザ・ザ語のボキャブラリー紹介があることと、そして映画の最後のシーンかな。
うちではしばらくキン・ザ・ザ語がはやってます。簡単だから誰でもすぐ覚えられるね。
う〜ん、おすすめかといわれれば・・・・それほどでもないんだけど、ま、お時間余っていて、ちょっと変わった刺激を欲しているあなたにはまあいいんじゃないでしょうかね。
マッハ!!!!!!!
2004年7月26日少林サッカー好きだった人!
そんなあなたには、この作品も受けるに違いないね。
ストーリーとか、そういうのきちんとしてないと納得いかないわ!っていう人。
そういう人には向きません。見に行かない方がいいでしょう。でもどうしても気になっちゃった場合は、DVDになるまで待って、しかも新作じゃなくなって、安くレンタルできるようになってからチェックするようにしましょう。
私は少林サッカーにはまっちゃった人だから、結構けらけら見ながら楽しみました。ストーリーは、もう隠しても仕方ないくらいだし、隠しようにも全然ストーリーがないから、言ってしまってもいいでしょう。
なんちゃら村っていうタイの田舎の村では、村人達がとにかく信仰厚くて仏様を拝んでいるんだけど、そんな村で唯一のお宝といえるような「オンバック」っていう仏様の首が盗まれちゃって、主人公がムエタイの技を次々といろんな場面で繰り出しながら仏様を取り返すって言うストーリー。3行ちょいでこの映画のストーリーはおしまいなのよ。
でも、動きはとにかくすごいんだよね〜
映画のCMでも、ワイヤーなし、CGなし、早回しなしってことを「売り」にしてるくらいだから、そういうのはなくて、ひたすら体力勝負。
主人公はもともとスタントマンらしい。いや、すごくがんばってる!!体をはった演技を通り越して、命がけの演技といっても過言ではないくらい。
最後のエンドクレジットのところでメイキングが流れるんだけど、ジャッキー・チェン以上の練習っぷりだし、ジャッキー以上に「危ない」。
なんか、「こういうことをしたら俳優に危険だから」という観点からは映画は作られていなくて、「絶対こうしたらおもしろいよね!だからこうしよう!じゃ、がんばって!」って感じで、この俳優さんもふくめ、ケガは日常茶飯事。よく死ななかったよね〜
ムエタイの技って、勢いをつけて威力を増すためだと思うけど、とにかくぐるぐるやたらまわるんだよね。そのまわりっぷりとか、まあ映画だから派手にしているとしても、やっぱりみていておもしろい。
追いかけられて逃げているところも、あれこれくぐり抜けたり、すり抜けたり、飛び越えたり、人の力だけでよくここまでがんばったとほめてあげたいくらいだ。一応カーチェイスもあって、でも車はタイの、前がバイクみたいになっているタクシー。たぶん、スピード的にはそんなにすごい訳じゃないだろうけど、これもやっぱり「がんばってるな〜」という感じ。
動きを楽しむ映画ということで、まあDVDでもいいかもしんないけど、この作品を気に入っちゃった私としては劇場にも観に行ってあげて欲しいわ。
あ、その主人公の俳優さんがね、顔の印象というか、雰囲気は、名倉潤そっくりなんだよね。前にバラエティ番組の企画で、「現地人のみ入場料無料という寺院に名倉は顔パスで入れるか?」っていう企画があったんだけど、彼はなんなく「現地人」として入ってた。
この映画を見れば、名倉なら全く問題ないよって感じだったな。同じ系統だもん。絶対タイ人だと思う、彼は本当は。
どこまでがどうなのか知らないけど、タイもバンコクと田舎の村とでは、全然生活違うんだな〜と思った。東京と、どこかの田舎の村を比べても、そりゃあ違うわけだけど、でもテレビとか電話、電気くらいはあると思うんだよね。タイの村はないんだな〜
ま、そんなわけで、「話題作り」にと割り切って観に行くのがよいかと。
そんなあなたには、この作品も受けるに違いないね。
ストーリーとか、そういうのきちんとしてないと納得いかないわ!っていう人。
そういう人には向きません。見に行かない方がいいでしょう。でもどうしても気になっちゃった場合は、DVDになるまで待って、しかも新作じゃなくなって、安くレンタルできるようになってからチェックするようにしましょう。
私は少林サッカーにはまっちゃった人だから、結構けらけら見ながら楽しみました。ストーリーは、もう隠しても仕方ないくらいだし、隠しようにも全然ストーリーがないから、言ってしまってもいいでしょう。
なんちゃら村っていうタイの田舎の村では、村人達がとにかく信仰厚くて仏様を拝んでいるんだけど、そんな村で唯一のお宝といえるような「オンバック」っていう仏様の首が盗まれちゃって、主人公がムエタイの技を次々といろんな場面で繰り出しながら仏様を取り返すって言うストーリー。3行ちょいでこの映画のストーリーはおしまいなのよ。
でも、動きはとにかくすごいんだよね〜
映画のCMでも、ワイヤーなし、CGなし、早回しなしってことを「売り」にしてるくらいだから、そういうのはなくて、ひたすら体力勝負。
主人公はもともとスタントマンらしい。いや、すごくがんばってる!!体をはった演技を通り越して、命がけの演技といっても過言ではないくらい。
最後のエンドクレジットのところでメイキングが流れるんだけど、ジャッキー・チェン以上の練習っぷりだし、ジャッキー以上に「危ない」。
なんか、「こういうことをしたら俳優に危険だから」という観点からは映画は作られていなくて、「絶対こうしたらおもしろいよね!だからこうしよう!じゃ、がんばって!」って感じで、この俳優さんもふくめ、ケガは日常茶飯事。よく死ななかったよね〜
ムエタイの技って、勢いをつけて威力を増すためだと思うけど、とにかくぐるぐるやたらまわるんだよね。そのまわりっぷりとか、まあ映画だから派手にしているとしても、やっぱりみていておもしろい。
追いかけられて逃げているところも、あれこれくぐり抜けたり、すり抜けたり、飛び越えたり、人の力だけでよくここまでがんばったとほめてあげたいくらいだ。一応カーチェイスもあって、でも車はタイの、前がバイクみたいになっているタクシー。たぶん、スピード的にはそんなにすごい訳じゃないだろうけど、これもやっぱり「がんばってるな〜」という感じ。
動きを楽しむ映画ということで、まあDVDでもいいかもしんないけど、この作品を気に入っちゃった私としては劇場にも観に行ってあげて欲しいわ。
あ、その主人公の俳優さんがね、顔の印象というか、雰囲気は、名倉潤そっくりなんだよね。前にバラエティ番組の企画で、「現地人のみ入場料無料という寺院に名倉は顔パスで入れるか?」っていう企画があったんだけど、彼はなんなく「現地人」として入ってた。
この映画を見れば、名倉なら全く問題ないよって感じだったな。同じ系統だもん。絶対タイ人だと思う、彼は本当は。
どこまでがどうなのか知らないけど、タイもバンコクと田舎の村とでは、全然生活違うんだな〜と思った。東京と、どこかの田舎の村を比べても、そりゃあ違うわけだけど、でもテレビとか電話、電気くらいはあると思うんだよね。タイの村はないんだな〜
ま、そんなわけで、「話題作り」にと割り切って観に行くのがよいかと。
ワイルド・レンジ
2004年7月25日正当派西部劇という感じ。ま、私は今までにほとんど西部劇を見たことがないから、これが正統派なのかどうかっていうのは実はよくわからないけどね。「たぶん」そうなんだと思う。
ケビン・コスナーが製作、監督、出演をしてて、
「最近西部劇ってないよね〜。
俺西部劇大好きなんだよな〜。
西部劇のガンマンってやっぱしぶくていいよな〜。
ないなら作るか!
作っちゃおっと。
誰誘うかな〜
そういえばデュバルも西部劇好きそうな感じだよな。
似合いそう。
よし、早速電話だ!」ってな感じで、(ほんと、勝手な推測だけどさ)
思い立ったが吉日的に作っちゃったんじゃなかろうかと思ったりしてね。そんな、構想に何年もかけるような作品じゃないし。
でも、私はこの作品好きだったな。
西部劇って、日本の時代劇と似通ったところがあって、勧善懲悪の世界で私には合うかも。
ボス、チャーリー、モーズ&バトンの4人が牛追いの仕事をしているという設定。
この4人の中では、目上の人を尊敬するとか、ずるいことはしちゃいけないとか、最近はやや忘れられがちな大切なことが、登場人物たちのセリフや行動に織り込まれている。そういうものが大事にされていた時代で、そういうものを大事に生きてた「男達」っていうのが、まさに西部劇の魅力なんじゃあなかろうか。そして、現実世界ではなかなかそういう筋の通った事ばかりとは限らないため、西部劇が「古くさく」思われてしまいがちな反面、「そうそう、こうじゃなくちゃね」って感じで根強いファンをもっているゆえんかも。
私がイマイチわからなかったのは彼らの仕事。
牛をたくさん連れて旅をしてるんだけど、どこかで牛を購入して、草を食べさせながら移動させて、最後にはまた別の人に売るんだろうか?牧場主とか?当時(1880年代くらいね)は輸送手段がなかったから、運ぶといってもそうやって運ぶしかなかったということなのかな?
それとも、アメリカ大陸のある地域には野生の牛がたくさん生息していて、彼らはそれをたくさん捕まえてきて、で、やっぱりどこかまで運んで(というか歩かせて)売るってこと?元手ゼロ?そんなことはないかな、やっぱり、どこかで買って、どこかで売るのかな。
結構昔って感じるけど、実際には120年前。
日本はちょうど「ラスト・サムライ」の頃の時代だろうか。
この120年間に、人間はずいぶんとめざましい進歩をしたもんだね。
今じゃ牛なんて、車で運んでるだろうし。
特にストーリーにひねりがある訳じゃないんだけど、その分安心してみれいられるんだよね。ところどころに、デュバルとチャーリーとの会話の中とか、お茶目なセリフや行動が織り込まれていて、こちらは結構笑える。「そんなにカッコうおいけど、お茶目なところもあるんじゃん!」っていうのが、ほどよいスパイスになっているかも。
この映画、単館上映で、東京では銀座のシネパトスと、新宿のK’sシネマってところでしかやってない。あと、愛知で1件、京都で1件。もしも劇場にはちょっと遠くて見に行けないっていう人で、時代劇が結構好きで、「思った通りだぁ」的なストーリーがむしろ安心してみられるって言うあなた、そんなあなたは、DVDまたはビデオをたのしみに待っててね。
ま、どちらかというと、女性よりは男性に人気のありそうな作品だな。男性の目で見た「かっこいい男」の映画なのかも。
ケビン・コスナーが製作、監督、出演をしてて、
「最近西部劇ってないよね〜。
俺西部劇大好きなんだよな〜。
西部劇のガンマンってやっぱしぶくていいよな〜。
ないなら作るか!
作っちゃおっと。
誰誘うかな〜
そういえばデュバルも西部劇好きそうな感じだよな。
似合いそう。
よし、早速電話だ!」ってな感じで、(ほんと、勝手な推測だけどさ)
思い立ったが吉日的に作っちゃったんじゃなかろうかと思ったりしてね。そんな、構想に何年もかけるような作品じゃないし。
でも、私はこの作品好きだったな。
西部劇って、日本の時代劇と似通ったところがあって、勧善懲悪の世界で私には合うかも。
ボス、チャーリー、モーズ&バトンの4人が牛追いの仕事をしているという設定。
この4人の中では、目上の人を尊敬するとか、ずるいことはしちゃいけないとか、最近はやや忘れられがちな大切なことが、登場人物たちのセリフや行動に織り込まれている。そういうものが大事にされていた時代で、そういうものを大事に生きてた「男達」っていうのが、まさに西部劇の魅力なんじゃあなかろうか。そして、現実世界ではなかなかそういう筋の通った事ばかりとは限らないため、西部劇が「古くさく」思われてしまいがちな反面、「そうそう、こうじゃなくちゃね」って感じで根強いファンをもっているゆえんかも。
私がイマイチわからなかったのは彼らの仕事。
牛をたくさん連れて旅をしてるんだけど、どこかで牛を購入して、草を食べさせながら移動させて、最後にはまた別の人に売るんだろうか?牧場主とか?当時(1880年代くらいね)は輸送手段がなかったから、運ぶといってもそうやって運ぶしかなかったということなのかな?
それとも、アメリカ大陸のある地域には野生の牛がたくさん生息していて、彼らはそれをたくさん捕まえてきて、で、やっぱりどこかまで運んで(というか歩かせて)売るってこと?元手ゼロ?そんなことはないかな、やっぱり、どこかで買って、どこかで売るのかな。
結構昔って感じるけど、実際には120年前。
日本はちょうど「ラスト・サムライ」の頃の時代だろうか。
この120年間に、人間はずいぶんとめざましい進歩をしたもんだね。
今じゃ牛なんて、車で運んでるだろうし。
特にストーリーにひねりがある訳じゃないんだけど、その分安心してみれいられるんだよね。ところどころに、デュバルとチャーリーとの会話の中とか、お茶目なセリフや行動が織り込まれていて、こちらは結構笑える。「そんなにカッコうおいけど、お茶目なところもあるんじゃん!」っていうのが、ほどよいスパイスになっているかも。
この映画、単館上映で、東京では銀座のシネパトスと、新宿のK’sシネマってところでしかやってない。あと、愛知で1件、京都で1件。もしも劇場にはちょっと遠くて見に行けないっていう人で、時代劇が結構好きで、「思った通りだぁ」的なストーリーがむしろ安心してみられるって言うあなた、そんなあなたは、DVDまたはビデオをたのしみに待っててね。
ま、どちらかというと、女性よりは男性に人気のありそうな作品だな。男性の目で見た「かっこいい男」の映画なのかも。
12モンキーズ
2004年7月13日前からタイトルは知ってたけど、観たことがなかった。ブルース・ウィルスとかブラッド・ピットとか有名どころも出ているし、結構面白い作品だったのに、なぜかまったくノーマークだったのだ。
SF&ミステリーというか、ジャンルをうまく言い表せないけど、最後までお話が読めないのがこの作品の素晴らしいところだ。もちろん、断片的には「あ、これはきっとこういうことに違いない」と、ぴんとくるところもあるのだけれど、一つ一つのパーツでしかないから、それらがどんな風に繋がってくるのか全然読めない。
「きっとこれはこういう悲しい結末に違いない」と思うと、なんだか希望が持てるストーリー進行になってくるし、そうかと思って安心してると、今度は結構絶望的な雰囲気になってきたり。最後はどうなるのか、本当に予測がつかなかった。トーンは暗いけど、よくできた作品だと思う。
こうしてみると、治療不可能な伝染病で人類の多くが滅んでしまうというテーマの映画は結構ある。それだけ恐怖を感じさせるテーマってことだよね。今回はその病気そのものがメインテーマではないけど。
映画ではないけど、伝染病モノといえば、スティーブン・キングの「スタンド」って小説が私にとってはものすごく強烈なインパクトを与えた作品で、これを映画化したらどんな風だろうかと考える。ただ、これまでのキング作品の映画化は大してうまくいってないし、この作品はとても長くて時間の制約のある映画には向かないかもしれない。
本がヒットしたからと言ってなんでも映画にしてしまおうという考えには賛成できないな。話題性だけで観客を呼べると思って作るのかもしれないけど、原作ファンとしてはどちらかと言えばがっかりさせられることの方が多いんじゃなかろうか。
ロード・オブ・ザ・リングにしても、映画としてはよくがんばったなとは思うし、私も大好きな映画ではあるけど、それでも原作を大幅にカットしてあったりするので、やっぱりがっかりさせられることもあるのだ。最初から、ストーリーのよく似た別のものだというつもりで観るくらいが丁度いいのかもしれない。
だいぶ話がそれてしまったけど、12モンキーズは観る価値のある作品。
有名な俳優が出てるというだけでがっかりさせられるようなことはないのでオススメ。あ、ちなみに、この作品を監督したテリー・ギリアン監督の作品で「バロン」というのがあるのだけど、夢があって楽しい大人のための童話のような作品なのでこちらもオススメ。
SF&ミステリーというか、ジャンルをうまく言い表せないけど、最後までお話が読めないのがこの作品の素晴らしいところだ。もちろん、断片的には「あ、これはきっとこういうことに違いない」と、ぴんとくるところもあるのだけれど、一つ一つのパーツでしかないから、それらがどんな風に繋がってくるのか全然読めない。
「きっとこれはこういう悲しい結末に違いない」と思うと、なんだか希望が持てるストーリー進行になってくるし、そうかと思って安心してると、今度は結構絶望的な雰囲気になってきたり。最後はどうなるのか、本当に予測がつかなかった。トーンは暗いけど、よくできた作品だと思う。
こうしてみると、治療不可能な伝染病で人類の多くが滅んでしまうというテーマの映画は結構ある。それだけ恐怖を感じさせるテーマってことだよね。今回はその病気そのものがメインテーマではないけど。
映画ではないけど、伝染病モノといえば、スティーブン・キングの「スタンド」って小説が私にとってはものすごく強烈なインパクトを与えた作品で、これを映画化したらどんな風だろうかと考える。ただ、これまでのキング作品の映画化は大してうまくいってないし、この作品はとても長くて時間の制約のある映画には向かないかもしれない。
本がヒットしたからと言ってなんでも映画にしてしまおうという考えには賛成できないな。話題性だけで観客を呼べると思って作るのかもしれないけど、原作ファンとしてはどちらかと言えばがっかりさせられることの方が多いんじゃなかろうか。
ロード・オブ・ザ・リングにしても、映画としてはよくがんばったなとは思うし、私も大好きな映画ではあるけど、それでも原作を大幅にカットしてあったりするので、やっぱりがっかりさせられることもあるのだ。最初から、ストーリーのよく似た別のものだというつもりで観るくらいが丁度いいのかもしれない。
だいぶ話がそれてしまったけど、12モンキーズは観る価値のある作品。
有名な俳優が出てるというだけでがっかりさせられるようなことはないのでオススメ。あ、ちなみに、この作品を監督したテリー・ギリアン監督の作品で「バロン」というのがあるのだけど、夢があって楽しい大人のための童話のような作品なのでこちらもオススメ。
ある日どこかで Somewhere in Time
2004年7月9日20年以上前の作品。
主人公は戯曲作家で、俳優さんはスーパーマンの人だって。他にも、サウンド・オブ・ミュージックの大佐役だった人とかが出てます。
とても夢のある作品。時間を超えて愛し合う二人の事を描いた作品なんだけど、時を超えて出会うそのやりかたが、タイムマシンとかじゃなくて、まだ科学とかでは説明できないけど「もしかしたら本当にできるんじゃないだろうか?あり得るんじゃないだろうか?」と思ってしまう方法なの。
どうしてなのか説明はつけられないけどなんとなくありそうっていう雰囲気は、どことなく「オーロラの彼方へ」という作品を思い出させた。これもオーロラの不思議な力によって時を超えて昔の父親と無線で交信できるようになった主人公のお話だったんだけど、時間の流れに逆らって過去とか未来の誰かに出会うっていうのは、人間にとっては長年の夢なんだろうな。
主人公が恋に落ちてしまう女優さんは本当にとてもきれい。
DVDなので、少し年を取った本人が当時のことについて語っているのをみたけれど、今でも十分美しい。正当派美人という感じかな。
あと、大佐役のクリストファー・プラマーが、自分が手塩にかけて女優に育て上げた女性が、突然現れた謎の青年に奪われてしまう男の寂しさを、セリフとかじゃなくて「雰囲気」で演じていて「さすが!」と思ってしまった。
主人公のスーパーマンの人は、乗馬中に落馬して今は半身不随というか、首から下が動かないような感じだった。そのせいか、太ったというか少し体中がむくんでいるような感じで、やはりこの撮影当時のことを語っていた姿は印象的。
変わってしまったんだな〜
舞台になっているホテルもとても雰囲気があるし、作品としてとても質が高く、印象的な作品だった。だけど、この作品、悲しすぎるよ〜。
主人公は戯曲作家で、俳優さんはスーパーマンの人だって。他にも、サウンド・オブ・ミュージックの大佐役だった人とかが出てます。
とても夢のある作品。時間を超えて愛し合う二人の事を描いた作品なんだけど、時を超えて出会うそのやりかたが、タイムマシンとかじゃなくて、まだ科学とかでは説明できないけど「もしかしたら本当にできるんじゃないだろうか?あり得るんじゃないだろうか?」と思ってしまう方法なの。
どうしてなのか説明はつけられないけどなんとなくありそうっていう雰囲気は、どことなく「オーロラの彼方へ」という作品を思い出させた。これもオーロラの不思議な力によって時を超えて昔の父親と無線で交信できるようになった主人公のお話だったんだけど、時間の流れに逆らって過去とか未来の誰かに出会うっていうのは、人間にとっては長年の夢なんだろうな。
主人公が恋に落ちてしまう女優さんは本当にとてもきれい。
DVDなので、少し年を取った本人が当時のことについて語っているのをみたけれど、今でも十分美しい。正当派美人という感じかな。
あと、大佐役のクリストファー・プラマーが、自分が手塩にかけて女優に育て上げた女性が、突然現れた謎の青年に奪われてしまう男の寂しさを、セリフとかじゃなくて「雰囲気」で演じていて「さすが!」と思ってしまった。
主人公のスーパーマンの人は、乗馬中に落馬して今は半身不随というか、首から下が動かないような感じだった。そのせいか、太ったというか少し体中がむくんでいるような感じで、やはりこの撮影当時のことを語っていた姿は印象的。
変わってしまったんだな〜
舞台になっているホテルもとても雰囲気があるし、作品としてとても質が高く、印象的な作品だった。だけど、この作品、悲しすぎるよ〜。
28days
2004年7月5日サンドラ・ブロック主演の作品で、簡単に言っちゃえばアルコール中毒の主人公が立ち直る様を描くもの。その中に、家族との和解や仲間との関係など、いろんな要素を盛り込んで作品に幅を持たせている。
テーマとしてはとても重たいと思うんだけど、この作品は、そういう重さを感じないで観ることができる。その理由は、それぞれアクの強い登場人物が、びっくりするような行動をとっているにも関わらず、憎めないこととかな。たとえば、自分がこういう家族を持っちゃったらきっと精神的に相当参るだろうなと思うんだけど、第三者的にみると「あちゃ〜やっちゃったね〜」と、おもしろおかしくみられるわけで。
サンドラ・ブロックはとにかくお酒を飲むと前後不覚のはちゃめちゃ女になってしまい、そのせいで唯一の家族であるお姉さんの結婚式まで台無しにしてしまうことに。(だから絶対このお姉さんにはなりたくないと思ったりする)だけど、施設で過ごす間に主人公が昔を回想するシーンがあるのだけれど、そこでは、主人公のお母さんもアル中で、しかもそれが原因で死んでしまい、姉妹は叔母とか施設に預けられてしまうという暗い過去も明らかになったりする。
施設でのいろんな人たちとの交流を描くシーンでは、笑わされることもしばしばだけど、泣けるシーンもある。
そういえば、この映画にはロード・オブ・ザ・リングのアラゴルンで有名なヴィゴ・モーテンセンもでてくる。オープニングでサンドラ・ブロックの次に名前がでてくるから、てっきりメイン・キャラだと思って、施設に入ったときにいる仲間たちの中でも「ひょろっとしていてゲイっぽいこの男がまさか・・・?!変わるもんだなー」とかっていろいろ考えちゃいました。大丈夫、みたらわかります。そうそう、この映画の質を保ったなと思ったのは、ヴィゴとサンドラを無理矢理ひっつける恋愛ものにしなかったことかな。おっと、少しネタばれ気味になってしまいました。ま、これくらいならいいかな。
あまり日本では注目されていなかったような気がするけど、この作品はなかなかいい作品。DVDまたはビデオを借りて観る価値ありですよー。
テーマとしてはとても重たいと思うんだけど、この作品は、そういう重さを感じないで観ることができる。その理由は、それぞれアクの強い登場人物が、びっくりするような行動をとっているにも関わらず、憎めないこととかな。たとえば、自分がこういう家族を持っちゃったらきっと精神的に相当参るだろうなと思うんだけど、第三者的にみると「あちゃ〜やっちゃったね〜」と、おもしろおかしくみられるわけで。
サンドラ・ブロックはとにかくお酒を飲むと前後不覚のはちゃめちゃ女になってしまい、そのせいで唯一の家族であるお姉さんの結婚式まで台無しにしてしまうことに。(だから絶対このお姉さんにはなりたくないと思ったりする)だけど、施設で過ごす間に主人公が昔を回想するシーンがあるのだけれど、そこでは、主人公のお母さんもアル中で、しかもそれが原因で死んでしまい、姉妹は叔母とか施設に預けられてしまうという暗い過去も明らかになったりする。
施設でのいろんな人たちとの交流を描くシーンでは、笑わされることもしばしばだけど、泣けるシーンもある。
そういえば、この映画にはロード・オブ・ザ・リングのアラゴルンで有名なヴィゴ・モーテンセンもでてくる。オープニングでサンドラ・ブロックの次に名前がでてくるから、てっきりメイン・キャラだと思って、施設に入ったときにいる仲間たちの中でも「ひょろっとしていてゲイっぽいこの男がまさか・・・?!変わるもんだなー」とかっていろいろ考えちゃいました。大丈夫、みたらわかります。そうそう、この映画の質を保ったなと思ったのは、ヴィゴとサンドラを無理矢理ひっつける恋愛ものにしなかったことかな。おっと、少しネタばれ気味になってしまいました。ま、これくらいならいいかな。
あまり日本では注目されていなかったような気がするけど、この作品はなかなかいい作品。DVDまたはビデオを借りて観る価値ありですよー。