エイミー
2003年10月21日ビデオでエイミーを観ました。
きっとかわいそうなお話なんだろうと思っていたけど、そうでもなくて、最後は希望がもてるし、観た後とてもさわやかな感じがしました。もちろん涙ぽろぽろのシーンもあったのだけど。
パパを亡くしたショックで耳も聞こえない、口もきけなくなってしまったエイミーが、「歌」になら反応することを近所のロック青年が発見するのだけど、そこからこの映画は半分ミュージカルのような感じになっていくのです。
いくつか印象的なシーンがあって、例えば、エイミーがトイレを我慢していて、トイレに行きたいって歌っているんだけどママが気づかなくて、代わりに受付のおばさんが歌でエイミーにトイレの場所を教えてあげるシーンがあるんだけど、口論していたその受付のおばさんがいきなり歌い出したりするのがおもしろかったり、あと、警官が歌うシーンもいくつかあるけれど、警官がまじめにみんな歌っていたりするシーンは私の中では結構ヒットでした。
個性的な近所の住人達、悩めるママ、ママとエイミーを支える人、ママとエイミーとを引き離そうとする人・・・
たくさんの登場人物達が出てくるけれど、お話としてはしっかりまとまっていると思ったし、人の温かさのようなものが感じられる内容で、観てよかったと素直に感じられる作品でした。
きっとかわいそうなお話なんだろうと思っていたけど、そうでもなくて、最後は希望がもてるし、観た後とてもさわやかな感じがしました。もちろん涙ぽろぽろのシーンもあったのだけど。
パパを亡くしたショックで耳も聞こえない、口もきけなくなってしまったエイミーが、「歌」になら反応することを近所のロック青年が発見するのだけど、そこからこの映画は半分ミュージカルのような感じになっていくのです。
いくつか印象的なシーンがあって、例えば、エイミーがトイレを我慢していて、トイレに行きたいって歌っているんだけどママが気づかなくて、代わりに受付のおばさんが歌でエイミーにトイレの場所を教えてあげるシーンがあるんだけど、口論していたその受付のおばさんがいきなり歌い出したりするのがおもしろかったり、あと、警官が歌うシーンもいくつかあるけれど、警官がまじめにみんな歌っていたりするシーンは私の中では結構ヒットでした。
個性的な近所の住人達、悩めるママ、ママとエイミーを支える人、ママとエイミーとを引き離そうとする人・・・
たくさんの登場人物達が出てくるけれど、お話としてはしっかりまとまっていると思ったし、人の温かさのようなものが感じられる内容で、観てよかったと素直に感じられる作品でした。
タイタンズを忘れない
2003年10月17日感動作だと聞いていたけど、公開時は観てなくて、これはDVDで観たのです。
アメリカの南部で黒人と白人が一緒の学校に行く、行かないで大騒ぎになっていたのが、たったの30年前だということにまず驚いてしまいました。
最初は同じチームで練習することすら難しい雰囲気だったのに、過酷な練習を一緒に乗り越えるうちに選手たちは肌の色なんか関係なく、一つのチームにまとまっていく。
だけど、彼らの周りの人たちはそうじゃなくて、親や彼女にはまだ偏見があって、自分の大事な友達も、肌の色が違うだけで認めてもらえなかったり、「私とどちらをとるの?」っていうような選択を迫られたり。
選手と選手、監督同士、それぞれの家族同士が、最初は肌の色の違う相手にひどい言葉を使ったりするのだけれど、タイタンズを応援する気持ちは同じで、タイタンズが勝つために、みんな自分の偏見を捨てて協力しあうようになっていくのです。
フットボールのチームじゃなかったらこんなに周りも盛り上がらなかったかもしれないのだけれど、そこはアメリカ、地元の人もみんな、タイタンズが活躍すればするほど、肌の色なんか関係なくみんな一心に応援するようになっていく様子が描かれていました。
とかく地域紛争などの多い世の中だけど、そのわだかまりを消して一つの目標、「勝つこと」に向かい、いつもはいがみ合っている者同士を協力させる力がスポーツにはあるのかもしれません。
北朝鮮と韓国が統一旗を持って行進したりというのもスポーツの祭典ならではのこと。
今開催中のラグビーワールドカップにアイルランドチームが出場しているが、ここでも普段は政治的に複雑な関係にある北アイルランドとアイルランド共和国は合同でチームを作っているそうです。
スポーツにやはり、政治や宗教などを超えて団結することを促す魅力があるのでしょう。
実話に基づいているということで、それぞれのその後も紹介されています。
「これが実話なんだな」ってことは、住む地域や人種に関係なく、お互いを尊重し合えば偏見や差別は乗り越えていけるんだということをまさに証明しているんですね。まだまだ希望はあるのだと励まされる思いがしました。
たくさんの人に観てもらいたい映画だなと思います。
アメリカの南部で黒人と白人が一緒の学校に行く、行かないで大騒ぎになっていたのが、たったの30年前だということにまず驚いてしまいました。
最初は同じチームで練習することすら難しい雰囲気だったのに、過酷な練習を一緒に乗り越えるうちに選手たちは肌の色なんか関係なく、一つのチームにまとまっていく。
だけど、彼らの周りの人たちはそうじゃなくて、親や彼女にはまだ偏見があって、自分の大事な友達も、肌の色が違うだけで認めてもらえなかったり、「私とどちらをとるの?」っていうような選択を迫られたり。
選手と選手、監督同士、それぞれの家族同士が、最初は肌の色の違う相手にひどい言葉を使ったりするのだけれど、タイタンズを応援する気持ちは同じで、タイタンズが勝つために、みんな自分の偏見を捨てて協力しあうようになっていくのです。
フットボールのチームじゃなかったらこんなに周りも盛り上がらなかったかもしれないのだけれど、そこはアメリカ、地元の人もみんな、タイタンズが活躍すればするほど、肌の色なんか関係なくみんな一心に応援するようになっていく様子が描かれていました。
とかく地域紛争などの多い世の中だけど、そのわだかまりを消して一つの目標、「勝つこと」に向かい、いつもはいがみ合っている者同士を協力させる力がスポーツにはあるのかもしれません。
北朝鮮と韓国が統一旗を持って行進したりというのもスポーツの祭典ならではのこと。
今開催中のラグビーワールドカップにアイルランドチームが出場しているが、ここでも普段は政治的に複雑な関係にある北アイルランドとアイルランド共和国は合同でチームを作っているそうです。
スポーツにやはり、政治や宗教などを超えて団結することを促す魅力があるのでしょう。
実話に基づいているということで、それぞれのその後も紹介されています。
「これが実話なんだな」ってことは、住む地域や人種に関係なく、お互いを尊重し合えば偏見や差別は乗り越えていけるんだということをまさに証明しているんですね。まだまだ希望はあるのだと励まされる思いがしました。
たくさんの人に観てもらいたい映画だなと思います。
戦場のピアニスト
2003年10月15日とても重い作品でした。
前評判通り、人が殺されるシーンもとてもリアル。
というか、私自身目の前で人が殺されるのを見たことがないので、リアルなのかどうかも本当はわからないのだけれど。
私がこの映画を見たのは3月19日でしたが、翌日から、また戦争が始まってしまいました。ブッシュ大統領はこの映画を見たでしょうか。観るわけないか。この映画を見ると、理由が何であれ、戦争に賛成なんてできない。
だけど、この映画は、平和だからこそ実現できる「あたりまえ」の生活を送っている多くの人が観るべき映画です。
見るとくったりしますが、DVDとかビデオで見てほしいなと思います。
この映画では、感動的な「ストーリー」はどこにもなく、主人公の身に起きるできごとがただただ淡々と綴られています。
ユダヤ人に対する迫害も、映画がすすむにつれ、どんどん激しくなっていきます。最初は、「自由」を奪われるというところから始まります。所持金の制限、ユダヤ人であることを示す印を付けること、居住地域を制限されること。これだけでも、今私たちが毎日普通に送っている暮らしからすると、考えられない。
だけど、最後には「生命」も奪われてしまう。
ドイツ兵が、ランダムに選んだ人は、他の人たちの目の前で、無意味に殺されていきます。そんなことが続くと、人々も、道ばたに死体が転がっていても全く無関心になっていき、映画の中では、本当にたくさんの、道ばたに転がっている死体が出てくるのです。
どんな理由で死んだか分からない死体がころがっていることもあるのだけれど、「あ、この死体はさっき殺された人のだ」と、そこにある物体がどうして死体になってしまったかの理由が映画を観ている人にわかる死体もたくさんあるのです。死体は片付けられることはほとんどなくて、道ばたにいつまでも放置されているから、それがわかるんですよ。
これが、現実に起こったことだとは信じられないし、信じたくないのだけれど、この映画がほんとに「淡々と」その様子を描き出しているから、まるでニュース映像を見るように、「これも本当に起こったできごとなんだ」と感じられるのです。
映画の中で、酒に酔ったドイツ兵がユダヤ人を鞭で殴りつけながら
「なんで殴るか分かるか?それは今日が大晦日だからだ」
って言うようなシーンがあります。
このドイツ兵だからそんなことをしたんだとは思えず、侵略した側とされた側だから、こんな行為が当たり前になってしまうんだと思えました。
戦争は人の心の暗い闇の部分を育てて、そんな残酷な心でその人を支配してしまうような作用があるのではないかと思うのです。侵略している側に「何をしようと自由で、支配している人々の財産を奪おうと、命を奪おうと、自分の気持ち次第」なんて錯覚を起こさせてしまうのではないかと。
だとすると、今のイラクでも、これに似たようなことが日々起こっているのではないでしょうか。そんな残虐行為が、報道されるとは思えませんし、いくら報道しても追い付かないくらい起こるだろうし、場合によっては、そんな報道を見る側にも「当然の行為」と錯覚する人間も出てしまうだろうし。
毎日のように起こるテロが、こういう「見えない部分」の裏付けになっているような気がしてなりません。
映画の話に戻りますが、主人公を助けるドイツ兵は、もしかしたらとても人間的で、もともと訳もなく人を殺したりするような人ではなかったのかもしれません。だけど、戦争が彼の心を変えてしまい、他の人同様残虐行為も当たり前になってしまう。
そんな変わってしまった彼の心に、本来の優しい気持ちを思い出させたのはピアノの音だったんじゃないかとも思えました。主人公がピアニストじゃなければ、殺されていたかもしれないと。
助けてくれたドイツ兵も、悲しい最期を迎えます。単なるお話だったら、よいことをした人は救われて、感動的なラストシーンというのもありだったかもしれないけれど。これもまた、戦争のせい。個々の行いがどうだったなんてことは無視されてしまうものなのでしょう。
そういえば、何年か前にみた「ライフ・イズ・ビューティフル」も、最後にお父さんは死んでしまうんでしたね。
絶対笑いながら建物の影から出てくるに違いないと、あの男の子同様、私もスクリーンの前でずっと待ってました。最後になっても出てこなくて、あまりに悲しい結末に驚いてしまったくらい。でも、それが戦争なのかな・・・
現代の戦争は、ミサイルのボタン一つでたくさんの人を殺せてしまい、しかも自分は離れたところにいるので、殺戮行為を行っている側の人間に「自分は人の命を奪っている」と気付かせることはないのではないでしょうか。そうなら、ますますたちが悪い。戦争が悲惨なものであるということに気付くチャンスは少ないでしょうから。
ちょうどこの映画を見たときは、戦争が始まってしまった時期だったために、この映画で考えさせられることはますます多かった気がします。
前評判通り、人が殺されるシーンもとてもリアル。
というか、私自身目の前で人が殺されるのを見たことがないので、リアルなのかどうかも本当はわからないのだけれど。
私がこの映画を見たのは3月19日でしたが、翌日から、また戦争が始まってしまいました。ブッシュ大統領はこの映画を見たでしょうか。観るわけないか。この映画を見ると、理由が何であれ、戦争に賛成なんてできない。
だけど、この映画は、平和だからこそ実現できる「あたりまえ」の生活を送っている多くの人が観るべき映画です。
見るとくったりしますが、DVDとかビデオで見てほしいなと思います。
この映画では、感動的な「ストーリー」はどこにもなく、主人公の身に起きるできごとがただただ淡々と綴られています。
ユダヤ人に対する迫害も、映画がすすむにつれ、どんどん激しくなっていきます。最初は、「自由」を奪われるというところから始まります。所持金の制限、ユダヤ人であることを示す印を付けること、居住地域を制限されること。これだけでも、今私たちが毎日普通に送っている暮らしからすると、考えられない。
だけど、最後には「生命」も奪われてしまう。
ドイツ兵が、ランダムに選んだ人は、他の人たちの目の前で、無意味に殺されていきます。そんなことが続くと、人々も、道ばたに死体が転がっていても全く無関心になっていき、映画の中では、本当にたくさんの、道ばたに転がっている死体が出てくるのです。
どんな理由で死んだか分からない死体がころがっていることもあるのだけれど、「あ、この死体はさっき殺された人のだ」と、そこにある物体がどうして死体になってしまったかの理由が映画を観ている人にわかる死体もたくさんあるのです。死体は片付けられることはほとんどなくて、道ばたにいつまでも放置されているから、それがわかるんですよ。
これが、現実に起こったことだとは信じられないし、信じたくないのだけれど、この映画がほんとに「淡々と」その様子を描き出しているから、まるでニュース映像を見るように、「これも本当に起こったできごとなんだ」と感じられるのです。
映画の中で、酒に酔ったドイツ兵がユダヤ人を鞭で殴りつけながら
「なんで殴るか分かるか?それは今日が大晦日だからだ」
って言うようなシーンがあります。
このドイツ兵だからそんなことをしたんだとは思えず、侵略した側とされた側だから、こんな行為が当たり前になってしまうんだと思えました。
戦争は人の心の暗い闇の部分を育てて、そんな残酷な心でその人を支配してしまうような作用があるのではないかと思うのです。侵略している側に「何をしようと自由で、支配している人々の財産を奪おうと、命を奪おうと、自分の気持ち次第」なんて錯覚を起こさせてしまうのではないかと。
だとすると、今のイラクでも、これに似たようなことが日々起こっているのではないでしょうか。そんな残虐行為が、報道されるとは思えませんし、いくら報道しても追い付かないくらい起こるだろうし、場合によっては、そんな報道を見る側にも「当然の行為」と錯覚する人間も出てしまうだろうし。
毎日のように起こるテロが、こういう「見えない部分」の裏付けになっているような気がしてなりません。
映画の話に戻りますが、主人公を助けるドイツ兵は、もしかしたらとても人間的で、もともと訳もなく人を殺したりするような人ではなかったのかもしれません。だけど、戦争が彼の心を変えてしまい、他の人同様残虐行為も当たり前になってしまう。
そんな変わってしまった彼の心に、本来の優しい気持ちを思い出させたのはピアノの音だったんじゃないかとも思えました。主人公がピアニストじゃなければ、殺されていたかもしれないと。
助けてくれたドイツ兵も、悲しい最期を迎えます。単なるお話だったら、よいことをした人は救われて、感動的なラストシーンというのもありだったかもしれないけれど。これもまた、戦争のせい。個々の行いがどうだったなんてことは無視されてしまうものなのでしょう。
そういえば、何年か前にみた「ライフ・イズ・ビューティフル」も、最後にお父さんは死んでしまうんでしたね。
絶対笑いながら建物の影から出てくるに違いないと、あの男の子同様、私もスクリーンの前でずっと待ってました。最後になっても出てこなくて、あまりに悲しい結末に驚いてしまったくらい。でも、それが戦争なのかな・・・
現代の戦争は、ミサイルのボタン一つでたくさんの人を殺せてしまい、しかも自分は離れたところにいるので、殺戮行為を行っている側の人間に「自分は人の命を奪っている」と気付かせることはないのではないでしょうか。そうなら、ますますたちが悪い。戦争が悲惨なものであるということに気付くチャンスは少ないでしょうから。
ちょうどこの映画を見たときは、戦争が始まってしまった時期だったために、この映画で考えさせられることはますます多かった気がします。
マッチスティック・メン
2003年10月4日 ニコラス・ケイジの演技はなかなかすばらしい。なんかさえない感じの中年男で詐欺の才能はあるものの潔癖性に悩んでいるところなんかを滑稽に演じている。
台詞や行動も時々おかしくて、笑っちゃったりする。
ただ・・・
途中で結末がわかってしまったのです。
一緒に観ていた夫は最後までおもしろかったといっていたのだけれど、いつもは全然鈍い私が、今回はなぜか話の途中で最後がわかってしまったとは・・・
そんなわけなので、私の中では、「これはおもしろかったけど、別に劇場でなくてもいいのかな」っていう感想でした。
だからといって「損したな〜」ということではなく、作品の質としては結構レベル高い気もします。
サム・ロックウェルのファンの人もそれだけで結構楽しいかも。
ネタばれしちゃあ悪いので、あまりストーリーのことはかけないなー
私自身は結構楽しみにしていたんだけど、劇場はとてもすいていました。
ということは、巷ではそんなに話題にはなっていないのかな。
今日から陰陽師2とか始まったので、そっちの方が人気があるのかも。
ちなみに今日からジョニーイングリッシュも始まりました。
こっちもすいてそうだな〜
Mr.Beanはけっこうおもしろくて好きだったんだけど、こっちを知らない人にとっては「何?誰?」って話になっちゃうんじゃないだろうか。
そんなわけで、うーん、なかなか評価は難しいな、この作品は
台詞や行動も時々おかしくて、笑っちゃったりする。
ただ・・・
途中で結末がわかってしまったのです。
一緒に観ていた夫は最後までおもしろかったといっていたのだけれど、いつもは全然鈍い私が、今回はなぜか話の途中で最後がわかってしまったとは・・・
そんなわけなので、私の中では、「これはおもしろかったけど、別に劇場でなくてもいいのかな」っていう感想でした。
だからといって「損したな〜」ということではなく、作品の質としては結構レベル高い気もします。
サム・ロックウェルのファンの人もそれだけで結構楽しいかも。
ネタばれしちゃあ悪いので、あまりストーリーのことはかけないなー
私自身は結構楽しみにしていたんだけど、劇場はとてもすいていました。
ということは、巷ではそんなに話題にはなっていないのかな。
今日から陰陽師2とか始まったので、そっちの方が人気があるのかも。
ちなみに今日からジョニーイングリッシュも始まりました。
こっちもすいてそうだな〜
Mr.Beanはけっこうおもしろくて好きだったんだけど、こっちを知らない人にとっては「何?誰?」って話になっちゃうんじゃないだろうか。
そんなわけで、うーん、なかなか評価は難しいな、この作品は
タキシード
2003年10月3日ジャッキー・チェン主演の映画。これまでのジャッキー映画に習って、これも最後にNG集がついてました。こういうのがあるので、どんな映画でも私はほとんど必ず最後の最後まで観ることにしている。終わったと思った瞬間結構席立っちゃう人いるけど、時々損してるよね。
ま、これから観る方はDVDかビデオになるでしょうから、見逃すってことはないかな。
ジャッキーの映画はいつも気楽に観て楽しめるのだけど、これも同じ。けらけら笑って、気楽に楽しめる作品。
ただ、今回ちょっと不満だったことがひとつ。
ジャッキー映画の魅力は、ジャッキーが敵と闘う時の動き。その中でも私は、その場その場にあるいろんな道具をうまく動かして闘うのを観るのが好き。いすとか、ビリヤードのキューとか、はしごとか、これまでの映画でもいろんな道具を使ってたよね。
だけど、その「道具戦闘シーン」が、今回の映画で私の記憶に残っているのは、首に絡まったロープくらいかな。
あのシーン以外は、人の身体を多少利用することはあっても、その場の道具を使って闘うシーンはちょっと少なかった気がする。残念だなー。
ストーリー上、タキシードが非現実的な動きをしてしまうものなので、そのせいで、生身のジャッキーがタキシード以外の物を利用することはなかったのかな。
ジャッキーのいつものちょこまか闘うシーンを、次回作ではもう少したくさん見せてほしいものです。
次回作はシャンハイ・ナイトになるのかな?オーウェン・ウィルソンと共演したシャンハイ・ヌーンの続編かな。
戦闘シーンが魅力的と言えばジェット・リー。
最近のHEROでは非現実的な動きも多かったものの、DVDが発売されたブラックダイアモンドなんかではすばらしい動きを見せてくれている。
ジャッキーのアクションは、エンターテイメント目的のもので、戦闘目的の物ではないけれど、ジェット・リーのは本物だからね。迫力満点!共演者はきっと、彼がちょっと力加減を間違うといつ殺されるかわからない!っていう状態で演技しているんでしょうかね。
ジェット・リーの動きが速すぎて、手加減してゆっくりしてもらわないとやってられないと、「リーサルウェポン4」の時のメル・ギブソンとレネ・ルッソが言ってた気がする。
そりゃあ臨場感も出るというもの。役者も楽じゃないね・・・
ちょっと話がそれちゃったけど、タキシードはお気楽エンターテイメントでそれなりに楽しいので、「何みようかなー」と迷ったときにはオススメです。
ま、これから観る方はDVDかビデオになるでしょうから、見逃すってことはないかな。
ジャッキーの映画はいつも気楽に観て楽しめるのだけど、これも同じ。けらけら笑って、気楽に楽しめる作品。
ただ、今回ちょっと不満だったことがひとつ。
ジャッキー映画の魅力は、ジャッキーが敵と闘う時の動き。その中でも私は、その場その場にあるいろんな道具をうまく動かして闘うのを観るのが好き。いすとか、ビリヤードのキューとか、はしごとか、これまでの映画でもいろんな道具を使ってたよね。
だけど、その「道具戦闘シーン」が、今回の映画で私の記憶に残っているのは、首に絡まったロープくらいかな。
あのシーン以外は、人の身体を多少利用することはあっても、その場の道具を使って闘うシーンはちょっと少なかった気がする。残念だなー。
ストーリー上、タキシードが非現実的な動きをしてしまうものなので、そのせいで、生身のジャッキーがタキシード以外の物を利用することはなかったのかな。
ジャッキーのいつものちょこまか闘うシーンを、次回作ではもう少したくさん見せてほしいものです。
次回作はシャンハイ・ナイトになるのかな?オーウェン・ウィルソンと共演したシャンハイ・ヌーンの続編かな。
戦闘シーンが魅力的と言えばジェット・リー。
最近のHEROでは非現実的な動きも多かったものの、DVDが発売されたブラックダイアモンドなんかではすばらしい動きを見せてくれている。
ジャッキーのアクションは、エンターテイメント目的のもので、戦闘目的の物ではないけれど、ジェット・リーのは本物だからね。迫力満点!共演者はきっと、彼がちょっと力加減を間違うといつ殺されるかわからない!っていう状態で演技しているんでしょうかね。
ジェット・リーの動きが速すぎて、手加減してゆっくりしてもらわないとやってられないと、「リーサルウェポン4」の時のメル・ギブソンとレネ・ルッソが言ってた気がする。
そりゃあ臨場感も出るというもの。役者も楽じゃないね・・・
ちょっと話がそれちゃったけど、タキシードはお気楽エンターテイメントでそれなりに楽しいので、「何みようかなー」と迷ったときにはオススメです。
ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔
2003年9月30日S.W.A.T.を観に行ったら、ロード・オブ・ザ・リングの3作目の予告編やってました。
いよいよか〜
原作本はすでに読んでいるから結末は知っているのだけれど、楽しみにせざるを得ません。
2作目を観たときの感想をアップします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ずっと楽しみにしていたので「やっと公開か〜」という感じで、早速行ってきました。劇場は海老名のヴァージンシネマズ。今回は作品が長いのでプレミアシートで観ることに。
1作目のダイジェストなどはいっさいないので、やはり1作目を見てからこの作品を見た方がいいでしょう。そもそもこの映画は本のお話を映像化したもの。本を途中から読み始める人はあんまりいないですよね?だからこの映画も、同じように最初から見た方がいいと思います。
旅の仲間全員が主人公とはいえ、2作目はフロドよりもアラゴルンのカッコよさが際だってました。戦闘シーンで勇敢に戦う姿はもちろんのこと、さらわれたピピンとメリーが殺されてしまったと思い、仲間を救えず亡くしてしまったと本気で悔しがっていた姿や、ヘルム峡谷での戦いの前に少年を励ます姿は、友や仲間を大切し、それらを励まし、そして常に希望を持ち続けようとする強い心が現れていて印象的でした。
ただでさえ長い作品だけど、中身も濃くて見終わるとほん
とにぐったりします。だらだら長くて疲れるということではなくて、それぞれのシーンで登場人物達の性格や様子がしっかり描かれているのと、とにかく迫力満点の戦闘シーンや大自然の描写など、ただぼんやり見ていられるシーンが全然なくて観るのにも気合いがいるというようなそんな感じでしょうか。
そんな中でちょっと息抜きだったのは、ギムリのコミカルな動きや台詞。戦闘シーンでは彼も勇敢に戦うのだけれど、戦うシーンで自分は飛べないから放り投げてほしいとアラゴルンに言いつつ、他の人には内緒でと付け足す台詞なんかはほんとによかったな。
ちょっと笑えたというところでは、オーク達に火を射かけられたエントが流れてきた水に飛び込んでいくシーンもその一つ。
善と悪との戦いが大きなテーマの一つなので死とか別れとか暗いものがどうしても多くなってしまうけれど、その映画のトーンを保ちつつもちょっとしたシーンで笑いをとっているのがすごいです。
第1作目では勇敢だった主人公のフロドも、今回は指輪に心を乗っ取られないための精神的な戦いを強いられていて精一杯という感じ。これはお話のエンディングにつながる大事なところなんですよね。観たばかりだけど、今から3作目が待ちきれないなー!
いよいよか〜
原作本はすでに読んでいるから結末は知っているのだけれど、楽しみにせざるを得ません。
2作目を観たときの感想をアップします。
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ずっと楽しみにしていたので「やっと公開か〜」という感じで、早速行ってきました。劇場は海老名のヴァージンシネマズ。今回は作品が長いのでプレミアシートで観ることに。
1作目のダイジェストなどはいっさいないので、やはり1作目を見てからこの作品を見た方がいいでしょう。そもそもこの映画は本のお話を映像化したもの。本を途中から読み始める人はあんまりいないですよね?だからこの映画も、同じように最初から見た方がいいと思います。
旅の仲間全員が主人公とはいえ、2作目はフロドよりもアラゴルンのカッコよさが際だってました。戦闘シーンで勇敢に戦う姿はもちろんのこと、さらわれたピピンとメリーが殺されてしまったと思い、仲間を救えず亡くしてしまったと本気で悔しがっていた姿や、ヘルム峡谷での戦いの前に少年を励ます姿は、友や仲間を大切し、それらを励まし、そして常に希望を持ち続けようとする強い心が現れていて印象的でした。
ただでさえ長い作品だけど、中身も濃くて見終わるとほん
とにぐったりします。だらだら長くて疲れるということではなくて、それぞれのシーンで登場人物達の性格や様子がしっかり描かれているのと、とにかく迫力満点の戦闘シーンや大自然の描写など、ただぼんやり見ていられるシーンが全然なくて観るのにも気合いがいるというようなそんな感じでしょうか。
そんな中でちょっと息抜きだったのは、ギムリのコミカルな動きや台詞。戦闘シーンでは彼も勇敢に戦うのだけれど、戦うシーンで自分は飛べないから放り投げてほしいとアラゴルンに言いつつ、他の人には内緒でと付け足す台詞なんかはほんとによかったな。
ちょっと笑えたというところでは、オーク達に火を射かけられたエントが流れてきた水に飛び込んでいくシーンもその一つ。
善と悪との戦いが大きなテーマの一つなので死とか別れとか暗いものがどうしても多くなってしまうけれど、その映画のトーンを保ちつつもちょっとしたシーンで笑いをとっているのがすごいです。
第1作目では勇敢だった主人公のフロドも、今回は指輪に心を乗っ取られないための精神的な戦いを強いられていて精一杯という感じ。これはお話のエンディングにつながる大事なところなんですよね。観たばかりだけど、今から3作目が待ちきれないなー!
閉ざされた森
2003年9月29日サスペンスものだってことで、結構期待してみに行ったんだけど、、、
どう言ったらいいんでしょう、観終わった後でいろいろ考えてみても、よくわからないんだよね。
そんなわけで感想を書くのも難しい。
これから観る人もいるかもしれないのでお話の内容は書きません。
ま、何も知らずに観にいっていただいて、だまされるというか、混乱していただきましょう。
いったい本当は何が真実で何が嘘だったのか、誰が嘘を言っていて、誰が本当のことを言っているのか、私は1回観ただけだとよくわからなかったなー。
1回観ただけで、お話の本質をきちんとつかめた人はすごいかも。
作品全体としては、そのどんでん返しの鮮やかさと言う意味では見事。
途中から、「ははーん」と思って観てはいたんだけど、結末は全く予想もしないものだったんだよね。あまりに予想外だったので、ますます何が本当で何が嘘だったのかよくわからなかった。
どんなお話も「理解したい!」という人にはあまりお勧めできないかも。
だけど、「あざやかにだまされてみたい。どんでん返しを体験してみたい!」っていう人にはお勧めの作品。
作品に対する評価は、多分その部分で分かれてしまうでしょう。
DVDが出たら、もう一回観て、何が本当のことだったのか確認したいと思います。
どう言ったらいいんでしょう、観終わった後でいろいろ考えてみても、よくわからないんだよね。
そんなわけで感想を書くのも難しい。
これから観る人もいるかもしれないのでお話の内容は書きません。
ま、何も知らずに観にいっていただいて、だまされるというか、混乱していただきましょう。
いったい本当は何が真実で何が嘘だったのか、誰が嘘を言っていて、誰が本当のことを言っているのか、私は1回観ただけだとよくわからなかったなー。
1回観ただけで、お話の本質をきちんとつかめた人はすごいかも。
作品全体としては、そのどんでん返しの鮮やかさと言う意味では見事。
途中から、「ははーん」と思って観てはいたんだけど、結末は全く予想もしないものだったんだよね。あまりに予想外だったので、ますます何が本当で何が嘘だったのかよくわからなかった。
どんなお話も「理解したい!」という人にはあまりお勧めできないかも。
だけど、「あざやかにだまされてみたい。どんでん返しを体験してみたい!」っていう人にはお勧めの作品。
作品に対する評価は、多分その部分で分かれてしまうでしょう。
DVDが出たら、もう一回観て、何が本当のことだったのか確認したいと思います。
S.W.A.T.
2003年9月28日この作品はおもしろい!
最後まで楽しみながら観られる。たぶんCGはヘリコプターを撃ち落としたり、ヘリコプターが墜落して爆発したときのシーンくらいだろうか。
あとの爆発シーンとか、カークラッシュのシーンはほとんど実写じゃないのかな。
結構迫力のあるシーンが多いので、この作品は劇場で観るのがお勧めでしょう。
お金を払って観に行っても損はない作品。
この作品の前半は、意外に人間ドラマ。
実際の事件が起こるのはかなり後半に差しかかってからなので、それまで結構時間を割いて、チームメンバーのバックグラウンドをそこそこ説明している。
このおかげで、実際の事件で闘うときの彼等のおかれている過酷な状況がよりきわだっているのかも。
このメンバーにはこんなに家族がいるんだ、とか、大切な娘がいるんだ、とか。
この上司のおかげで苦労しているんだ、とか。
あと、寄せ集められたチームが、厳しい訓練をこなしていって、一つのチームになっていくのもうまく描かれている。
サミュエル=エル=ジャクソンが教官役で出ているのだけれど、この作品では厳しい中にも遊び心を盛り込んだおもしろい訓練をやる教官役。
狙撃の訓練をポーカーに見立てちゃうあたりが私のツボにはまってました。
こういう訓練も、LAPDならあるかなって感じ。
同じ教官役でも、現在公開中の『閉ざされた森』では、もっといやあな鬼教官のように描かれている。ま、どれは作品の中でも嘘かもしれないんだけど。
ただただ派手なアクションや爆発シーンにはしるでもなく、人間ドラマを入れ過ぎて迫力がなくなるでもなく、その両方をほどよくとりいれた、バランスのとれた作品。観にいってよかった。
最後まで楽しみながら観られる。たぶんCGはヘリコプターを撃ち落としたり、ヘリコプターが墜落して爆発したときのシーンくらいだろうか。
あとの爆発シーンとか、カークラッシュのシーンはほとんど実写じゃないのかな。
結構迫力のあるシーンが多いので、この作品は劇場で観るのがお勧めでしょう。
お金を払って観に行っても損はない作品。
この作品の前半は、意外に人間ドラマ。
実際の事件が起こるのはかなり後半に差しかかってからなので、それまで結構時間を割いて、チームメンバーのバックグラウンドをそこそこ説明している。
このおかげで、実際の事件で闘うときの彼等のおかれている過酷な状況がよりきわだっているのかも。
このメンバーにはこんなに家族がいるんだ、とか、大切な娘がいるんだ、とか。
この上司のおかげで苦労しているんだ、とか。
あと、寄せ集められたチームが、厳しい訓練をこなしていって、一つのチームになっていくのもうまく描かれている。
サミュエル=エル=ジャクソンが教官役で出ているのだけれど、この作品では厳しい中にも遊び心を盛り込んだおもしろい訓練をやる教官役。
狙撃の訓練をポーカーに見立てちゃうあたりが私のツボにはまってました。
こういう訓練も、LAPDならあるかなって感じ。
同じ教官役でも、現在公開中の『閉ざされた森』では、もっといやあな鬼教官のように描かれている。ま、どれは作品の中でも嘘かもしれないんだけど。
ただただ派手なアクションや爆発シーンにはしるでもなく、人間ドラマを入れ過ぎて迫力がなくなるでもなく、その両方をほどよくとりいれた、バランスのとれた作品。観にいってよかった。
HUNTED
2003年9月20日以前劇場公開中に観た作品。
あんまり話題にならなかったように思うけど、話題にならなくてもまあ仕方ないかなって感じ。
久しぶりにほとんどCGを使っていないアクション映画を観た気がする。
実際エンドクレジットも、マトリックスなんかとは比べものにならないくらい短いのです。
作品はわりと重い感じに仕上がっていました。
逃げるベニチオ・デル・トロを、草むらに残った足跡なんかをたどりながら追いつめていくシーンは、緊張感があってとてもよかった。
オレゴンのジャングルと街が主な舞台になるのだけど、「こんなジャングルみたいなところが残っているんだ」って思いました。マトリックスなんかを観てしまうと、ワイヤーアクションとかなしで、生身の身体vs生身の身体の戦闘シーンを観ると結構新鮮でした。ベニチオ・デル・トロ使う武器がナイフだからということもあるけど、流血シーンが多くてとてもリアル。
ついでに言うと、コソボ紛争の時の大量虐殺のシーンが最初に出てくるのだけど、そのシーンもなんだか妙にリアルで怖かった。
コソボ紛争って、日本ではあまり話題にもならず、その紛争の背景なんかは全然わからないけど、改めて考えると、この紛争に絡む映画作品というのはけっこうあるような気がする。
アメリカで作られる映画でよく題材になっているということは、どうせまたアメリカが軍を派遣したからに決まってるけど。
アクション映画としては、追う者と追われる者の緊張感がよく出ていたのだけど、人物描写があまりにも貧弱。どうしてL.T.(トミー)は手紙を読まなかったのか?写真まで持ち歩いているアイリーンとその娘は、ハラムとはどんな関係なのか?などなど、この人達はどうしていまこうしているのかということを観ている側が掴むためのヒントが何一つ与えられない。
派手なアクションがない割に、coolに仕上がっていただけに、この人物描写がもう少しあれば、より深い作品になっただろうにと残念に思うのでした。
作品の最初と最後に、アブラハムが神に息子を殺せと命じられるシーンがあるのだけど、ただでさえ聖書に慣れ親しんでいない私にとってその裏にはどんな物語があるのかわからないし、さらに言えば、L.T.とハラムとの間にどんな絆があったのかがわからないので、その聖書の言葉と作品の内容がイマイチ結びつかないのでした。
そんなわけで、満足度はあまり高くない作品でした。
あんまり話題にならなかったように思うけど、話題にならなくてもまあ仕方ないかなって感じ。
久しぶりにほとんどCGを使っていないアクション映画を観た気がする。
実際エンドクレジットも、マトリックスなんかとは比べものにならないくらい短いのです。
作品はわりと重い感じに仕上がっていました。
逃げるベニチオ・デル・トロを、草むらに残った足跡なんかをたどりながら追いつめていくシーンは、緊張感があってとてもよかった。
オレゴンのジャングルと街が主な舞台になるのだけど、「こんなジャングルみたいなところが残っているんだ」って思いました。マトリックスなんかを観てしまうと、ワイヤーアクションとかなしで、生身の身体vs生身の身体の戦闘シーンを観ると結構新鮮でした。ベニチオ・デル・トロ使う武器がナイフだからということもあるけど、流血シーンが多くてとてもリアル。
ついでに言うと、コソボ紛争の時の大量虐殺のシーンが最初に出てくるのだけど、そのシーンもなんだか妙にリアルで怖かった。
コソボ紛争って、日本ではあまり話題にもならず、その紛争の背景なんかは全然わからないけど、改めて考えると、この紛争に絡む映画作品というのはけっこうあるような気がする。
アメリカで作られる映画でよく題材になっているということは、どうせまたアメリカが軍を派遣したからに決まってるけど。
アクション映画としては、追う者と追われる者の緊張感がよく出ていたのだけど、人物描写があまりにも貧弱。どうしてL.T.(トミー)は手紙を読まなかったのか?写真まで持ち歩いているアイリーンとその娘は、ハラムとはどんな関係なのか?などなど、この人達はどうしていまこうしているのかということを観ている側が掴むためのヒントが何一つ与えられない。
派手なアクションがない割に、coolに仕上がっていただけに、この人物描写がもう少しあれば、より深い作品になっただろうにと残念に思うのでした。
作品の最初と最後に、アブラハムが神に息子を殺せと命じられるシーンがあるのだけど、ただでさえ聖書に慣れ親しんでいない私にとってその裏にはどんな物語があるのかわからないし、さらに言えば、L.T.とハラムとの間にどんな絆があったのかがわからないので、その聖書の言葉と作品の内容がイマイチ結びつかないのでした。
そんなわけで、満足度はあまり高くない作品でした。
ムーラン・ルージュ
2003年9月19日劇場でやっているときは「どうしようかな〜」と思いつつ結局観に行かなかったのよね。
あまり期待していなかったけど、いい意味で期待を裏切られました。
1900年頃のパリを舞台にしているんだけど、作品の中で歌われているのは最近20-30年間のヒット曲。マドンナあり、ジョン・レノンあり、サウンド・オブ・ミュージックありと、よく知っているナンバーがたくさん出てくる。時代考証的にはむちゃくちゃだけど、物語だと思えばきにならないでしょう。
映像も、時々ディズニーアニメのような雰囲気をだしていたり、かと思えば、街全体の絵からすごいスピードで主人公の住む部屋までカメラを寄せたりして、古い時代のおとぎ話を新しい方法で描いているというような感じでした。
それにしても、ニコール・キッドマンがめちゃくちゃ綺麗!
彼女くらい美しければ、一目惚れしちゃうのも仕方ないと思えます。
女の私でも惚れ惚れしましたから。
彼女を始めて観たのは、トム・クルーズと共演してた「遙かなる大地へ」という作品だったけれど、あのころよりもまた一段と美しくなった気がします。
離婚してからの方がいろんな作品にたくさん出ている気がするけど、これからもどんどんいろんな作品に出てほしいな。
主人公達にとって「ピンチ!」というシーンも、歌ったり踊ったりして乗り切るので、最後まで疲れずに観ることができます。
結構気に入りました!
あまり期待していなかったけど、いい意味で期待を裏切られました。
1900年頃のパリを舞台にしているんだけど、作品の中で歌われているのは最近20-30年間のヒット曲。マドンナあり、ジョン・レノンあり、サウンド・オブ・ミュージックありと、よく知っているナンバーがたくさん出てくる。時代考証的にはむちゃくちゃだけど、物語だと思えばきにならないでしょう。
映像も、時々ディズニーアニメのような雰囲気をだしていたり、かと思えば、街全体の絵からすごいスピードで主人公の住む部屋までカメラを寄せたりして、古い時代のおとぎ話を新しい方法で描いているというような感じでした。
それにしても、ニコール・キッドマンがめちゃくちゃ綺麗!
彼女くらい美しければ、一目惚れしちゃうのも仕方ないと思えます。
女の私でも惚れ惚れしましたから。
彼女を始めて観たのは、トム・クルーズと共演してた「遙かなる大地へ」という作品だったけれど、あのころよりもまた一段と美しくなった気がします。
離婚してからの方がいろんな作品にたくさん出ている気がするけど、これからもどんどんいろんな作品に出てほしいな。
主人公達にとって「ピンチ!」というシーンも、歌ったり踊ったりして乗り切るので、最後まで疲れずに観ることができます。
結構気に入りました!
トゥーウィーク・ノーティス
2003年9月17日以前劇場で観た作品。
DVDで十分ですが、作品的にはよいできです。
前に何かの雑誌でヒュー・グラントのインタビュー記事を読んだとき、彼の「僕の演技が上手かはわからないけど、いい脚本を選ぶ目だけはある」ってなことを言っていたのを読みました。
その後「アバウト・ア・ボーイ」を観て、なるほどと彼の言葉に納得したので、今回もきっと面白い作品だろうと思って観に行きました。
そして期待通り、笑い多数、感動の涙も少しといい作品に仕上がってます。
今回もヒュー・グラントはダメ男役。
そしてサンドラ・ブロックは、強くてできる女役。
この作品のいいところは、それぞれの役柄のバックグランドがよくわかるようになっていて、どうしてジョージはいつもこうなのか、どうしてルーシーはいつもこんなことばかり言うのかというのが観ている側にわかること。
「ジョージだから仕方ないよね」って納得させられるものがあるところ。
笑える台詞もとてもたくさん出てくるけど、それがおなかから笑えるのは、やっぱり二人フ人物描写がよくできているからでしょう。
ヒュー・グラントが出演するだけあって、結構笑えるこの映画。劇場でも笑ってる声がよく聞こえていたので、気持ちよく観られるはず。
ラブ・ストーリーといえばそうなんだけど、実際に観てみるとそんなベタベタしていなくて、さわやかな感じ。
ま、劇場で観なくてもいいと言えばそれまでだけど、お金を払ってみても決して損はない作品。
ところでオープニングで、ヒュー・グラントとサンドラ・ブロックの小さい頃からの写真がずっと出て来るんだけど、ヒューの方は立派な車が一緒に映っていたり、小型クルーザーらしきものの操舵室に座ってたり、乗馬をしていたりとお金持ちの坊ちゃんらしい写真。
これって作品の内容に合わせて合成したんでしょうか?
それとも彼自身が本当にぼんぼんなの?
とにかくお薦めの作品です。
ヒュー・グラントの脚本を選ぶ目は伊達じゃない!
DVDで十分ですが、作品的にはよいできです。
前に何かの雑誌でヒュー・グラントのインタビュー記事を読んだとき、彼の「僕の演技が上手かはわからないけど、いい脚本を選ぶ目だけはある」ってなことを言っていたのを読みました。
その後「アバウト・ア・ボーイ」を観て、なるほどと彼の言葉に納得したので、今回もきっと面白い作品だろうと思って観に行きました。
そして期待通り、笑い多数、感動の涙も少しといい作品に仕上がってます。
今回もヒュー・グラントはダメ男役。
そしてサンドラ・ブロックは、強くてできる女役。
この作品のいいところは、それぞれの役柄のバックグランドがよくわかるようになっていて、どうしてジョージはいつもこうなのか、どうしてルーシーはいつもこんなことばかり言うのかというのが観ている側にわかること。
「ジョージだから仕方ないよね」って納得させられるものがあるところ。
笑える台詞もとてもたくさん出てくるけど、それがおなかから笑えるのは、やっぱり二人フ人物描写がよくできているからでしょう。
ヒュー・グラントが出演するだけあって、結構笑えるこの映画。劇場でも笑ってる声がよく聞こえていたので、気持ちよく観られるはず。
ラブ・ストーリーといえばそうなんだけど、実際に観てみるとそんなベタベタしていなくて、さわやかな感じ。
ま、劇場で観なくてもいいと言えばそれまでだけど、お金を払ってみても決して損はない作品。
ところでオープニングで、ヒュー・グラントとサンドラ・ブロックの小さい頃からの写真がずっと出て来るんだけど、ヒューの方は立派な車が一緒に映っていたり、小型クルーザーらしきものの操舵室に座ってたり、乗馬をしていたりとお金持ちの坊ちゃんらしい写真。
これって作品の内容に合わせて合成したんでしょうか?
それとも彼自身が本当にぼんぼんなの?
とにかくお薦めの作品です。
ヒュー・グラントの脚本を選ぶ目は伊達じゃない!
メラニーは行く!
2003年9月15日リーズ・ウェザースプーンの前作「キューティー・ブロンド」を観て、すっかり彼女のファンになってしまった私。今回も前作同様going my wayっていう感じの役柄だということで楽しみにしていました。映画館で観るかどうかは悩んだけど、DVDが出るまで待てなかったので劇場に。そういう意味では、必ずしも劇場で観なくてもいいかなという作品かも。私にとっての満足感はとても高かったけれど。
満足感が高い理由はなんだろうと考えてみると、ひとつは彼女がとにかく自分のほしいものは手に入れるってところかな。そのために彼はもちろん、家族もまわりもみんな振り回しちゃうことになるんだけど、結局彼女が一番ほしいものを手に入れる。
「世の中そんなにうまくいくわけないじゃん」と心のどこかで思いつつも、映画の中で彼女がそれをやってのけるをみるとすっきりしたりして。
家を出て行ってからめったに連絡をよこさないような娘でも、大切に思ってくれる両親。メラニーがひどいことをしたり言ったりしても、「仕方ないな、メラニーだし」って感じで許してくれちゃう友達。本当はまだ好きなんだけど、彼女のためにと離婚を承諾してくれる夫。
とにかくわがままなんだけど、それを周りで許してしまうくらい魅力的な女性ということなのかな。
結婚式の中で「やっぱり結婚できないわ」なんて言われてもさわやかに去っていく男なんて、映画の中でしかお目にかかれそうもないけど、実際の世の中では自分のわがままを通しつつも周りから許されている人はいるんだよね。
この映画はやっぱり女性向けかな。
「そんな何もかもうまくいくわけないじゃん」って思っちゃう人にとってはおもしろくないかもしれないけど、そう思いつつも「でも、本当にこういう風に生きられたら楽しいだろうな〜」って思える人にはおすすめ!
しばし現実を忘れて、主人公と一緒に笑ったり泣いたりできる映画です。
ジェイク役のジョシュ・ルーカスの目がとても綺麗!あの目のおかげで、本当は大好きなメラニーが他の人と結婚しちゃうことになって寂しいっていう感じがよく出てた気がするのは私だけかなー。
この後彼を見かけたのは「ハルク」だったんだけど、こっちでは悪役でした。
いやな奴ぶりをきっちり演じてました。
彼には今後も注目したいな。
満足感が高い理由はなんだろうと考えてみると、ひとつは彼女がとにかく自分のほしいものは手に入れるってところかな。そのために彼はもちろん、家族もまわりもみんな振り回しちゃうことになるんだけど、結局彼女が一番ほしいものを手に入れる。
「世の中そんなにうまくいくわけないじゃん」と心のどこかで思いつつも、映画の中で彼女がそれをやってのけるをみるとすっきりしたりして。
家を出て行ってからめったに連絡をよこさないような娘でも、大切に思ってくれる両親。メラニーがひどいことをしたり言ったりしても、「仕方ないな、メラニーだし」って感じで許してくれちゃう友達。本当はまだ好きなんだけど、彼女のためにと離婚を承諾してくれる夫。
とにかくわがままなんだけど、それを周りで許してしまうくらい魅力的な女性ということなのかな。
結婚式の中で「やっぱり結婚できないわ」なんて言われてもさわやかに去っていく男なんて、映画の中でしかお目にかかれそうもないけど、実際の世の中では自分のわがままを通しつつも周りから許されている人はいるんだよね。
この映画はやっぱり女性向けかな。
「そんな何もかもうまくいくわけないじゃん」って思っちゃう人にとってはおもしろくないかもしれないけど、そう思いつつも「でも、本当にこういう風に生きられたら楽しいだろうな〜」って思える人にはおすすめ!
しばし現実を忘れて、主人公と一緒に笑ったり泣いたりできる映画です。
ジェイク役のジョシュ・ルーカスの目がとても綺麗!あの目のおかげで、本当は大好きなメラニーが他の人と結婚しちゃうことになって寂しいっていう感じがよく出てた気がするのは私だけかなー。
この後彼を見かけたのは「ハルク」だったんだけど、こっちでは悪役でした。
いやな奴ぶりをきっちり演じてました。
彼には今後も注目したいな。
トゥーム・レイダー 2
2003年9月14日前作が予想外におもしろかったので今回も期待して観にいったのだけど、期待に反しないエンターテイメント作品に仕上がっていました。
オープニングのシーンで、海上を進んでいくような映像があるのだけれど、その海に透けて見えるように製作会社のロゴやパラマウントのロゴが映って、いつもとちがう一工夫が私は気に入りました。
今回もララちゃんはクールに決めてくれます。
舞台もギリシア、上海、香港、そしてアフリカと世界中を舞台に活躍しまくり。その時々に応じていろんなマシンを駆使していて、ノリとしては007の感じ。あそこまでハイテクってわけじゃないのだけれど、香港で高層ビルから逃げるときに使う、洋服とグライダーが一体になったようなのとか、仲間とやりとりするときの通信機とか。
今回はパートナーを連れての冒険になるのだけど、最後の最後まで、この人がいい人なのか、悪い人なのかわからなかったな。
あと、前回からの執事とマシンおたくの彼らも今回それなりにがんばってくれます。
この映画、アンジェリーナ・ジョリーは本当にはまり役だな。
少し褐色の肌と力強い目が、ララ・クロフトにぴったり。
たとえばチャーリーズ・エンジェルのキャメロン・ディアスとかは、役柄一応強いけど、「本当に強そう」には思えない。だけど、アンジェリーナ・ジョリーの場合は、「昔実は特殊部隊で勤務してました」って言われたら、なるほどと納得させられるような感じがします。
なんか「目力」が強くて、言葉が通じないような相手でも、納得させちゃいそうな力がある。
これから観る人のために、あまりストーリーに関しては述べないようにしてます。
でも、この作品は、劇場で観ても損はないでしょう。
楽しませてくれる事は間違いない!
ここ最近の作品と比べると、パイレーツ・オブ・カリビアーンの方が事前の宣伝とかも派手で力はいっているようだけど、内容的にはこっちの方が全然面白かったな。
オープニングのシーンで、海上を進んでいくような映像があるのだけれど、その海に透けて見えるように製作会社のロゴやパラマウントのロゴが映って、いつもとちがう一工夫が私は気に入りました。
今回もララちゃんはクールに決めてくれます。
舞台もギリシア、上海、香港、そしてアフリカと世界中を舞台に活躍しまくり。その時々に応じていろんなマシンを駆使していて、ノリとしては007の感じ。あそこまでハイテクってわけじゃないのだけれど、香港で高層ビルから逃げるときに使う、洋服とグライダーが一体になったようなのとか、仲間とやりとりするときの通信機とか。
今回はパートナーを連れての冒険になるのだけど、最後の最後まで、この人がいい人なのか、悪い人なのかわからなかったな。
あと、前回からの執事とマシンおたくの彼らも今回それなりにがんばってくれます。
この映画、アンジェリーナ・ジョリーは本当にはまり役だな。
少し褐色の肌と力強い目が、ララ・クロフトにぴったり。
たとえばチャーリーズ・エンジェルのキャメロン・ディアスとかは、役柄一応強いけど、「本当に強そう」には思えない。だけど、アンジェリーナ・ジョリーの場合は、「昔実は特殊部隊で勤務してました」って言われたら、なるほどと納得させられるような感じがします。
なんか「目力」が強くて、言葉が通じないような相手でも、納得させちゃいそうな力がある。
これから観る人のために、あまりストーリーに関しては述べないようにしてます。
でも、この作品は、劇場で観ても損はないでしょう。
楽しませてくれる事は間違いない!
ここ最近の作品と比べると、パイレーツ・オブ・カリビアーンの方が事前の宣伝とかも派手で力はいっているようだけど、内容的にはこっちの方が全然面白かったな。
ソラリス
2003年9月12日不思議な感じの映画で、「で?これはいったいどういうこと?」って言うのが観た後の率直な感想。
ソラリスというのは惑星の名前で、彼は友人の頼みでその惑星の探索船に行くことに。行ってみると友人は自殺したと言われるし、残った乗組員達はみんなちょっと変。で、目を覚ますと死んだはずの妻がいるというストーリー。
ジョージ・クルーニーの回想と、突然現れた妻の回想と、宇宙船での出来事が絡まり合っていて複雑。でも、二人の回想から、ジョージ・クルーニーは、妻が自殺してしまったことにとても責任を感じていることがわかる。
妻も、自分がしたことで夫が怒ってしまい、家を出てしまったことについて、どうしていいかわからないほど混乱してしまっている。
結局二人は、お互い相手のことをとても愛しているのに、すれちがってしまって、永遠に別れてしまったということはわかった。
ストーリーはよくわからなかったのだけど、永遠に離ればなれになってしまった二人が、相手のことをとても想っていたからこそ不思議な形で出会えた。その人が一番求めている人を出現させる力を、ソラリスという星がたまたま持っていただけなのかも。
主人公とその妻がどんなに深く愛し合っていたかということは、とてもよく表現されていたように思うし、それだけで、ストーリーなんてよくわからなくてもいいのかもしれない。
純粋に、会いたい、会いたいと思っている人に会って、最終的には自分が人間として生きることをあきらめる人もいれば、せっかく会いたかったはずの人に会えたにもかかわらず、それを喜ぶことはできず、拒絶したり、あるいは自らの命を絶ったりするところが、人間という動物の行動パターンをそれぞれ表しているようでなんだか不思議な感じだった。
二人は最後には、一緒にいられるようになる。
どういう形でなのかは、映画を観ただけではわからないのだけれど、人間は肉体を捨てて魂だけになったときには、会いたい人にいつでも会えて、愛する人とずっと永遠に一緒にいられるようになるのかしら?
映画は決してそんな宗教色を出していた訳じゃないけれど、そんな風に考えることもできるのかも。
なんだかちょっと重たい映画でした。
ソラリスというのは惑星の名前で、彼は友人の頼みでその惑星の探索船に行くことに。行ってみると友人は自殺したと言われるし、残った乗組員達はみんなちょっと変。で、目を覚ますと死んだはずの妻がいるというストーリー。
ジョージ・クルーニーの回想と、突然現れた妻の回想と、宇宙船での出来事が絡まり合っていて複雑。でも、二人の回想から、ジョージ・クルーニーは、妻が自殺してしまったことにとても責任を感じていることがわかる。
妻も、自分がしたことで夫が怒ってしまい、家を出てしまったことについて、どうしていいかわからないほど混乱してしまっている。
結局二人は、お互い相手のことをとても愛しているのに、すれちがってしまって、永遠に別れてしまったということはわかった。
ストーリーはよくわからなかったのだけど、永遠に離ればなれになってしまった二人が、相手のことをとても想っていたからこそ不思議な形で出会えた。その人が一番求めている人を出現させる力を、ソラリスという星がたまたま持っていただけなのかも。
主人公とその妻がどんなに深く愛し合っていたかということは、とてもよく表現されていたように思うし、それだけで、ストーリーなんてよくわからなくてもいいのかもしれない。
純粋に、会いたい、会いたいと思っている人に会って、最終的には自分が人間として生きることをあきらめる人もいれば、せっかく会いたかったはずの人に会えたにもかかわらず、それを喜ぶことはできず、拒絶したり、あるいは自らの命を絶ったりするところが、人間という動物の行動パターンをそれぞれ表しているようでなんだか不思議な感じだった。
二人は最後には、一緒にいられるようになる。
どういう形でなのかは、映画を観ただけではわからないのだけれど、人間は肉体を捨てて魂だけになったときには、会いたい人にいつでも会えて、愛する人とずっと永遠に一緒にいられるようになるのかしら?
映画は決してそんな宗教色を出していた訳じゃないけれど、そんな風に考えることもできるのかも。
なんだかちょっと重たい映画でした。
ミニミニ大作戦
2003年9月11日この映画はオススメ!
水戸黄門のような「勧善懲悪」的な作品が好きな私にとっては、最高にすっきり面白い作品。
まず泥棒のやり口が奇想天外でおもしろい。
そして、仲間達がみんなそれぞれの道のプロフェッショナルで個性的。
個人的には、「ハンサム・ロブ」のジェイソン・ステイサムがいい!彼の前作「トランスポーター」は作品自体はいまいちだったものの、彼自身はクールでかっこよかった。
泥棒はもちろん悪いことなんだけど、こんなに綿密に、地道に準備をして泥棒するんだったら、それだけがんばったことだし、お金が余っているお金持ちから盗んでるんだし、いいかななんて思ってしまう。
その作戦の指揮をとるのが、マーク・ウォルバーグ扮するチャーリー。パー
フェクト・ストームに出てたときからちょっと気になっていた。パーフェクト・ストームのを観たときは「なんてかっこいいんだ」って思ったんだけど、どうやらそれは勘違いだったらしい。顔は、ちょっとサルっぽくて、猿の惑星のリメイク版に出ていたのは、実はそういう理由だからなのか?と思うくらい。「スリーキングス」にも出ていたとは気づかなかったな。ちょっと老け顔なのが玉に瑕なのかなー?
あと、この映画を観ると、ローバーミニが欲しくなる!
実際劇場にはカタログがおいてあって、カラフルなミニがたくさん。
運転があまり上手じゃない私にも小さくて運転しやすそうだし。
この映画のおかげで世界中でどれくらいの台数が売れるのかな?
ぜひ報告してもらいたいものだ。
この映画である意味鍵を握るウクライナ人。
ウクライナ人って残酷っていうのは世界共通の感覚なの?
この映画でも、どうやら銃で簡単に殺すなんて甘っちょろいことはやってくれないみたいで、斧とか、「試してみたい新しい機械」とか・・・
ウクライナでもこの作品って公開されるのかしら。これをみてウクライナ人は「そりゃ怖がって当然だよな!俺たちウクライナ人だもん」とか思うのかな・・・
水戸黄門のような「勧善懲悪」的な作品が好きな私にとっては、最高にすっきり面白い作品。
まず泥棒のやり口が奇想天外でおもしろい。
そして、仲間達がみんなそれぞれの道のプロフェッショナルで個性的。
個人的には、「ハンサム・ロブ」のジェイソン・ステイサムがいい!彼の前作「トランスポーター」は作品自体はいまいちだったものの、彼自身はクールでかっこよかった。
泥棒はもちろん悪いことなんだけど、こんなに綿密に、地道に準備をして泥棒するんだったら、それだけがんばったことだし、お金が余っているお金持ちから盗んでるんだし、いいかななんて思ってしまう。
その作戦の指揮をとるのが、マーク・ウォルバーグ扮するチャーリー。パー
フェクト・ストームに出てたときからちょっと気になっていた。パーフェクト・ストームのを観たときは「なんてかっこいいんだ」って思ったんだけど、どうやらそれは勘違いだったらしい。顔は、ちょっとサルっぽくて、猿の惑星のリメイク版に出ていたのは、実はそういう理由だからなのか?と思うくらい。「スリーキングス」にも出ていたとは気づかなかったな。ちょっと老け顔なのが玉に瑕なのかなー?
あと、この映画を観ると、ローバーミニが欲しくなる!
実際劇場にはカタログがおいてあって、カラフルなミニがたくさん。
運転があまり上手じゃない私にも小さくて運転しやすそうだし。
この映画のおかげで世界中でどれくらいの台数が売れるのかな?
ぜひ報告してもらいたいものだ。
この映画である意味鍵を握るウクライナ人。
ウクライナ人って残酷っていうのは世界共通の感覚なの?
この映画でも、どうやら銃で簡単に殺すなんて甘っちょろいことはやってくれないみたいで、斧とか、「試してみたい新しい機械」とか・・・
ウクライナでもこの作品って公開されるのかしら。これをみてウクライナ人は「そりゃ怖がって当然だよな!俺たちウクライナ人だもん」とか思うのかな・・・
チャーリーズ・エンジェル フルスロットル
2003年9月10日これまた気軽に観られて楽しめる作品のチャーリーズ・エンジェル。
先週の日曜日にテレビで第1作が放映されていて、これを観ておいてよかった!
「そんなばかな!」と真剣に観ちゃうカタブツさんにはともかくとして、今回もエンターテイメント性の高い作品に。意味不明のモンゴルでのシーンあり、モトクロスのシーンあり、海でのシーンもありと盛りだくさんで、その都度彼女たちのファッションもアクションも観ていて面白い。
チャーリーズ・エンジェルに、ストーリー性とか人間ドラマのようなものは求めていないのに、今回はドリュー・バリモア扮するディランの過去が明らかになり、その過去のせいで彼女はいろいろ悩んじゃうんだよね。
彼女はいったんは仲間を離れるのだけれど、離れてもすぐに戻ってくるし、「別にそんなに無理矢理人間ドラマしなくても」っていう気もちょっとしたかな。
ただ、彼女がワル好きっていう背景はわかったけれど。
女性の目で見ても、キャメロン・ディアス始め、彼女達のファッションはみてて楽しい!男性の目で見れば、かなり「目の保養」になる作品なのかも。
アクションもがんばっていたし、これは劇場で観るのがオススメかも。
何も考えずにぱーっと楽しむのが一番!
先週の日曜日にテレビで第1作が放映されていて、これを観ておいてよかった!
「そんなばかな!」と真剣に観ちゃうカタブツさんにはともかくとして、今回もエンターテイメント性の高い作品に。意味不明のモンゴルでのシーンあり、モトクロスのシーンあり、海でのシーンもありと盛りだくさんで、その都度彼女たちのファッションもアクションも観ていて面白い。
チャーリーズ・エンジェルに、ストーリー性とか人間ドラマのようなものは求めていないのに、今回はドリュー・バリモア扮するディランの過去が明らかになり、その過去のせいで彼女はいろいろ悩んじゃうんだよね。
彼女はいったんは仲間を離れるのだけれど、離れてもすぐに戻ってくるし、「別にそんなに無理矢理人間ドラマしなくても」っていう気もちょっとしたかな。
ただ、彼女がワル好きっていう背景はわかったけれど。
女性の目で見ても、キャメロン・ディアス始め、彼女達のファッションはみてて楽しい!男性の目で見れば、かなり「目の保養」になる作品なのかも。
アクションもがんばっていたし、これは劇場で観るのがオススメかも。
何も考えずにぱーっと楽しむのが一番!
グリーン・フィンガーズ
2003年9月9日以前劇場で観た作品だけど、とてもお気に入りなのでDVDも買ってまたみました。
涙・涙ってわけじゃないけれど、心がほんわかして観た後の感じもさわやかなので、ぜひぜひお薦めしたい作品。
これが、実話を元にしたお話だというからすごい。
日本にはないんじゃないかな、この映画の舞台になるような、塀もなくて、鉄格子もなくて、看守によるいじめなんかもなさそうな、開放的な刑務所。
殺人の罪で刑に服している主人公は、もう自分の人生を捨ててしまっているのだけれど、このエッジフィールド刑務所にやってきて、生まれて初めて植物を育てる喜びを知るのです。
映画の中で、真顔で主人公が花たちに話しかけるシーンがあるのだけれど、これが、なんだか温かい笑いを誘うシーンで私は好きだったな。本当に一生懸命お花たちに話しかける姿が、なんだか子供みたいに純真な感じで、だけど、お花たちにも伝わってて、本当に会話が出来るような雰囲気がよく出てたと思う。
この映画でいい味を出しているのが、ガーデニングの神様みたいなおばさん。
本まで出して、ガーデニングをする人たちのカリスマ的存在。
気取っているようにみえて自分の思っていることを素直に出すおばさんは、主人公とその仲間達がどんな罪を犯したかとか、自分の娘が囚人である主人公と結婚したいっていったら動揺したり。
ある意味子供のような素直さを忘れていないといえるかも。
そう考えると主人公に通じるところがあって、ガーデニングには子供のような心を持った人が向いているのかしら。
派手なアクションなどは何もなく、目新しい演出とか、びっくりするようなどんでん返しとかも何もないけど、とにかくよい作品。オススメです。
涙・涙ってわけじゃないけれど、心がほんわかして観た後の感じもさわやかなので、ぜひぜひお薦めしたい作品。
これが、実話を元にしたお話だというからすごい。
日本にはないんじゃないかな、この映画の舞台になるような、塀もなくて、鉄格子もなくて、看守によるいじめなんかもなさそうな、開放的な刑務所。
殺人の罪で刑に服している主人公は、もう自分の人生を捨ててしまっているのだけれど、このエッジフィールド刑務所にやってきて、生まれて初めて植物を育てる喜びを知るのです。
映画の中で、真顔で主人公が花たちに話しかけるシーンがあるのだけれど、これが、なんだか温かい笑いを誘うシーンで私は好きだったな。本当に一生懸命お花たちに話しかける姿が、なんだか子供みたいに純真な感じで、だけど、お花たちにも伝わってて、本当に会話が出来るような雰囲気がよく出てたと思う。
この映画でいい味を出しているのが、ガーデニングの神様みたいなおばさん。
本まで出して、ガーデニングをする人たちのカリスマ的存在。
気取っているようにみえて自分の思っていることを素直に出すおばさんは、主人公とその仲間達がどんな罪を犯したかとか、自分の娘が囚人である主人公と結婚したいっていったら動揺したり。
ある意味子供のような素直さを忘れていないといえるかも。
そう考えると主人公に通じるところがあって、ガーデニングには子供のような心を持った人が向いているのかしら。
派手なアクションなどは何もなく、目新しい演出とか、びっくりするようなどんでん返しとかも何もないけど、とにかくよい作品。オススメです。
HERO
2003年9月7日なにより印象的だったのは、色の使い方がものすごくきれいな映画だということ。
舞台となるのは灰色や黒で囲まれた宮殿、そしてごつごつした岩や砂で囲まれた砂漠のようなところ。こんな殺伐とした場所だからこそ、美しくてあでやかな色の衣装がものすごく映えるのだ。
最近ハリウッド映画でもワイヤーアクションはあたりまえだけど、やっぱり本場の動きはすごいと思うんだよね。ハリウッドの映画は、現代的なアクションにワイヤーアクションを使うけれど、中国映画はその戦闘シーンすべてが「いかにも」という動き。
初めてこのような動きをみたのは「グリーン・デスティニー」だったけど、最初観たときは「なにこれ?」って思いました。
だけど最近はもうすっかり虜になってしまったようで、確かに現実離れしている動きかもしれないけれど、その現実離れっぷりにどうやらはまってしまったよう。
戦闘シーンの動きがトータルで美しければ、それが現実離れしていてもいい!私はそう思います。
実際ジェット・リーがリーサルウェポン4なんかで見せた動きは現実離れしてたけど、彼の本当の動きだと思うし、彼の動きの速さには共演者のメル・ギブソンも驚いていたくらいなんだから、多少脚色はあるにしても「あり得ない事じゃないかも」なんて思ってしまったりして。
隣に座ってたカップルの男性が、その現実離れした動きのたびに「ぷっ」ってふきだすのでちょっと興ざめしちゃったのが残念だったけど。
ストーリーも、事実と虚構を織り交ぜたような感じで、それと衣装の色の使い方が見事にマッチしてたかな。
私のまわりでは結構評価の分かれる作品ではありますが、私は映像の美しさ、アクションのきれいさから、結構評価してる作品。
映像の美しさだけならビデオでも楽しめるけど、CGなしのエキストラずらりの宮殿のシーンなどはやはりスクリーンで観た方が迫力があるかな。
舞台となるのは灰色や黒で囲まれた宮殿、そしてごつごつした岩や砂で囲まれた砂漠のようなところ。こんな殺伐とした場所だからこそ、美しくてあでやかな色の衣装がものすごく映えるのだ。
最近ハリウッド映画でもワイヤーアクションはあたりまえだけど、やっぱり本場の動きはすごいと思うんだよね。ハリウッドの映画は、現代的なアクションにワイヤーアクションを使うけれど、中国映画はその戦闘シーンすべてが「いかにも」という動き。
初めてこのような動きをみたのは「グリーン・デスティニー」だったけど、最初観たときは「なにこれ?」って思いました。
だけど最近はもうすっかり虜になってしまったようで、確かに現実離れしている動きかもしれないけれど、その現実離れっぷりにどうやらはまってしまったよう。
戦闘シーンの動きがトータルで美しければ、それが現実離れしていてもいい!私はそう思います。
実際ジェット・リーがリーサルウェポン4なんかで見せた動きは現実離れしてたけど、彼の本当の動きだと思うし、彼の動きの速さには共演者のメル・ギブソンも驚いていたくらいなんだから、多少脚色はあるにしても「あり得ない事じゃないかも」なんて思ってしまったりして。
隣に座ってたカップルの男性が、その現実離れした動きのたびに「ぷっ」ってふきだすのでちょっと興ざめしちゃったのが残念だったけど。
ストーリーも、事実と虚構を織り交ぜたような感じで、それと衣装の色の使い方が見事にマッチしてたかな。
私のまわりでは結構評価の分かれる作品ではありますが、私は映像の美しさ、アクションのきれいさから、結構評価してる作品。
映像の美しさだけならビデオでも楽しめるけど、CGなしのエキストラずらりの宮殿のシーンなどはやはりスクリーンで観た方が迫力があるかな。
アメリカン・アウトロー
2003年9月5日空き時間にたまたま観た作品だったのだけど、どうしてどうして、結構有名な俳優さんが多数出演しているし、作品自体もおもしろかった!
全く期待しないで観に行っただけに、おもしろさもひとしおだったのかもしれない。もったいないな〜こんなに面白い作品なんだったら、もっとたくさんの劇場で公開してもいいと思うんだけど。
ちなみに私は大森の映画館で観ました。
舞台は南北戦争終了後から、アメリカが太平洋に向けて鉄道を延ばしていこうとする時代。
南部の農場育ちの兄弟とそのいとこ達が、農場を奪おうとする鉄道会社に楯突くために強盗しまくるというストーリー。
北部の軍隊にいとこが処刑されようとするのを奇想天外な方法で助けたり、強盗も頭を使って堂々とやってのけるのだけど、このスカーッとした感じがおもしろさの秘訣なのかな。私のツボにはまるシーンも結構あって、ケラケラ笑いながらみました。
やっていることは確かに悪いことかもしれないけど、彼らなりの正義を貫いているわけで、それが勧善懲悪好きの私の心の琴線に触れたみたい。
確かにアウト・ローではあるんだけど、応援したくなるし、実際映画の中でも銀行強盗でありながら結構人気者だったりするのね。
最近の犯罪者の中には人気者っていないですよねー。この違いはなんなのかな。
自分のためだけに犯罪を起こすのと、そうでないのとの違いかな?
個性的な役をそれぞれの俳優さんがうまく演じていて、「南部の農場育ち」って
いう設定が全く自然に思われました。
お兄さん役がシェイクスピアとかを知っているっていう博識ぶりはちょっと不思議だったけど。主役のコリン・ファレルは、デアデビルではブルズ・アイを演じてたのねー。ちょっとキレた役柄という意味では共通だけど、全然気づかなかった。
ジェシーの天敵、ピンカートンを演じるのはティモシー・ダルトン。前ジェームス・ボンドだったとは!渋くてカッコよかったです。
もう劇場での公開は終わってしまったのかな。
この作品はオススメなので、ビデオorDVDが発売されたらぜひ観て欲しい一本です。
全く期待しないで観に行っただけに、おもしろさもひとしおだったのかもしれない。もったいないな〜こんなに面白い作品なんだったら、もっとたくさんの劇場で公開してもいいと思うんだけど。
ちなみに私は大森の映画館で観ました。
舞台は南北戦争終了後から、アメリカが太平洋に向けて鉄道を延ばしていこうとする時代。
南部の農場育ちの兄弟とそのいとこ達が、農場を奪おうとする鉄道会社に楯突くために強盗しまくるというストーリー。
北部の軍隊にいとこが処刑されようとするのを奇想天外な方法で助けたり、強盗も頭を使って堂々とやってのけるのだけど、このスカーッとした感じがおもしろさの秘訣なのかな。私のツボにはまるシーンも結構あって、ケラケラ笑いながらみました。
やっていることは確かに悪いことかもしれないけど、彼らなりの正義を貫いているわけで、それが勧善懲悪好きの私の心の琴線に触れたみたい。
確かにアウト・ローではあるんだけど、応援したくなるし、実際映画の中でも銀行強盗でありながら結構人気者だったりするのね。
最近の犯罪者の中には人気者っていないですよねー。この違いはなんなのかな。
自分のためだけに犯罪を起こすのと、そうでないのとの違いかな?
個性的な役をそれぞれの俳優さんがうまく演じていて、「南部の農場育ち」って
いう設定が全く自然に思われました。
お兄さん役がシェイクスピアとかを知っているっていう博識ぶりはちょっと不思議だったけど。主役のコリン・ファレルは、デアデビルではブルズ・アイを演じてたのねー。ちょっとキレた役柄という意味では共通だけど、全然気づかなかった。
ジェシーの天敵、ピンカートンを演じるのはティモシー・ダルトン。前ジェームス・ボンドだったとは!渋くてカッコよかったです。
もう劇場での公開は終わってしまったのかな。
この作品はオススメなので、ビデオorDVDが発売されたらぜひ観て欲しい一本です。
インソムニア
2003年9月4日同名のスティーブン・キングの作品があるのだけれど、それとはなんの関係もないと聞いていても、どうしてもイメージが引っ張られてしまうので、思っていた内容とは全然違った。
少女殺害事件と、刑事が内部捜査にさらされる刑事と、田舎町であまり事件がなくてちょっと退屈だと思っている刑事が事の真相を掴んでいく様子。
この三つの要素が本当にうまく絡みあっていて、最後までおもしろかった。
アル・パチーノ扮する刑事は、これまでたくさんの難事件を解決してきた名刑事だけど、凶悪犯を逮捕するために証拠をねつ造したことがある。
その事実を同僚にばらされそうになっているのだけれど、そんな追いつめられた状況で、殺人事件の調査中に間違ってその同僚を撃ってしまって、それを隠そうとするところから、どんどん深みにはまっていってしまう。
追いつめられた状況では、誰もが彼と同じように自分の非を隠そうとすると思うのだけれど、一つついた嘘を隠すために、次々に悪いことをしていく姿と、彼が不眠症に苦しみ、身も心もぼろぼろになっていく様がうまく重なっている。
ロビン・ウィリアムズ扮する少女を殺害した犯人役も、弱みのある主人公の心理を読んでの行動が、彼の優しそうな顔のわりに何考えているかわからないっていう雰囲気をよく出していた気がする。
この二人はそろって道を踏み外していくけれど、自分が悪いことをしているという罪の意識にさいなまれている刑事に対し、少女を殺してしまったことを「自分は悪くない」と正当化している犯人とを比べると、刑事の方が救われるかな。
最後には真実をつかんで、最終的には尊敬している刑事の罪を追究することになるヒラリー・スワンクも、真実を知ることでかえってツライ気持ちになることをうまく表現していたように思う。
こうして比べてしまうと、人物像に深みを持たせて描くこと、ストーリーがうまくできていることなど、作品のできは、日本映画よりもずっと優れている。
ま、日本で公開されるのは本国でヒットしたものだけだから、ヒドイ出来のものは当然日本には入ってこないで、したがって、私が観ているものは、作品としてある程度のレベルを備えたものはずだから、それと比べると、日本映画は不利なのに決まっているのだけれど。
派手なアクションもなく全体的に暗いイメージの作品だけど、サスペンスものの本を読み進めるようなおもしろさのあるよい作品だった。
少女殺害事件と、刑事が内部捜査にさらされる刑事と、田舎町であまり事件がなくてちょっと退屈だと思っている刑事が事の真相を掴んでいく様子。
この三つの要素が本当にうまく絡みあっていて、最後までおもしろかった。
アル・パチーノ扮する刑事は、これまでたくさんの難事件を解決してきた名刑事だけど、凶悪犯を逮捕するために証拠をねつ造したことがある。
その事実を同僚にばらされそうになっているのだけれど、そんな追いつめられた状況で、殺人事件の調査中に間違ってその同僚を撃ってしまって、それを隠そうとするところから、どんどん深みにはまっていってしまう。
追いつめられた状況では、誰もが彼と同じように自分の非を隠そうとすると思うのだけれど、一つついた嘘を隠すために、次々に悪いことをしていく姿と、彼が不眠症に苦しみ、身も心もぼろぼろになっていく様がうまく重なっている。
ロビン・ウィリアムズ扮する少女を殺害した犯人役も、弱みのある主人公の心理を読んでの行動が、彼の優しそうな顔のわりに何考えているかわからないっていう雰囲気をよく出していた気がする。
この二人はそろって道を踏み外していくけれど、自分が悪いことをしているという罪の意識にさいなまれている刑事に対し、少女を殺してしまったことを「自分は悪くない」と正当化している犯人とを比べると、刑事の方が救われるかな。
最後には真実をつかんで、最終的には尊敬している刑事の罪を追究することになるヒラリー・スワンクも、真実を知ることでかえってツライ気持ちになることをうまく表現していたように思う。
こうして比べてしまうと、人物像に深みを持たせて描くこと、ストーリーがうまくできていることなど、作品のできは、日本映画よりもずっと優れている。
ま、日本で公開されるのは本国でヒットしたものだけだから、ヒドイ出来のものは当然日本には入ってこないで、したがって、私が観ているものは、作品としてある程度のレベルを備えたものはずだから、それと比べると、日本映画は不利なのに決まっているのだけれど。
派手なアクションもなく全体的に暗いイメージの作品だけど、サスペンスものの本を読み進めるようなおもしろさのあるよい作品だった。