マイアミ・バイス

2007年6月3日
コリン・ファレルとジェイミー・フォックスとの組み合わせで、劇場公開時は劇場に観に行こうかなと思っていたんだけど、結局観に行かずじまい。で、DVDで観てみたら、まあまあかな。ある意味平凡だったんだよね。「悪い奴はだれか?」っていう部分も中途半端で。私はもともとのマイアミ・バイスを知らないのだけど、元の作品の雰囲気を残そうと努力した結果、こういうできあがりなんだろうか?オリジナルのテレビドラマシリーズは音楽が多くてセリフが少ないのが特徴だったらしい。今回も音楽は結構好きだったけど、セリフが少ないとは言い切れないかな。

音楽は結構カッコ良くて好きだったんだけど、ストーリーとしてはなんか中途半端な感がぬぐえなかった。潜入捜査官として犯罪組織に入り込むお話に絞り込むあたりはカッコイイ。どうやら主人公二人の色恋の絡ませ方がバランス悪かったのかも。コリン・ファレル扮するソニーと組織側のイザベルの恋物語は、ソニーがどこまで本気なのか、イザベルには裏はないのか、そのあたりにもう少し捻りが欲しかった。ソニーの方の危ない恋と、リカルドの恋とを対照的に描く必要性もあったのか?さすがにイザベルとソニーの最後はちょっと切なかったけれど・・・

ストーリーを抜きにすれば、海沿いのクールな家も、超カッコいいボートもめちゃくちゃいい。運び屋としての彼らが使う、尾翼が変わった形の飛行機もカッコ良かった。そう、誰もが一度は乗ってみたいなとか思う乗り物がいくつも楽しめるところはよかったかな。

個人的にはコリン・ファレルの姿形が残念ながら気に入らず。そっか、彼は童顔だから、シブく見せるにはひげを生やして髪を長くするしかなかったのかな。これは子供の映画じゃないしね。

ということで、今ひとつ感心しなかった作品。いい素材はいくつもあったのに、残念ながらそれを活かしきれなかったというところか。

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