Gridiron Gang

2007年3月1日
飛行機の中で観たので日本ではまだ公開されてませんが、少年院の少年たちをフットボールで更正させるという、最初から筋書きのわかったお話。実話をもとにつくられているらしいです。ちなみにGridironには、アメフトとかフットボール場という意味があるそうで、ま、それがわかれば映画の中身そのままのタイトルですな。

この「実話をもとに」と「少年たちの更生」って、もうこの組み合わせだけでお涙ちょうだいものだってことはわかりきってる。わかりきってるんだけど、弱いんですわ〜こういうのに。飛行機の中で、両隣知らない人なのに、涙ボロボロ流しながら観る羽目に。

なんといっても話題は、「ハムナプトラ」からちょこちょこアクションもので活躍しているザ・ロックが、アクション以外の役柄に挑戦してるってことですかねー自身も逮捕歴があり、少年院にいたことも、フットボールをやってたこともあるらしいので、この役柄はまさに「ハマリ役」だったかも。映画の中で、アメフトの中でもレシーバーは比較的身体は小さくて足がやたら速い選手が多いかと思うのだけど、そのレシーバーのウィリーに向かって「俺を倒せるまで頭を低くしてぶつかって来い!」みたいなシーンがあるのだけど、やだよね、ザ・ロックに向かってぶつかって行くなんて。普通の人なら絶対倒せないでしょ。

ストーリーは予想通りに展開するけど、少年院に入った子供たちはそのほとんどがまた帰って来るか、路上で死ぬか。簡単に銃をぶっ放して人を殺してしまうシーンがこの映画の中でも描かれているのだけど、これが映画の中だけのお話じゃなく、現実世界だって考えると悲しいことだと思う。実際一度道を踏み外してしまうと、なかなかそこから這い上がるのは難しいんだろう。安倍首相も「再チャレンジ社会」なんて言ってるけど、やり直さなければならないような状況にはまったことのない首相や官僚たちがどれくらいのこと思いつけるんだろうね。とはいえ、「再チャレンジ」できる社会になることには賛成。

予想通りのストーリーながら、演技があるようなないような役どころで、しかも吹き替え版で観てるせいもあるのかもしれないけど、ザ・ロックにまったく違和感なく、普通のドラマとして観られる。ただ、劇場に行ってまでのものではないかな。おうちでティッシュ片手に観た方が落ち着いてみられるでしょう。

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