ブラック・ダリア

2006年11月5日
観て気分が良くなる映画ではないと、観る前からわかってはいたけれど、それでもやっぱり観賞後の気分はよくない。気持ちが暗くなるような映画だった。

胴体をまっ二つに切断され、内蔵を抜かれ、口を耳まで裂かれるなんていうひどい状態で発見された死体。誰がこんなことをしたのかっていうことを突き止めるのが一応メインかと思うので、これから観る人のために謎解きはやめて・・・

謎解きがメインかもしれないけど、私はそれよりも、ここに描かれてい人間の姿の方が印象に残った。いい人だと思っていても、誰にも話せないような過去があったり、金を腐るほど持っていても、満たされない心を抱えてる人もいる。満たされない心、長い間忍耐を強いられてきた心っていうのはいつしかいびつに歪んで、常軌を逸した行動や人の道を踏み外してしまうらしい。

出演しているスカーレット・ヨハンセンとヒラリー・スワンクが美しい。この死体が発見されたのは1947年ということらしいので、60年ほど前のこと。その当時のファッションに身を包むと、特にスカーレット・ヨハンセンはその美しさが際立つ感じ。

誰が犯人なのかを探しながら観る映画ではあるものの、ある意味で人間の弱さとか醜さを描いた映画。もう一回観たいかといわれればあまり観たくはないかな。

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