ギャングもの映画なんだけど、ただ単にバイオレントのシーンがあるだけじゃなくて、なんかいろんな人間の動きを、その場の状況に応じて利用して賢く敵をつぶしていくような、そんな感じ。

いろんな人の動きが最終的には一つの結果にむかって集約していくストーリーだては、ロック・ストック&トゥー・スモーキング・バーレルズみたいなしゃれた感じではあるんだけど、あんな風に軽くはない。もっと暗いというか思いというかね。「軽妙」という感じではないんだよね。

この時代のギャングたちって、みんなおっしゃれー
靴はピカピカだし、ロングコートに帽子、革手袋。
とにかくカッコいい。
日本でも、いわゆる「チンピラ」っぽい人たちは、趣味の悪そうな服を着ているのかもしれないけど、本物のやくざは、パリッといいもの着こなしているのかもしれない。ま、洋服がカッコ良くても、やってることは最低なんだろうけどね。むかしのギャングも同じだな。

主人公のトミーは、殴られたりはするものの、その場その場で臨機応変になんか生き残ってく。その頭をもっと他の、生産的なことに使えばよかったのだろうけどね。でも、ラストシーンは、私にはトミーの気持ちがよくわからなかったな。

うーん、そんなわけで、ストーリーの流れはまあそれなりに楽しめるものの、エンターテイメントというにはやや暗く派手さに欠ける。かといって、バイオレントすぎて観られないというほどではない。
評価は分かれるかもしれないね。眠いときには観ない方がいいでしょう。

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