チャーリーとチョコレート工場
2006年8月20日この作品、私は大好きだったなー
まるでおとぎ話のようなチョコレート工場の中も好きなんだけど、ダメダメな子供たちを次々と懲らしめていくような内容が好き。
食べてばかりでデブの子供。
やたら勝ち気な子供。
わがままで何でも欲しがる子供。
頭でっかちで知識はあるけど礼儀とか目上の人への尊敬とかがない子供。
子供がだめなら親もダメダメ。
子供を甘やかすばかりの親。
子供を自分の競争の道具にする親。
理解できないってあきらめる親。
最近その辺で見かける子供と親じゃない?
こういうダメダメな子供たちが、ダメっぷりを発揮してその結果次々脱落していく姿がとても滑稽だし、そういうダメダメな子供を小バカにするウンパ・ルンパの歌と踊りも私は大好きなのよね。なんだろう?私がこれを大好きな理由は。ちょっと考えて思ったのは、私の好きな勧善懲悪だから?いや、この子供たちが悪者ってわけじゃあないんだけど、でもどう考えてもカワイクナイよね?そういうカワイクナイ子供たちが懲らしめられるのがどうやら私のツボにはまっているらしい。
とはいえ、ダメダメ子供たちが懲らしめられるだけじゃないのだ。
もう一つのテーマは家族愛なんだよね。
チャーリーとその家族はとっても貧乏だけど、みんなとっても仲良く暮らしてる。お父さんが仕事を解雇されてますます苦境に立たされても、お母さんは明るくお父さんを励ますし、おじいちゃん&おばあちゃんたちもユーモアたっぷり。
そんな家族に愛されているチャーリーが金のチケットを当てたときは私もとってもうれしかったもの。最初から彼がチケットを当てるってわかってても、やっぱりうれしい。しかも、「ぃやっぴぃぃぃぃ!!」って小躍りして喜ぶおじいちゃんがおちゃめでとてもかわいい。
人間には「浅い喜び」と「深い喜び」があると思うのね。例えば映画をみること。少しの間その映画にのめり込んで自分が今いる世界を忘れて楽しめば、それは「浅い喜び」だと思う。お金をかければ簡単に得られるような楽しみや喜びはやっぱり浅いんじゃないかな。浅い喜びだけで生きていると、もしかしたら傍目からは幸せそうに見えても、心の中はいつもさびしいかもしれない。
一方で、深い喜びって、お金では買えないものじゃないかな。家族はお金ではたぶん買えないし、深く深く愛されるってことも、お金を払えば愛してもらえるもんでもないしね。心から愛し合い、そして大切に思い合うことは深い喜びで、そういう喜びがあれば多少の苦労は乗り越えていけるんじゃないかな。
そんな「深い喜び」を、ウィリーはチャーリーのおかげで知るのでした。
そんなわけでね、子供向けのファンタジーなのかもしれないけど、これはむしろ大人の方が楽しめる作品な気がする。現代社会の不安=「大丈夫か?こんな子供ばっかり増えて」ってことも描きつつ、家族の大切さも伝わったし。
おすすめの作品だね。
まるでおとぎ話のようなチョコレート工場の中も好きなんだけど、ダメダメな子供たちを次々と懲らしめていくような内容が好き。
食べてばかりでデブの子供。
やたら勝ち気な子供。
わがままで何でも欲しがる子供。
頭でっかちで知識はあるけど礼儀とか目上の人への尊敬とかがない子供。
子供がだめなら親もダメダメ。
子供を甘やかすばかりの親。
子供を自分の競争の道具にする親。
理解できないってあきらめる親。
最近その辺で見かける子供と親じゃない?
こういうダメダメな子供たちが、ダメっぷりを発揮してその結果次々脱落していく姿がとても滑稽だし、そういうダメダメな子供を小バカにするウンパ・ルンパの歌と踊りも私は大好きなのよね。なんだろう?私がこれを大好きな理由は。ちょっと考えて思ったのは、私の好きな勧善懲悪だから?いや、この子供たちが悪者ってわけじゃあないんだけど、でもどう考えてもカワイクナイよね?そういうカワイクナイ子供たちが懲らしめられるのがどうやら私のツボにはまっているらしい。
とはいえ、ダメダメ子供たちが懲らしめられるだけじゃないのだ。
もう一つのテーマは家族愛なんだよね。
チャーリーとその家族はとっても貧乏だけど、みんなとっても仲良く暮らしてる。お父さんが仕事を解雇されてますます苦境に立たされても、お母さんは明るくお父さんを励ますし、おじいちゃん&おばあちゃんたちもユーモアたっぷり。
そんな家族に愛されているチャーリーが金のチケットを当てたときは私もとってもうれしかったもの。最初から彼がチケットを当てるってわかってても、やっぱりうれしい。しかも、「ぃやっぴぃぃぃぃ!!」って小躍りして喜ぶおじいちゃんがおちゃめでとてもかわいい。
人間には「浅い喜び」と「深い喜び」があると思うのね。例えば映画をみること。少しの間その映画にのめり込んで自分が今いる世界を忘れて楽しめば、それは「浅い喜び」だと思う。お金をかければ簡単に得られるような楽しみや喜びはやっぱり浅いんじゃないかな。浅い喜びだけで生きていると、もしかしたら傍目からは幸せそうに見えても、心の中はいつもさびしいかもしれない。
一方で、深い喜びって、お金では買えないものじゃないかな。家族はお金ではたぶん買えないし、深く深く愛されるってことも、お金を払えば愛してもらえるもんでもないしね。心から愛し合い、そして大切に思い合うことは深い喜びで、そういう喜びがあれば多少の苦労は乗り越えていけるんじゃないかな。
そんな「深い喜び」を、ウィリーはチャーリーのおかげで知るのでした。
そんなわけでね、子供向けのファンタジーなのかもしれないけど、これはむしろ大人の方が楽しめる作品な気がする。現代社会の不安=「大丈夫か?こんな子供ばっかり増えて」ってことも描きつつ、家族の大切さも伝わったし。
おすすめの作品だね。
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