日本では3月に公開なのね。アメリカでは12月中旬に公開されて、1月初めくらいに「キング・コング」から興行成績第1位の座を奪取するほどの人気でした。3月公開ということは、まだ時間があるので、まだ原作を読んだことがない人は、ぜひぜひ、映画を観に行く前に原作を読んでみてほしい。子供向けのお話だし、第1章だけだったらすぐに読めるから。「原作を読むとストーリーがわかっておもしろくないのでは?」と思う人もいるかもしれないけど、この作品に関しては、仮に原作でストーリーを知っていたとしても、映像化されたこのお話の世界を十分に楽しめると思う。

子役たちが素晴らしい。
彼らは「めちゃくちゃ美形」というわけではないのだけど(たぶんそれがいいのだろう)、それぞれのキャラクターにぴったりはまっていたと思う。自然な演技にどんどん引込まれて、映画の途中でなんどジーンときたことか。同じメンバーでの2作目の撮影も決定したというから、次の作品も楽しみだ。
あと、もう一人「ぴったり」のキャスティングが魔女役のティルダ・スウィントン。彼女は「コンスタンティン」で白い天使だったんだけど、あまりに美しすぎて男性でも女性でもない中性な感じがぴったりだった。今回は魔女。こちらも美しすぎて、「冷たい冷たい魔女」って感じがぴったり。

これくらいは書いちゃってもネタバレにはならないと思うのだけど、最初のシーンはロンドンの街を襲う空襲のシーン。太平洋戦争当時、日本の子供たちも田舎に疎開して、そこで意地悪されたり、食べ物を十分食べられなかったりして苦労したと聞いているけど、ロンドンでも同じようなことがあったとは知らなかった。どの国でも、大人たちが始めた戦争で苦労するのは大人だけではないのだ。

この作品は劇場に観に行く価値がある。
原作は子供向けかもしれないけど、映画はむしろ「小さい頃にこの原作を読んだ大人」に向けられて作られているのではないかと思われる。子供が観るにはちょっと迫力ありすぎというか、難しすぎないかな?この作品は絶対大人向けだと思うな。

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