ザ・インタープリター
2006年1月18日世の中で、妻を亡くし悲しみにくれる夫の役を演じさせたら、ショーン・ペンに勝る俳優はそうそういないだろう。中年男の悲哀が身体からにじみ出てたね。いやいや、さすがオスカー俳優だけある。だけど、一つ気になったのは、そんな悲しみにくれる中年男が、二コール・キッドマン演じるやや謎のある国連通訳に、自分の妻が死んだってことを伝えるところだろうかね。ちょっと唐突じゃない?暗殺計画を聞いてしまった通訳を警護するシークレットサービスのエージェントが、自分の悲しみのわけを伝えるくだりは不自然に思えて仕方なかった。一旦そのことを明かしてしまった後、親密さが増して二人の距離が近づいていくのはまあいいとして、うーん、やっぱりその最初のきっかけが腑に落ちないな。
でも、最後までからくりがわからなかったから、ストーリーとしては成功といえるのではなかろうかね。DVDだと削除されたシーンが観られるんだけど、これらのシーンを削除して正解!最後まで謎は明かされないほうがずっと良かった。
ここまで書いて、ネタばれはないかと読み返す・・・うんと、これくらいまでなら大丈夫だろう。うむうむ。これから観る人はDVDで観ることになるんだろうけど、それでもネタばれはいけないからね。
サスペンスとしても結構最後の方まで十分楽しめるんじゃないでしょうかね。シークレットサービスのエージェントと、彼が守るべき人間が如何にして親密になっていくか、その最初のきっかけの部分だけです、私が不自然に感じたのはね。
扱っているテーマそのものは、国連の機能とか、どこかの国での虐殺の様子とか、重たいものだと思うけど、それよりはサスペンスとして、単なるエンターテイメントとして観られるかな。
ショーン・ペンの「悲哀がにじみ出る中年男」の演技っぷりだけでも観る価値ありますな。
でも、最後までからくりがわからなかったから、ストーリーとしては成功といえるのではなかろうかね。DVDだと削除されたシーンが観られるんだけど、これらのシーンを削除して正解!最後まで謎は明かされないほうがずっと良かった。
ここまで書いて、ネタばれはないかと読み返す・・・うんと、これくらいまでなら大丈夫だろう。うむうむ。これから観る人はDVDで観ることになるんだろうけど、それでもネタばれはいけないからね。
サスペンスとしても結構最後の方まで十分楽しめるんじゃないでしょうかね。シークレットサービスのエージェントと、彼が守るべき人間が如何にして親密になっていくか、その最初のきっかけの部分だけです、私が不自然に感じたのはね。
扱っているテーマそのものは、国連の機能とか、どこかの国での虐殺の様子とか、重たいものだと思うけど、それよりはサスペンスとして、単なるエンターテイメントとして観られるかな。
ショーン・ペンの「悲哀がにじみ出る中年男」の演技っぷりだけでも観る価値ありますな。
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