LOVERS

2005年9月27日
こちらではHouse of Flying Daggersっていうタイトルなんだけど、日本でつけた「LOVERS」の方が、この作品のことをかなり的確に表しているような気がするな。そして、日本で観ていた限りでは、TVCMやプレビューでもネタバレがなかったので、「そう来るか」と、ストーリー展開にも意外性があった。

と、私は感じたんだけどね。
鋭い人は「そんなことじゃないかと思ったよ」なーんて思ってたりもするかもしれないけど。

そっかー
この映画の中で印象的だったことについて書こうとすると、ネタバレしちゃうなー。
まいったなーあんまりかけないや。

チャン・イーモウの「HERO」に次ぐ作品ということで、この作品の中でも「色」がとてもきれいに使われていた。緑の衣装、竹林の緑、紅葉する山々、降り積もる雪で真っ白になっていく景色などなど。

そういう意味では、この作品に限っていえるわけではないけど、映画っていうのはいろんな要素を含む芸術だなあと。ストーリーが人を感動させることもあれば、映像が深く観る人の心に残ったり、音楽が印象的だったり。アクションに興奮させられたり、俳優に感情移入しちゃって涙しちゃったり。

ストーリーに関係ないところでこの作品を評価するとすると、この作品は、色の使い方がとても美しいのと、アクションがおとぎばなしっぽくて好きだったかな。竹林の中で闘うシーンがあるんだけど、竹から竹へ軽やかに飛び移っていく様は、私の大好きなシルク・ド・ソレイユのショーを思い出させてみていておもしろかった。
竹から竹へ飛び移って闘うなんて、現実じゃあり得ない!と思う反面、シルク・ド・ソレイユのショーでは実際にやってみせているので、「うーん、中国4000年の歴史の中では現実にあのような闘い方もあったやも知れん」と思ってしまう。
どうなんでしょう?

メイキングのなかで監督も行ってたけど、この作品のテーマは「愛」なんだって。たしかにこれまでの「グリーン・デスティニー」や「HERO」といった作品よりも、そういう要素が強いよく出てたかな。チャン・イーモウ作品が好きな人は、この作品も観て損はない。

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