ウィンブルドン
2005年9月13日この作品は、どうってことないっていえばどうってことないラブロマンスなのかもしれないけど、BlockBusterの兄ちゃんが絶賛するだけあって、いい作品だったな。
ただのラブロマンスを、ここまで面白い作品に仕上げた最大の原因は、ウィンブルドンの雰囲気がリアルに表現されているところだと思う。ウィンブルドンのセンターコートでの試合で雨が降った時のシートをかぶせるシーンとか、ぎっしりとスタンドを埋めた観客とか、おそらくロッカールームの様子なんかもリアルに表現されているのに違いない。(だってロッカールームには行けないから確かめようがないじゃん?)
あと、解説者も、ほんとにウィンブルドンの大会で解説をやっている2人に演じてもらっていて、こういうところにもリアリティへのこだわりが見える。
世界ランク119位で、まわりのみんなにも「過去の栄光」みたいなものばかり口にされるようになって来たピーター。この大会を最後に引退を決意してるんだけど、そんな重大発言ですら、注目選手がやって来ただけで記者たちにも無視される始末。そんなピーターが、女子の注目選手リジーと出会って恋に落ち、それを力にかえて勝ち進んでいく様子は観ていてとても気持ちがいい。
ウィンブルドンでは、イギリス人は優勝したことがないのかな?
昔はともかくとして、ここ最近の結果を調べてみると確かに優勝者にイギリス人はいない。今年もフェデラーが勝っちゃったしね。彼が勝ち進むにつれて、地元の人たちのテンションがどんどんあがっていくのも観ていておもしろい。本当にこういうことが起ったら、地元っ子たちにはたまらないだろうなーーー。
この映画の中には、ほかにも作品としていいところがあるんだけど、一つは効果的なモノローグ。たぶんテニス選手はいつも自分とこんなふうに話ながら試合をしているに違いない。これもなんかとてもリアルだった。
あともう一つは映像。「マトリックス」から始まった、何台ものカメラをつかって対象物を中心にぐるりとまわるようなカメラワークが、テニスのプレーシーンをより迫力のあるものにしていると思うし。
この作品を見る前にみた二つの作品が、やや手抜き気味の作品だっただけに、手間ひまかけてしっかり作っている作品を見るとそれだけでうれしくなってしまったりして。この作品、派手さはなくても、ウィンブルドンのリアリティを追求するために手間ひまかけたんだろうなと感じられる。
主人公のピーターを演じるポール・ベタニーは、私の感覚では「めちゃくちゃカッコいいー」って感じじゃないんだけど、それがむしろこの役にぴったり。彼はラッセル・クロウの「ビューティフル・マインド」で架空の友人を演じて、そしてジェニファー・コネリーと結婚したのね。
この映画を観たら、来年のウィンブルドンが楽しみになること間違いなし。
日本でももうこの映画の公開は終わっちゃったよね。
DVDだと、メイキングみたいなのがついていて、本物のウィンブルドンの大会を思わせるためにどんなふうにしてこの映画をつくってきたかがわかるのでこちらもお薦め。
いやいや、いい映画だったよ。
ただのラブロマンスを、ここまで面白い作品に仕上げた最大の原因は、ウィンブルドンの雰囲気がリアルに表現されているところだと思う。ウィンブルドンのセンターコートでの試合で雨が降った時のシートをかぶせるシーンとか、ぎっしりとスタンドを埋めた観客とか、おそらくロッカールームの様子なんかもリアルに表現されているのに違いない。(だってロッカールームには行けないから確かめようがないじゃん?)
あと、解説者も、ほんとにウィンブルドンの大会で解説をやっている2人に演じてもらっていて、こういうところにもリアリティへのこだわりが見える。
世界ランク119位で、まわりのみんなにも「過去の栄光」みたいなものばかり口にされるようになって来たピーター。この大会を最後に引退を決意してるんだけど、そんな重大発言ですら、注目選手がやって来ただけで記者たちにも無視される始末。そんなピーターが、女子の注目選手リジーと出会って恋に落ち、それを力にかえて勝ち進んでいく様子は観ていてとても気持ちがいい。
ウィンブルドンでは、イギリス人は優勝したことがないのかな?
昔はともかくとして、ここ最近の結果を調べてみると確かに優勝者にイギリス人はいない。今年もフェデラーが勝っちゃったしね。彼が勝ち進むにつれて、地元の人たちのテンションがどんどんあがっていくのも観ていておもしろい。本当にこういうことが起ったら、地元っ子たちにはたまらないだろうなーーー。
この映画の中には、ほかにも作品としていいところがあるんだけど、一つは効果的なモノローグ。たぶんテニス選手はいつも自分とこんなふうに話ながら試合をしているに違いない。これもなんかとてもリアルだった。
あともう一つは映像。「マトリックス」から始まった、何台ものカメラをつかって対象物を中心にぐるりとまわるようなカメラワークが、テニスのプレーシーンをより迫力のあるものにしていると思うし。
この作品を見る前にみた二つの作品が、やや手抜き気味の作品だっただけに、手間ひまかけてしっかり作っている作品を見るとそれだけでうれしくなってしまったりして。この作品、派手さはなくても、ウィンブルドンのリアリティを追求するために手間ひまかけたんだろうなと感じられる。
主人公のピーターを演じるポール・ベタニーは、私の感覚では「めちゃくちゃカッコいいー」って感じじゃないんだけど、それがむしろこの役にぴったり。彼はラッセル・クロウの「ビューティフル・マインド」で架空の友人を演じて、そしてジェニファー・コネリーと結婚したのね。
この映画を観たら、来年のウィンブルドンが楽しみになること間違いなし。
日本でももうこの映画の公開は終わっちゃったよね。
DVDだと、メイキングみたいなのがついていて、本物のウィンブルドンの大会を思わせるためにどんなふうにしてこの映画をつくってきたかがわかるのでこちらもお薦め。
いやいや、いい映画だったよ。
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