どれくらい前の作品なんだろう?まだ10年は経っていないかな。笑えるところは笑うし、主人公の嘘がばれたらどんな窮地にたたされるんだろうとやきもきもするけど、観ていて心温まる作品。

サンドラ・ブロックは、作品を選ぶときは脚本のおもしろさで選んでいるのか、彼女の出演する作品は、人物の描写が上手くて、登場人物間のせりふがおもしろく、派手なアクションなんかなくても、十分に楽しめるものが多い気がする。特別じゃない、その辺の街のどこにでもいそうな人たちの日常切り取ったような作品。そんなどこにでもありそうな人たちの生活も、ちょっとした出来事からドラマになるってことだろうか。「スピード」や「デンジャラス・ビューティー」は、それなりにアクションもあったけど、「28days」とか「トゥー・ウィーク・ノーティス」なんかは、この作品と似たような系統かも。そういえば、デンジャラス・ビューティーは2作目がアメリカで公開されているらしい。早く観たいものだ。

だいぶ話がそれたけど今回の作品。主人公は両親を早くに亡くして一人で暮らす平凡な女性を、サンドラ・ブロックが演じているんだけど、彼女のキャラにぴったりはまっている感じ。ちょっとドジなところがあるけど、一生懸命生きていて、周りのみんなからも愛されているキャラ。そういうキャラを演じるのは得意中の得意かも。そのほかの登場人物たちもみんな善良な人たちで、映画の中で、独りぼっちで生きていた主人公がなかなか本当のことを話せなくなってしまうのもわかる気がする。そして、土壇場になって本当のことを伝えることになるわけだけど、これが感動なんだ。笑いと涙なしには観られないね。これまでのサンドラ・ブロックの出演作はどれもそれなりに気に入っているんだけど、涙だけで終わるんじゃなく、笑いもふんだんに盛り込まれている作品は特にお気に入り。

そんなわけで、観終わった時気持ちのいい作品。単なるラブ・ストーリーじゃなく、ファミリーもの的要素とコメディ的要素をスパイスのように盛り込んだ満足度の高い作品だった。

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