ナショナル・トレジャー
2005年3月27日ジェリー・ブラッカイマーの作品といえば、いつもTVCMもがんがん流して大々的に宣伝するからものすごく期待してしまうんだけど、実際にははずれだったりもする。「パイレーツ・オブ・カリビアン」は私の中でははずれでした。で、今回の「ナショナル・トレジャー」。これまで同様TVCMもがんがん流れていたけど、「あの、『パイレーツ・オブ・カリビアン』の製作者が送る!」なんて言われつつ音楽まで「パイレーツ・オブ・オブ・カリビアン」の音楽でごまかされたりすると、私の疑心暗鬼ますます強くなる一方。そんな状態で、やや斜に構えながら観に行ったんだけど、今回はおもしろかったよ。たぶん脚本がよかったんだろうな。ニコラス・ケイジ扮する主人公のベンと一緒に自分も謎解きをしているような感じで最後まで一気に楽しめた。
日本人の私が観てもかなりおもしろかったんだけど、自分の国の歴史にとって大きな意味のある、そして誰でも知っている独立宣言なんかに絡めたミステリーとなると、アメリカ人にとってはさぞかしおもしろかったに違いない。宝探しといえば「インディ・ジョーンズ」シリーズかなと私なんかは思うんだけど、あれよりも観客を引き込む設定になっているところがこの作品の大きな魅力かと。大きな違いは、この作品の舞台背景が現代に設定されているところじゃなかろうか。自分たちが生きている、まさに今この時代が舞台で、しかも、首都ワシントンだの、ニューヨークだの、自分たちになじみのある街に絡めて展開されるミステリーとなると、夢中にならずにはいられないにちがいない。私たち日本人だって、東京を舞台にして、例えば豊臣家の財宝が、「灯台もと暗し」ってことで、徳川家のお膝元である江戸、とまり東京のどこかに眠っているなんてストーリーがそれらしく展開されるような面白い映画があれば、多少なりとも同じ感覚を味わえるかもしれない。実際に財宝探しのバラエティ番組もこれまでにいろいろ制作はされていて、それを見る人がいるわけだから。
今回ベンと共に宝探しに手を貸してくれるコンピュータオタクっぽい感じのライリーを演じているジャスティン・バーサっていう俳優さん、どこかで見たことあるかなと調べてみたけど、彼の出演作はまだそれほど多くなく、しかもどの作品も観ていない作品だったから、気のせいか。人のよさそうな、でもちょっぴり欲もあって、ベンに引っ張られながら危ない橋を渡るライリーの役にぴったりはまっていたと思う。今後の活躍が楽しみだ。
ニコラス・ケイジは、ここ最近では「マッチスティックメン」がよかったと思うんだけど、彼自身は、あのような「内向き」の演技をする役柄が続くととても疲れるんだとか。今回のベンの役は、自分から進んで出演を希望したらしい。
いやいや、それにしてもこの作品は面白かったな。謎解きが進めば進むほど、宝に近づいているのがわかるし、最後の結末もとても気持ちのいいものだったし。ここまでクオリティの高い内容にできるかは疑問ではあるけれど、ついつい続編を望んでしまう私なのでした。
日本人の私が観てもかなりおもしろかったんだけど、自分の国の歴史にとって大きな意味のある、そして誰でも知っている独立宣言なんかに絡めたミステリーとなると、アメリカ人にとってはさぞかしおもしろかったに違いない。宝探しといえば「インディ・ジョーンズ」シリーズかなと私なんかは思うんだけど、あれよりも観客を引き込む設定になっているところがこの作品の大きな魅力かと。大きな違いは、この作品の舞台背景が現代に設定されているところじゃなかろうか。自分たちが生きている、まさに今この時代が舞台で、しかも、首都ワシントンだの、ニューヨークだの、自分たちになじみのある街に絡めて展開されるミステリーとなると、夢中にならずにはいられないにちがいない。私たち日本人だって、東京を舞台にして、例えば豊臣家の財宝が、「灯台もと暗し」ってことで、徳川家のお膝元である江戸、とまり東京のどこかに眠っているなんてストーリーがそれらしく展開されるような面白い映画があれば、多少なりとも同じ感覚を味わえるかもしれない。実際に財宝探しのバラエティ番組もこれまでにいろいろ制作はされていて、それを見る人がいるわけだから。
今回ベンと共に宝探しに手を貸してくれるコンピュータオタクっぽい感じのライリーを演じているジャスティン・バーサっていう俳優さん、どこかで見たことあるかなと調べてみたけど、彼の出演作はまだそれほど多くなく、しかもどの作品も観ていない作品だったから、気のせいか。人のよさそうな、でもちょっぴり欲もあって、ベンに引っ張られながら危ない橋を渡るライリーの役にぴったりはまっていたと思う。今後の活躍が楽しみだ。
ニコラス・ケイジは、ここ最近では「マッチスティックメン」がよかったと思うんだけど、彼自身は、あのような「内向き」の演技をする役柄が続くととても疲れるんだとか。今回のベンの役は、自分から進んで出演を希望したらしい。
いやいや、それにしてもこの作品は面白かったな。謎解きが進めば進むほど、宝に近づいているのがわかるし、最後の結末もとても気持ちのいいものだったし。ここまでクオリティの高い内容にできるかは疑問ではあるけれど、ついつい続編を望んでしまう私なのでした。
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