オーシャンズ12

2005年2月6日
私はこの映画を観終わって出てくるとき、思いっきり憤慨してました。こんなに「客をバカにしてる!」と思った作品は近年稀。いやいや本当に腹が立ちましたわ。あ〜あ、こんな作品をお金を出して観てしまった自分が悔しい。そして何よりも、なんとなくこの作品にほのかな期待を抱いて観に行った自分が悔しい。あ〜あ、ホントに腹が立つ。結局キャストだけで客を呼ぶ最低の作品だった。

キャストで人を呼び寄せられる作品でも、まあ、普通に作ればそんなに腹も立たなかったかもしれない。でも、この作品のストーリーは最低。「は?それはあんまりでしょう!」とか「おいおい、そんなでたらめってある?」って思ってしまう部分が多くて、客をバカにしているとしか思えない。テキトーに作ったとしか思えない。そう、このテキトーさに腹が立つのだ。豪華キャストでそのキャスト陣に負けないぐらいのものすごいストーリーを作るのはそりゃあ難しいかもしれないけどさ、その努力もしないでテキトーにつくって、「ま、これだけのキャストで楽しんでもらったから、テキトーでも許してもらえるかな」っていう感じがありあり。その、テキトーに作った部分を、「観客もだまされる!」みたいに宣伝して客を呼ぶところが腹立たしい。観客がだまされているんじゃありません。ストーリーがインチキなだけです!!!さらに、登場人物とキャスト本人をだぶらせたり、他の俳優さんをテキトーに出してみたり、そうなってくると「バカにしている!」と腹が立ってくるんだな。

オーシャンズ11も、正直言って、ガイ・リッチーの「スナッチ」の作風をまねただけという印象だったけど、そのオーシャンズ11よりもヒドイこの作品。ソダーバーグはこんな作品作っちゃってちょっと良心がとがめたりしないんだろうか。彼はもっと社会派作品をきっちり作り込む監督だと思っていたんだけどな。とにかくガッカリさせられたよ。ブラッド・ピットもジョージ・クルーニーも嫌いじゃないし、二人ともカッコイイと思うんだけど、彼らのかっこよさをもってしても許されない作品だった。久々だよ、こんなに一つの作品をこき下ろすのはさ。最近観たヒドイ作品といえば「80days」だったんだけど、正直この「80days」よりも腹が立っちゃったかもしれないな。テレビでCM出てくるだけでも腹が立つわ!

とにかく、この作品は、お金を出して観に行く価値がない。ブラッド・ピットやジョージ・クルーニーをどうしても観たいっていう人は、レイト・ショーで観るとか、ファースト・デイあるいはレディース・デイなどの割引の日にみないと本当に損しますよ。本当に。話題性だけで観るにしてももったいない。あ〜あ、本当に腹が立つ!!

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