プランケット&マクリーン
2005年1月28日このタイトルじゃあ日本では絶対にヒットしないよね。だってどんな映画なのか皆目見当もつかないし。「どうしてこんな邦題にしちゃったかな〜」ってな作品も結構あるのに、この作品は劇場公開時にはそのままのタイトルで公開しちゃったみたい。これこそ邦題をつけるのに工夫を凝らすか凝らさないかで多少なりとも売れるかどうかっていう作品だと思うのに。
始まりは最悪。目の前で目玉をつぶされるシーンとか、死人のはらわたから飲み込んじゃった宝石を探すシーンとか。ホラー映画かと思ったよ。でも、実際にはほどよく笑いも盛り込まれた、観終わった後の感じもなかなかよい作品だった。
アメリカに行って一旗あげるための資金集めに、貴族のふりをして金持ちの情報を集め、礼儀正しく金品を強奪することから、「紳士強盗」なんて呼ばれちゃったりして、それ自体がおかしい。でも、こんな強盗どうやらホントにいたという話。この「プランケット&マクリーン」っていうのも、そのお話をよく知っているイギリス人からすれば、タイトルを観ただけでどんな作品かわかるっていう内容だったのかもしれない。
この作品のおもしろさは、強烈な個性を持つキャラクター達がしっかり描かれていることにあると思う。マクリーンにしても、一見貴族のように見えなくはないけど、自分に甘く、情におぼれやすく、でも「どうしようもないけど憎めないヤツ」として周りから愛されるキャラだってことがわかる。ロバート・カーライル扮するプランケットは、厳しい状況を生き抜く知恵と度胸がある。おそらく貧しい生まれだと思うけど、卑屈になることなくしっかり自分を持って生きているような感じ。なかなか人に心は許さないけど、一旦相棒になると、相棒をとても大切にする。リブ・タイラー扮するレベッカも、勝ち気なお嬢様って雰囲気が良く出ていたし。敵役のとにかく残酷なチャンスもさることながら、最も強烈な印象を放っているのは、ロックウェルかもしれない。化粧して着飾って両刀使いっていう彼は、プランケットとマクリーンが強盗なのも恐らくわかっていながら、端からゲームみたいにそれを楽しんでいる。それでいて、大事なところではちゃんと手を貸してくれて、いいヤツなのだ。
プランケットがその知識を活かしてマクリーンを数々の窮地から救い出したりしているうちに、最初はビジネスライクなおつきあいだった二人の間に、友情っていうか、絆が生まれるっていうのも観ていて感じがいい理由かも。
日本では全く話題にならなかった(と思われる)作品ながら、それなりのキャストも出演しているし、観ていて感じがいいし、「こりゃあ意外な拾い物をした」っていう感じで楽しめる作品だった。
始まりは最悪。目の前で目玉をつぶされるシーンとか、死人のはらわたから飲み込んじゃった宝石を探すシーンとか。ホラー映画かと思ったよ。でも、実際にはほどよく笑いも盛り込まれた、観終わった後の感じもなかなかよい作品だった。
アメリカに行って一旗あげるための資金集めに、貴族のふりをして金持ちの情報を集め、礼儀正しく金品を強奪することから、「紳士強盗」なんて呼ばれちゃったりして、それ自体がおかしい。でも、こんな強盗どうやらホントにいたという話。この「プランケット&マクリーン」っていうのも、そのお話をよく知っているイギリス人からすれば、タイトルを観ただけでどんな作品かわかるっていう内容だったのかもしれない。
この作品のおもしろさは、強烈な個性を持つキャラクター達がしっかり描かれていることにあると思う。マクリーンにしても、一見貴族のように見えなくはないけど、自分に甘く、情におぼれやすく、でも「どうしようもないけど憎めないヤツ」として周りから愛されるキャラだってことがわかる。ロバート・カーライル扮するプランケットは、厳しい状況を生き抜く知恵と度胸がある。おそらく貧しい生まれだと思うけど、卑屈になることなくしっかり自分を持って生きているような感じ。なかなか人に心は許さないけど、一旦相棒になると、相棒をとても大切にする。リブ・タイラー扮するレベッカも、勝ち気なお嬢様って雰囲気が良く出ていたし。敵役のとにかく残酷なチャンスもさることながら、最も強烈な印象を放っているのは、ロックウェルかもしれない。化粧して着飾って両刀使いっていう彼は、プランケットとマクリーンが強盗なのも恐らくわかっていながら、端からゲームみたいにそれを楽しんでいる。それでいて、大事なところではちゃんと手を貸してくれて、いいヤツなのだ。
プランケットがその知識を活かしてマクリーンを数々の窮地から救い出したりしているうちに、最初はビジネスライクなおつきあいだった二人の間に、友情っていうか、絆が生まれるっていうのも観ていて感じがいい理由かも。
日本では全く話題にならなかった(と思われる)作品ながら、それなりのキャストも出演しているし、観ていて感じがいいし、「こりゃあ意外な拾い物をした」っていう感じで楽しめる作品だった。
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