これは、品川のIMAXシアターに観に行ったんだけど、観に行った価値あったね〜IMAXのクリアな画面で、しかも3Dの大迫力の画面で観ると、この作品のみ力を最大限楽しむことが出来るような気がするな。ゼメキス監督、いい作品をありがと〜!って感じ。

日本でもクリスマスは一大イベントなんだけど、どちらかっていうと、カップル向けのイベントになっちゃっているような気がする。この作品では、そろそろサンタ・クロースの存在を疑い始めた男の子が主人公。その子が、クリスマス・イブの夜に突然うちの前にやってきたポーラ・エクスプレスにのって北極圏にサンタに会いに行くお話なんだけど、観ながら何度もじんわり来てしまった。

今回IMAXシアターで観たことによって、ポーラ・エクスプレスで北極圏まで向かうまでの道のりは、相当な迫力で観ることが出来た。汽車がジェットコースターのように登ったり降りたりの線路を進むシーンなんかも、あたかもジェットコースターの一番てっぺんからびゅーんと降りる感覚は、遊園地で乗っているときとほとんど同じ。すごい迫力。それ以外にもポーラ・エクスプレスの金色のチケットが風に飛ばされて、オオカミたちの群れが走っている所をひらひら舞ったりするシーンも、立体的なのでとてもリアル。そして何より、最初から最後まで、アニメーションとは思えないリアルな描写が、この作品をより質の高い物に仕上げたんだって思う。車掌さんなんて、頭ハゲにして、髭つけて、めがねかけたトム・ハンクスそのものだった。

ただ単に、サンタに会いに行くまでの過程を描くだけでなく、ちょっとミュージカル風なシーンを作ってみたり、いかにも貧しくて恵まれてなさそうな男の子と、クリスマスは素晴らしい物だって強く主張する女の子のデュエットとか、歌もふんだんにもりこまれている。もともと絵本が原作だってことなので、こういう「音」の要素を盛り込むことによって映画ならではの良さを十分出しているかな。トム・ハンクスホットチョコレートの歌を歌うシーンがあるんだけど、これがもうトム・ハンクスがノリノリで歌ってるんだよね〜しかも結構上手。本人も相当楽しみながら歌ってた様子だったな。

それにしても、アメリカ人にとってのクリスマスって本当に大切な行事なんだろうな。そうそう、スペインでは、プレゼントは1月7日だとか8日だとかに、サンタ・クロースじゃなくて、イエス・キリストの誕生をマリアに伝えたという東方の三賢人なんだって。ドイツでも、アメリカ風のクリスマスはやめようみたいな動きがあるらしく、同じキリスト教を主としている国々の間でも、それぞれの国のやり方があるらしい。

日本人にとってはやっぱりクリスマスよりもお正月かな。お正月くらい、着物着たり、初詣に行ったり、おせちだのお雑煮だの食べて、昔からこの国の人たちが祝ってきたのと同じスタイルで、自国の文化を大事にする日にしたほうがいいじゃないでしょうか。そういう意味では、最近は元日から営業しているお店もあるんだけど、その従業員の人たちにも家族がいるわけだし、家族みんなでその人達がお正月を迎えられるように、元旦くらいはお休みにした方がいいんじゃないでしょうかね。初詣に行くためには交通機関が動いていなければいけないので、大晦日から元旦にかけての初詣は、自分のうちから車か徒歩で行くことの出来る近くの神社に行くとかね。遠くへの初詣もお店の営業も、二日以降にしたらどうですかね。

かなり質の高い作品。この作品は、DVDを買って何回も観たいかなとおもっちゃった。3Dで観たいので、DVDの時には3Dにして、紙製のやつでいいので3D眼鏡つきで売って欲しいものだ。

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