スパイダーマン2　IMAXシアター版

いつの間にかなくなってた新宿のIMAXシアター。いつの間にかできてた品川のIMAXシアター。この品川のIMAXシアターにスパイダーマン2を観に行ってきた。1回観ているから、ストーリーはわかっているんだけど、わかっててもいいものだ。

IMAXシアターで観て気づいたこと。それは、トビー・マグワイアのほっぺには何か、馬の蹄のような形の傷って訳じゃないけど模様というかそういうのがあること。MJの顔の細かいシワとか、細かいところまでとてもよく見える。あと、ドクター・オクトパスの眉の間には、おそらく剃ったんじゃないかと思われる跡とかさ。剃った後、少し時間が経ってちょびちょび生えて来ちゃっているような感じだったんだよね。この人剃らなかったら本当は眉毛つながっているのかも。恐るべしIMAX。
スクリーンの大きさは、最初はちょっとバーーーンって感じだったんだけど、結局観ている間にそれに慣れちゃって、IMAXなんだっていうのは観ている間は忘れてた。

あ〜これを読む人の中にはまだ観てない人もいるかもしれないからネタばれはまずいか〜。アクションやCGがこの作品のおもしろさでもあるかもしれないけど、私はこの作品を観ると、2回目でも（おそらくこの後何回観ても）涙うるうる来ちゃうシーンがいくつもあるんだよね。前作で最愛の夫をなくしたメイおばさんとの絡みとか、スパイダーマンと地下鉄の乗客とのシーンとか。メイおばさんは本当に逞しいというかカッコイイ。生活は苦しいし、おじさんを亡くして寂しい思いをしているんだけど、それでもピーターにお金を持たせたりする優しさとか、家から立ち退きを命じられる前に自分から出て行ってやる！っていう気概とか。アメリカ版肝っ玉母ちゃんっぽい感じがする。

スパイダーマン2が単なるヒーロー映画で終わらないのは、トビー・マグワイア演じるピーター・パーカーの内面が結構丁寧に描かれていて、ツライ思いをしていたり、ちょっとうれしくなったり、そういう彼の気持ちに感情移入できて、単にカッコイイだけのヒーローじゃないんだってことがわかるからなのかもしれない。このおかげでずいぶんと奥深い作品になっている気がする。昔スパイダーマンの実写版かな、なんか小さくてほとんど覚えていないんだけどテレビでやってたと思うんだけど、それはただ単に困っている人を助けてくれて、悪いヤツをやっつける単なるヒーロー物だったように思う。

スパイダーマン3が今から楽しみだな〜
次の作品では、ピーターのお友達のハリー君が悪に転じるか、善に転じるか、それが楽しみだよ。