メリー・ポピンズ

2004年10月19日
今まで、ディズニーランドのパレードに出てくるから、メリー・ポピンズがディズニーの映画だってことはなんとなく知っていたし、「チムチムニーチムチムニー♪」の音楽はとても有名なのでこちらも知っていたけど、映画自体は観たことがなかった。

まあ古い時代のもだから映像的にちょっと稚拙なところは感じられるけど、でも、ディズニーお得意のアニメーションと、オーディオアニマトロニクスを盛り込んだディズニーらしい映画になっていたような気がする。

最近の映画に比べれば展開がかなりのんびりしているので、やや「中だるみ」的なところがないわけじゃないけど、当時はこんなものかも。マイ・フェア・レディとかもとても長くてのーんびりした展開だったしね。

不思議な力を持ったメリー・ポピンズが乳母としてバンクス家にやってきてから、子供達はメリーやバートと不思議な体験をいくつもするというお話。この映画を観てようやく、ディズニーのパレードで、メリー・ポピンズのフロートに、メリー・ポピンズ以外に、男の子と女の子と男の人が乗っている理由がわかったし、そのフロートの周りになんでペンギンがいるのかもわかったという感じ。ペンギンって映画の中に出てくるキャラクターだったのね〜こうして古い作品を観ていると、いろんなことがわかって結構おもしろいかも。

あと、この作品にはディック・ヴァン・ダイクという俳優さんが、バートの役で出てくる。彼は、チキチキバンバンにも出ているし、オズの魔法使いの「かかし」の役もそう。この、「メリー・ポピンズ」でもペンギンと一緒に軽やかなステップで踊ったり、煙突掃除仲間たちと屋根の上で華麗なダンスを披露したりと、本当に大活躍!今の映画みたいに、ド派手なアクションや、CGばかりの映画の中では彼はなかなか活躍のチャンスがないかもしれないけど、昔のミュージカル仕立ての、作品の中で歌や踊りを目一杯楽しむような昔の映画では、欠かせない存在だったのかもしれない。やっぱり昔と比べて、最近はせっかちな世の中になってしまったのかもしれない。

そんなわけで、のんびりとした気持ちでみれば良い作品だと思う。作品としてはいいと思うんだけど、ひとつだけどうしても気になったのがメリー・ポピンズのキャラ。確かに、乳母として甘やかしてばかりはいけないというのはわかるんだけど、子供達に対してだけでなく、バートとか、他の人たちに対しても結構「たかびー」な性格じゃない?いろんな楽しい体験をさせてくれるという点では子供達も喜んだかもしれないけど、もうちょっとフレンドリーな性格のメリー・ポピンズでもよかったんじゃないのかな〜なんて思ったりして。その部分だけがちょっとひっかかったけど、それ以外はディズニーの魅力がつまった映画ってことで。

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