ヴィレッジ

2004年9月20日
ここのところなんだかいろいろ用事が入っていて、休日に劇場に行く時間がなかった。今日は久しぶりに劇場に。しかも2本はしごしちゃった。

シャマラン監督作品を観るのはこれが四作目か。私が初めて観た「シックス・センス」の出来がよくて、そのあと「アンブレイカブル」、「サイン」がいまひとつだったんだけど、今回のこの作品は素晴らしい。そうだな〜「シックス・センス」は、ストーリーもどんでん返しがあってかなりおもしろかったんだけど、観終わった後ちょっと悲しい気持ちに。だけどこの作品は、観終わった後も、なんだか希望がある感じですごくよかった。そして、何よりストーリーが秀逸。誰がこんなストーリーを予想しただろうかという感じ。

そうだ!そういえば、この作品のCMはネタばれしてないよ。久しぶりにCMのネタばれなしに作品を楽しめたかもしれない。少なくとも、CMを見ていても、私自身はこの作品のストーリは全然読めなかった。しかしほんとに面白いストーリー考えたよな〜

この作品にはエイドリアン・ブロディが出演している。彼を前回観たのはアカデミー主演男優賞をとった「戦場のピアニスト」だったんだけど、あの悲しくてギリギリの演技とはうって変わって、今回は少し知恵遅れの若者を演じている。でも、物語の中でキーになる人物。ある意味今回の作品でも悲しい役を演じている。
あと、ルシアス・ハント役で出演しているホアキン・フェニックス。観ているときは、何で観たっけな〜誰だったっけな〜と思いながら観てたけど、シャマラン監督の前作、「サイン」に出てたのね。それは結構すぐに思い出したんだけど、調べてみると「グラディエーター」の、ラッセル・クロウを妬んで家族を殺させる王子様役だった。今回後半はずっとセリフがないんだけど、結構感動的なシーンを演じています。
さらに、今回主役のアイヴィー役を演じているブライス・ダラス・ハワードは、この作品以前はほとんど注目されない女優さんだったみたい。インターネットで調べてみても、「アポロ13」とかに出ていたらしいけど、おそらくエキストラでの出演だったみたいで名前も出てこない。今回の作品では盲目の女性を演じていて、純粋で勇気のある一本芯の通った女性の役にぴったりだった。

物語の中では、ホラームービーにつきもののあのいやーな緊張感がずっと続く。「あ〜、何か出る。何か来る。あ〜やだやだ!!」って、小心者の私はビクビクしながら観るんだけど、それが、最後の最後に解放されるんだよね。「やれやれ」って感じ。でもその解放されるストーリーの流れが素晴らしいんだよな〜。

今回の作品でもシャマラン監督自身もちょい役で出演している。すんごく地味に、しかも「その出方は計算しすぎでしょ」という感じで出てくる。私は好きなんだけどね。

前作、前々作はやや低調だったけど、この作品でまたしても私の中のシャマラン監督株は急上昇!これからもこんな風に、「まさかこんな展開とは!」って予想もつかない面白い作品を作り続けて欲しいものだ。

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