デンゼル・ワシントン主演のこの映画。これも飛行機の中で観たんだけど、日本では10月の下旬に公開されるとのこと。原題はMan of Fireというタイトルで、80年代のA.J.クイネルという人が書いた小説が原作となっている。この作品だけの単発作品じゃなくてクリーシーシリーズとして続くらしい。

この作品を作った監督が「スパイ・ゲーム」っていうブラッド・ピットとクリント・イーストウッドが共演した作品の監督だって聞いたときは、「あ、でもこの作品は、『スパイ・ゲーム』よりはよいできだったかな〜」と思った。あれは近年まれに見る手抜き作品で、クリント・イーストウッドもブラッド・ピットも真っ青のB級作品だったと思う。この作品も、「スパイ・ゲーム」よりはましとはいえ、B級になりがちな方向に原作を変更している向きはあったんだけどさ。こんなことを私が申し上げる立場には到底ないことはわきまえているつもりだけど、敢えて言わせてもらいましょう。「あなた、万人受けするヒット作品にすることだけを念頭に映画作ってません?」

まだ公開されていないってことだからストーリーのことはあまり書けないなぁ。

作品全体に暗い影というか緊張感があるのは、やはり原作の中で作り出されたこのクリーシー自身につきまとう影のようだ。これまでの暗殺任務で心が疲れ果ててしまったクリーシーと、そのクリーシーが気乗りしないけどボディーガードを引き受けてピタの無邪気な様子との対比がこの映画の前半部分の軸。「アイ・アム・サム」に出ていたダコタ・ファニングは、見た目も無邪気な感じでこの役にぴったりと思った。

どうやら映画の方は原作のストーリーとは途中から180度かわっちゃったみたいだな〜
原作も読んだ訳じゃないんだけど、ネットで書評とか読んでるとそう思える。原作通りだと暗すぎるからかしら。

ストーリー的には別に大画面で観なくても楽しめるから、どうしても劇場に観に行って欲しいというわけではないかな。でも、デンゼル・ワシントンも雰囲気出てるし、それなりにまとまった作品ではあると思うので、劇場まではちょっとという人でも、DVDでは楽しんで欲しいな。私も原作のクリーシーシリーズも読んでみようかな。

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