リディック

2004年8月12日
この作品には「ピッチ・ブラック」という前作があるということを、おすぎとピーコもちゃんと知ってるだろうか?前作はとにかく地味だったの。ヴィン・ディーゼル以外にはメジャーな俳優さんはほとんど出ていなかったはず。しかも当時のヴィン・ディーゼルも、それほど名前が売れていた訳じゃないと思う。それなのに、意外にきれいにまとまっていて、作品としての質は高かったと思うんだけど、観るからに「低予算」映画だった。

しかし、今回の作品は、大々的に宣伝を打っただけのことはある。前作に比べると遙かにお金がかかっているし、音も映像も断然迫力を増して、まさに「大作」に仕上がってたね。いやいや驚いた。前作の地味っぷりからは想像も出来ないくらい出世したって感じ。あ、でも、前作を観ていなくても十分楽しめる。前作のストーリーと今回のお話は、一応つながっているけど、そんなに関係してない。登場人物が数人、前作とかぶってるくらい。「ピッチ・ブラック」を観ていない人も、とりあえずリディックは劇場に観に行った方がいい。今回の迫力はやっぱり劇場で楽しむべきだと思うしね。

作品についてじゃないんだけど、最近映画を劇場に観に行くと、「あ、このシーンね」って、印象的なシーンはほとんどCMで見覚えがあるような感じになってしまっている。ちょっと残念。見に来て欲しいから、おもしろそうなシーンをCMで流してしまうんだと思うんだけど、ネタばれ気味で楽しみが減ってしまうような・・・前にも書いたんだけど、「マッチスティック・メン」っていう作品は、CMのせいでストーリのラストがよめてしまって、おかげで楽しみ半減!!!ってこともあったんだよね〜

さてさてリディック。
最初に宇宙船が出てくるんだけど、この宇宙船が趣味悪いんだよね〜そういう意味では、今回出てくる侵略者達の文化って、かなり悪趣味。なんていったらいいかな・・・・宇宙船は、鬼瓦を3つつけた感じのものが長くなって飛んでくるって感じ。まあ不気味だし、侵略する星の人たちを怖がらせるには効果絶大かもしんない。宇宙船の中とかも、不気味な彫刻目白押しだし。
あと、前作では、「低予算で宇宙物」っていうB級映画の要素を兼ね備えながらもなんとかB級の手前で踏みとどまったのは、比較的「おかしいよ!それっ!!」っていう部分が少なかったこと。でも今回は、話を大きくしすぎた分、「それはおかしいだろっ!」っていうシーンがいくつか見受けられたんだよね。これはちょっと残念だったかな。

ラストシーンは結構意外な展開。「そうきますか・・・」って感じ。なんでも、今作を第1部として、このリディックを3部作にする計画らしいんだけど、まあ2作目にはつながったよ。つながったけど、このラストシーンから次にどうするのかは結構興味深い。「どっちに展開するつもり?」って感じ。リディックの過去って、今回ほとんど語られないんだけど、もしかしたら次回作ではそのあたりのことに触れる予定なのかも。だけど、この作品を3部作にして、しかも駄作にしないためには相当の努力が必要だな。

夏休み作品の中では、結構いい作品だと思う。私としてはぜひ劇場に観に行って欲しいわ。

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