訳わかんないタイトルだと思ったでしょう?
これはロシアの映画で、すっごく古いのかと思いながらみていたら、意外に新しくて1986年の作品。
なんだかな〜 
独特の雰囲気があって、途中わけわかんなくてちょっとイライラするところもあったんだけど、その訳わかんなさが、ふとした拍子に別の惑星に来てしまった主人公と、なぜか道連れになってしまった青年とのとまどいを表現しているような感じなのかな。

いや、個性的な作品でした。
まず最初に驚くのは、80年代にしてはあまりにちゃちな飛行船の姿。
お寺の釣り鐘みたいな形のものに、ヘリコプターのプロペラの、羽をもっともっと短くしたようなものがただくるくる回っているような感じ。
しかも、飛んでくるときに「ぷーぺーぷーぺー」みたいな、チャルメラのラッパを情けない感じにしたような音を出しながら飛んでくる。
いきなりどすんと着陸したかと思うと、ドアがほんとにバタンと開いて・・・「???」な登場をするのですよ。せっかくだから、観たいと思ってしまった人のために詳しくはいいませんが。
この「???」っていうのは、絶対観客も、主人公と道連れ青年も、同じだと思うんだよね〜

とにかく、そこは異星なもんだから、地球上での価値観というのはまったく通用しないわけ。
牛ほど大きくないけど、お鼻に鈴をつけられたりとか、妙な格好でご挨拶しなくちゃいけないとか、理不尽な階級制度とか。あと、お金以外のもので、地球ではどうってことないような物に異常に執着したりね。

しかも、キン・ザ・ザには「良心」というものがかけらもないのかというくらい、みんな隙あればだましたり、権力振りかざして弱い者いじめしてみたり、「その惑星の存在自体が不幸」といわれるのもいたしかたないくらい。

そんな中で、主人公も道連れ青年も大変な苦労をするのだよ。
そして、いろいろ迷惑かけられたり、だまされたり、まあそういうこともあったのだけれど、キン・ザ・ザで行動をともにしていた仲間とも、いざ離れるとなると義理を感じたりする。

この映画の中で特筆すべき点といえば、幕間(なんと幕間があったのだ!80年代の作品にしては珍しい!!)にキン・ザ・ザ語のボキャブラリー紹介があることと、そして映画の最後のシーンかな。
うちではしばらくキン・ザ・ザ語がはやってます。簡単だから誰でもすぐ覚えられるね。

う〜ん、おすすめかといわれれば・・・・それほどでもないんだけど、ま、お時間余っていて、ちょっと変わった刺激を欲しているあなたにはまあいいんじゃないでしょうかね。

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