少林サッカー好きだった人!
そんなあなたには、この作品も受けるに違いないね。
ストーリーとか、そういうのきちんとしてないと納得いかないわ!っていう人。
そういう人には向きません。見に行かない方がいいでしょう。でもどうしても気になっちゃった場合は、DVDになるまで待って、しかも新作じゃなくなって、安くレンタルできるようになってからチェックするようにしましょう。

私は少林サッカーにはまっちゃった人だから、結構けらけら見ながら楽しみました。ストーリーは、もう隠しても仕方ないくらいだし、隠しようにも全然ストーリーがないから、言ってしまってもいいでしょう。
なんちゃら村っていうタイの田舎の村では、村人達がとにかく信仰厚くて仏様を拝んでいるんだけど、そんな村で唯一のお宝といえるような「オンバック」っていう仏様の首が盗まれちゃって、主人公がムエタイの技を次々といろんな場面で繰り出しながら仏様を取り返すって言うストーリー。3行ちょいでこの映画のストーリーはおしまいなのよ。

でも、動きはとにかくすごいんだよね〜
映画のCMでも、ワイヤーなし、CGなし、早回しなしってことを「売り」にしてるくらいだから、そういうのはなくて、ひたすら体力勝負。
主人公はもともとスタントマンらしい。いや、すごくがんばってる!!体をはった演技を通り越して、命がけの演技といっても過言ではないくらい。
最後のエンドクレジットのところでメイキングが流れるんだけど、ジャッキー・チェン以上の練習っぷりだし、ジャッキー以上に「危ない」。
なんか、「こういうことをしたら俳優に危険だから」という観点からは映画は作られていなくて、「絶対こうしたらおもしろいよね!だからこうしよう!じゃ、がんばって!」って感じで、この俳優さんもふくめ、ケガは日常茶飯事。よく死ななかったよね〜

ムエタイの技って、勢いをつけて威力を増すためだと思うけど、とにかくぐるぐるやたらまわるんだよね。そのまわりっぷりとか、まあ映画だから派手にしているとしても、やっぱりみていておもしろい。
追いかけられて逃げているところも、あれこれくぐり抜けたり、すり抜けたり、飛び越えたり、人の力だけでよくここまでがんばったとほめてあげたいくらいだ。一応カーチェイスもあって、でも車はタイの、前がバイクみたいになっているタクシー。たぶん、スピード的にはそんなにすごい訳じゃないだろうけど、これもやっぱり「がんばってるな〜」という感じ。

動きを楽しむ映画ということで、まあDVDでもいいかもしんないけど、この作品を気に入っちゃった私としては劇場にも観に行ってあげて欲しいわ。

あ、その主人公の俳優さんがね、顔の印象というか、雰囲気は、名倉潤そっくりなんだよね。前にバラエティ番組の企画で、「現地人のみ入場料無料という寺院に名倉は顔パスで入れるか?」っていう企画があったんだけど、彼はなんなく「現地人」として入ってた。
この映画を見れば、名倉なら全く問題ないよって感じだったな。同じ系統だもん。絶対タイ人だと思う、彼は本当は。

どこまでがどうなのか知らないけど、タイもバンコクと田舎の村とでは、全然生活違うんだな〜と思った。東京と、どこかの田舎の村を比べても、そりゃあ違うわけだけど、でもテレビとか電話、電気くらいはあると思うんだよね。タイの村はないんだな〜

ま、そんなわけで、「話題作り」にと割り切って観に行くのがよいかと。

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