劇場公開時は大変話題になった作品だったので、一度観てみなくてはと思っていたのだけど、う〜ん、観ないまま「まだ観ていない大作」にしておいた方がよかったかもな〜 単にディカプリオとキャメロン・ディアスが出ているだけだったかも。なんだか観ているうちに飽きてきちゃって、疲れてしまった。

移民がどんどんアメリカに流れ込んできている頃、19世紀半のニューヨークが舞台で、そこではもともとアメリカにいた人たち(っていっても、その人達もみんなより少しだけ自分たちの先祖が移民してきたにすぎないけどさ)と、アイルランドから流れ込んでくる移民達のグループの間の抗争がテーマ。とにかく混乱していた時代らしい。貧しさのため新大陸に行けば豊かな暮らしができるかもしれないと、一縷の望みをもってアメリカにやってきたアイルランド人達は、そこは夢の大陸なんかではなく、移民に対する差別や、食べるためにいきなり波止場で徴兵されて南北戦争に「祖国のため」に駆り出されたりする。なんてことがあったことは今まで知らなかったから、まあそういう意味ではアメリカの歴史の勉強をしたって事で・・・

途中で全然わけわかんなくなっちゃったのは、ディカプリオの父親を殺したブッチャーことビルが、なんだかとても良い人のように描かれていて、成長したディカプリオは父親の復讐を忘れたかのようにビルを慕っているように見えた。復讐のために本心を隠して取り巻きの一人になっている様には全然見えなくて、心から慕っているようだったにもかかわらず、ある日突然思い出したかのように復讐してみようとしたりする。演技が良くないのか、脚本がいけないのか・・・

大作だったとは思うけど、何がいけなかったんだろう?と首をかしげたくなるほど、あまりおもしろくなかった。無条件でディカプリオのファンだという人、キャメロン・ディアスが好きな人、大混乱を極めていたアメリカの歴史を垣間見たいという人にはおすすめしますが、私の感覚では全然おすすめ作品ではありません。

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