レディー・キラーズ

2004年5月14日
予告編の時から気にはなっていたけど、ラッキーなことに試写会に当たったので、一足先に楽しむことが出来た。

コーエン兄弟監督作品だけど、つい先日みたバーバーよりはわかりやすくおもしろい。コーエン兄弟の「オー!ブラザー」はカントリーミュージック。つい先日みたバーバーはベートーベン、そしてこの作品ではゴスペルミュージック。オー!ブラザーの時の音楽は「いい曲がおおいな〜」って思うくらいだったし、バーバーでは「きれいなメロディだな〜」と思っていただけだったんだけど、この作品を観てようやく、彼らは各作品ごとにいろんな音楽をちりばめていて、音楽にもこだわってるのね〜なんてことに気が付いた。映画作るときって、どこからつくるのかな?
もしかしたら、コーエン兄弟は、まず「今度の映画どんな音楽にする?ゴスペル系?」なんて相談して、ゴスペルだったら舞台は南部で、登場人物はよく教会に通ってそうな人で・・・なんてストーリーをふくらましていっていたりして。

ま、それはさておき、「レディー・キラーズ」なんてタイトルだから、あたかもホーム・アローンのカルキン君みたいに、殺しにきた奴らを、おばさんが知恵をひねりにひねってやっつけるのかと思っていたら、全然そうじゃなかった!ストーリーはまったく予想も付かない展開だった。ネタばれしないように、これ以上はかかないけど、おもしろい! 途中まではやたら気取ったトム・ハンクスがちょっと滑稽な感じで、なんだかのんびり話が展開していくんだけど、後半はもう次から次へと・・・あっという間にラストまで。
脚本も面白いと思うけど、映像的にもおかしいところはけっこうあった。一番最初に唐突に、トム・ハンクスの仲間達がみんなで一つの目的のために集まる前はどんな様子だったかってことを手短に描き出しているシーンがあるんだけど、頭悪いけど力は強そうなやつが、アメフトやっていて、ワン・プレーごとにぶっ倒されるシーンがある。このときのカメラはその本人がヘルメットからみているものを映し出していて、倒れるたびに彼の足がヘルメットからみえるような映し方とかがすごくユニークだと思った。

そんなわけで、この作品はオススメ。軽く観て、笑って、楽しめる作品。

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