ピッチ・ブラック

2004年4月13日
DVDで観た作品。
ヴィン・ディーゼル以外は聞いたことのない出演者ばかり。恐らく予算もかなりお低予算で作られたと思うのだけれど、それでも「そりゃあないよ」ってがっかりするようなシーンはなくて、とても丁寧に作られていた作品だと思った。
SFの要素と、人間が極限状態に陥ったときに見せる残酷さなんかを描くパニック映画的な要素も併せて描かれている。

近未来の映画で、宇宙船で銀河を旅することが出来る時代。ある輸送船が惑星に不時着するところからこのお話は始まる。不時着で乗客の多数とクルーが死んでしまい、残った者達は、敬虔なイスラム教徒の親子4人と、古物商のフランス人?と、警官、護送中の囚人、一人旅の子供に、女性一人、男性一人。あと女性乗組員。

最初はこの護送中の囚人が、次々に生き残った人たちを殺していって・・・というお話かと思ったんだけど、そうじゃなかった。この惑星には、得体の知れない生き物がいて、絶望的な状況の中でどうやって生き残っていくかというお話になってくる。パニックに陥った人というのは死んでしまう。最後までなんとか正気を保てた人が生き残るのだけれど、私自身はすぐにパニックに陥っちゃうからダメだな。真っ先に死んじゃう人っぽい。

テーマ的には一つ間違えばどうしようもないB級作品になりがちなテーマなんだけど、冒頭に書いたとおり、おかしなところが少しもなく、最後までしっかり観られる。しかも、終わったときの後味も悪くない。ハッピーエンドとはとうてい言えないまでも、少し希望の残る終わり方もよかった。

ヴィン・ディーゼルの目は義眼という設定になっているんだけど、実際の彼が義眼なわけないから、あれは彼の本当の目なのかな。本当にガラスかと思うくらい、とてもきれいな目が印象的だった。

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