ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間
2004年2月11日いよいよ今週末にはシリーズ最終作が公開される。
その前に、DVDで前二作を復習ということで、まずは一作目の「旅の仲間」。
DVDでは30分以上、公開時にはカットされてしまった場面が追加されている。
「う〜ん、このシーンはなかったかな?」とおぼろげながらわかるシーンもあるけど、もともと長い映画なのでさらに見応えが。
改めてもう一度観てみると、もちろん演出や俳優さん達の上手さもあるとしても、それぞれのキャストがピタリとはまっている。
私が一番はまり役だな〜と思っているのは、ガラドリエル役のケイト・ブランシェット。エルフの女王という役柄がぴったりで、神秘的であり、少し近寄りがたいほどの気高さがあって、しかも美しい。リブ・タイラーのアルウェンもはまり役だなと思うのだけれど、やっぱり私の一押しはガラドリエルかな。
公開時に一作目を観たときは、そのずしりと重い作品に「すごい映画ができたな」と感心した。トールキンの原作自体もすばらしいのだと思うけど、あの物語がもっている重さ、読む人に問いかけるようなメッセージ性、どうしてこんなお話を思いついたのだろうと思わせる壮大なファンタジー性、そういったものを見事に映像化しているなと思った。
でも、一作目は、二作目に比べると、やっぱり「序章」でしかないという感じなのだ。
一作目よりは二作目の方がおもしろかったし、ということは、最終話に対しても否応なしに期待が高まる。
この作品の感想を書くのは難しい。
とにかくとても印象的であることは間違いない。
旅の仲間達のそれぞれのキャラがしっかり映画で描かれていて、それぞれのキャラに対してとても親しみを感じたりもする。
だけど、いちばん「堪える」のは人間の心の弱さが描かれているところかな。人間の心がここまで弱くなければ、もしかしたらエルフやホビットたちも、今でも仲良く一緒に暮らしていたかもしれないと思ったりもする。
結局お話の中でも、人間が力の指輪を捨てられなくなってしまったために、ホビットのフロドが後世にあんな重荷を背負わなくてはならなくなってしまったり、サウロンから指輪をもらった9人の人間達はナズグルになってしまうし、ボロミアも最後は改心するものの、指輪の魔力に負けてしまうし。人間は心の弱い人間であるように描かれていたように思う。
日本語訳されている指輪物語は、その訳がちょっと不自然だったりするのであまり入り込めないのだけれど、その代わりといってはなんだけど、この映画が、あたかも本を読んだ後のようなずっしりとした印象を与えてくれる。
本の名作はずっと読み継がれていて、「あの作品は読んだかい?」なんて話題にもなるだろうけど、指輪物語に関しては、「指輪物語は観たかい?」っていう感じで語り継がれるような作品になるんじゃないかな。
その前に、DVDで前二作を復習ということで、まずは一作目の「旅の仲間」。
DVDでは30分以上、公開時にはカットされてしまった場面が追加されている。
「う〜ん、このシーンはなかったかな?」とおぼろげながらわかるシーンもあるけど、もともと長い映画なのでさらに見応えが。
改めてもう一度観てみると、もちろん演出や俳優さん達の上手さもあるとしても、それぞれのキャストがピタリとはまっている。
私が一番はまり役だな〜と思っているのは、ガラドリエル役のケイト・ブランシェット。エルフの女王という役柄がぴったりで、神秘的であり、少し近寄りがたいほどの気高さがあって、しかも美しい。リブ・タイラーのアルウェンもはまり役だなと思うのだけれど、やっぱり私の一押しはガラドリエルかな。
公開時に一作目を観たときは、そのずしりと重い作品に「すごい映画ができたな」と感心した。トールキンの原作自体もすばらしいのだと思うけど、あの物語がもっている重さ、読む人に問いかけるようなメッセージ性、どうしてこんなお話を思いついたのだろうと思わせる壮大なファンタジー性、そういったものを見事に映像化しているなと思った。
でも、一作目は、二作目に比べると、やっぱり「序章」でしかないという感じなのだ。
一作目よりは二作目の方がおもしろかったし、ということは、最終話に対しても否応なしに期待が高まる。
この作品の感想を書くのは難しい。
とにかくとても印象的であることは間違いない。
旅の仲間達のそれぞれのキャラがしっかり映画で描かれていて、それぞれのキャラに対してとても親しみを感じたりもする。
だけど、いちばん「堪える」のは人間の心の弱さが描かれているところかな。人間の心がここまで弱くなければ、もしかしたらエルフやホビットたちも、今でも仲良く一緒に暮らしていたかもしれないと思ったりもする。
結局お話の中でも、人間が力の指輪を捨てられなくなってしまったために、ホビットのフロドが後世にあんな重荷を背負わなくてはならなくなってしまったり、サウロンから指輪をもらった9人の人間達はナズグルになってしまうし、ボロミアも最後は改心するものの、指輪の魔力に負けてしまうし。人間は心の弱い人間であるように描かれていたように思う。
日本語訳されている指輪物語は、その訳がちょっと不自然だったりするのであまり入り込めないのだけれど、その代わりといってはなんだけど、この映画が、あたかも本を読んだ後のようなずっしりとした印象を与えてくれる。
本の名作はずっと読み継がれていて、「あの作品は読んだかい?」なんて話題にもなるだろうけど、指輪物語に関しては、「指輪物語は観たかい?」っていう感じで語り継がれるような作品になるんじゃないかな。
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