シービスケット
2004年2月7日ストーリーは、実話をベースにしているだけあって、つじつまの合わないところなどはあまりない。全体としても感動作品に仕上がっているけど、映画作品としては、前半やや苦しいか。
ストーリーでは3人の人間がコアになる。
前半はその3人が出会うまでの悲しい過去をそれぞれ展開しているのだけれど、3人分をかくものだから、「ぶつ切り」感があって観ていてちょっと落ち着かない。
なかなか登場人物達に感情移入できないのだ。ま、カウボーイのトムはともかく、馬主のチャールズとジョッキーのレッドが悲しい過去をもっているということはわかるんだけどね。
だけど3人が出会って、シービスケットという馬を強い馬に育てていくうちに、人間達の方も成長したり、壁を乗り越えたりしていく様子が描かれるのだけど、映画に引き込まれるのはこのあたりからだろう。
シービスケットが世紀のマッチレースに勝つまでは、とにかく登場人物同様「勝てるだろうか」とどきどきしながら観ることが出来る。
チャールズとレッドとスミスの関係は、一緒に目標に向かうチームでもあり、良き友人であり、そして「家族」のようなものかなと思う。
チャールズがレッドのことをどんな風に思っているのかということは、映画の中でははっきりわかるようには描かれていない。
だけど、息子が死んだ悲しみの中で使っていたちっちゃなおもちゃのゲームをレッドの手術中にずっともてあそんでいる様子や、歩くこともままならないレッドがまた馬に乗ることに最後まで反対する様子は、息子に対する父親の姿そのものだったようにも思う。
小さな体で、挫折にも負けずにまた栄光を勝ち取るシービスケットが、暗い時代の人々の心に光を与えた事実をもとにした映画だけあって、後味のいい映画に仕上がっていました。
ま、日本にも、102連敗して人々に愛されているハルウララなんて馬もいるけどね。今は「当たらない」ことで人気を博しているハルウララだけど、今度武豊が騎乗して勝っちゃったら、その後の人気はどうなるのかしら。
ストーリーでは3人の人間がコアになる。
前半はその3人が出会うまでの悲しい過去をそれぞれ展開しているのだけれど、3人分をかくものだから、「ぶつ切り」感があって観ていてちょっと落ち着かない。
なかなか登場人物達に感情移入できないのだ。ま、カウボーイのトムはともかく、馬主のチャールズとジョッキーのレッドが悲しい過去をもっているということはわかるんだけどね。
だけど3人が出会って、シービスケットという馬を強い馬に育てていくうちに、人間達の方も成長したり、壁を乗り越えたりしていく様子が描かれるのだけど、映画に引き込まれるのはこのあたりからだろう。
シービスケットが世紀のマッチレースに勝つまでは、とにかく登場人物同様「勝てるだろうか」とどきどきしながら観ることが出来る。
チャールズとレッドとスミスの関係は、一緒に目標に向かうチームでもあり、良き友人であり、そして「家族」のようなものかなと思う。
チャールズがレッドのことをどんな風に思っているのかということは、映画の中でははっきりわかるようには描かれていない。
だけど、息子が死んだ悲しみの中で使っていたちっちゃなおもちゃのゲームをレッドの手術中にずっともてあそんでいる様子や、歩くこともままならないレッドがまた馬に乗ることに最後まで反対する様子は、息子に対する父親の姿そのものだったようにも思う。
小さな体で、挫折にも負けずにまた栄光を勝ち取るシービスケットが、暗い時代の人々の心に光を与えた事実をもとにした映画だけあって、後味のいい映画に仕上がっていました。
ま、日本にも、102連敗して人々に愛されているハルウララなんて馬もいるけどね。今は「当たらない」ことで人気を博しているハルウララだけど、今度武豊が騎乗して勝っちゃったら、その後の人気はどうなるのかしら。
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