テアトル銀座で見たんだけど、「たまにはこういう作品もいいかな」という、見終わったとなんだかほのぼのとする作品。いろんな人たちが一つの家に暮らしていること、そのみんながそれぞれいろんな考え方を持っていることなどなど、自分の価値観とはかなりかけ離れた生活が繰り広げられているので、最初は「???」という感じだった。でも、この「???」という間に、登場人物の特徴が描かれているので、その後のストーリーにはぐいぐい引き込まれていく。

詳しいストーリーは書かないようにしたいのだけれど、私が一番好きだったのは、主人公達のおじさんが突然キレるシーン。それまで緊迫した雰囲気が一変して、私はもう大笑い!
あと出てくる登場人物で、地味だけどものすごく人間味があって大好きだったのは、主人公達のお父さん(配管工らしい)に、修理を頼むおじさん。おじさんは離婚して寂しい生活を送っているのだけれど、わざと壊したりして主人公達のお父さんを呼んだり、このお父さんがお母さんとよりを戻そうとやってくるときに、一緒について来たりしてくれるのだ。

そして何よりもこの映画をハッピーにしているのはラストシーンだろう。
どのシーンでこんなにほろほろっと来たのかは思い出せないのだけれど、見終わったときにちょっと涙をぬぐったりして。ストーリーとしては派手さはまったくないのだけれど、心が温まるいい映画だったように思う。

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