キル・ビル

2003年10月28日
観て来ました〜話題作。
事前の宣伝がすごかったからか、普段はあまり一杯にならない近所の映画館も結構な人。

感想をひとことでいうと、とても評価が分かれる作品。
血は飛ぶ、首も飛ぶ、手も足も飛ぶって、それはすごい。
昔のやくざ映画とかがこんな感じだったらしいのだけれど、最近ではとんとみかけないだけに、驚きというか衝撃というか笑えるというか・・・
あまりに血が噴出したり手が転がったりするもんで、かえって現実離れしていて気持ち悪くない感じ。

映画の構成もおもしろい。
いくつかの章で構成されていて、その順番は必ずしも時間の経過通りじゃない。
途中でアニメがでてきたり、「何の映画観に来たんだっけ?」と思わず考えてしまう感じ。
全編を通して必ず血が流れるとか、武器は刀だったりするところで一応まとまっているのでした。

結局、昔のやくざ映画風の演出といい、刀でのアクションシーンといい、アニメといい、タランティーノが好きなものをぜーんぶ映画に入れちゃいましたって感じ。
ここまでの映画を作っちゃうくらいだから、タランティーノは相当日本のやくざ映画が好きなのねと感心せざるを得ない。
私自身がもっとやくざ映画とかに詳しかったら、「あ、このシーンはあの映画のだ」とかって気づいてもっともっと面白いのかもしれないけど、私自身はそれなりに楽しんでみました。
そりゃあもちろん、失笑しちゃうようなシーンもあるんだけどね。
あと、千葉真一のシーンなんかも なんだか笑えます。

劇場から出ると、「こんな映画観にきちゃって損した気分〜」なんて言っている人もいたので、万人を満足させる映画でないことだけは確かかな。

刀を使うということを除いても、アクションシーンは結構迫力あり。
本物の刀はあんなにずっとぶった切ることはできないはずなんだけど、そういう現実的なことはすっかり頭から払いのけてみてくれれば満足できるでしょう。

あと、他にも感心したのはユマ・サーマンとルーシー・リューがすごくがんばって日本語のせりふをたくさんしゃべっていること。
外国人である二人しか出てこないシーンで字幕無しで観ているっていうのもまた不思議な感覚でした。

全体的には満足だった私は、第二作も結構楽しみ!
同じような刀での戦闘シーンじゃもうこっちは満足しないんだから、次作ではタランティーノがどんな仕掛けをしてくるのか結構楽しみです。

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